セイウンハーデスが前目の好ポジションから見事初重賞制覇を果たしました。
1着こそ2番人気で順当でしたが、2着9番人気、3着13番人気で七夕賞らしい波乱の結果に。
レース予想結果
着順 | 枠 | 馬番 | 馬名 | 重量 | 騎手 | タイム | 通過順位 | 上がり | 人気 |
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1 | 8 | 15 | セイウンハーデス | 57.0 | 幸英明 | 1:59.8 | 3-4-2-2 | 34.9 | 2 |
2 | 2 | 4 | ククナ | 54.0 | 石川裕紀人 | 1 1/4 | 3-2-5-4 | 34.9 | 9 |
3 | 1 | 2 | ホウオウエミーズ | 54.0 | 丸田恭介 | クビ | 8-7-8-6 | 34.6 | 13 |
予想は中々悲惨な結果に…特に手広く流したにもかかわらず2着3着に印が及んでいなかった点は反省したい。
各馬の次走に向けて考えを修正していきたいですね。
◎フェーングロッテン 14着
〇バトルボーン 4着
▲エヒト 8着
△セイウンハーデス 1着
△ヒンドゥタイムズ 7着
△カレンルシェルブル 9着
△ガロアクリーク 11着
△テーオーソラネル 10着
△グランオフィシェ 13着
△サンレイポケット 6着
想定ペース・・・ややハイ
実際のペース・・・12.4 – 11.6 – 11.5 – 12.6 – 12.6 – 12.4 – 11.7 – 11.6 – 11.4 – 12.0(スロー)
レース展開
レースは特に決まった馬が主張する訳でもなくバトルボーンが行く形に。続いてテーオーソラネルやセイウンハーデスといった馬が続く形。
逃げ馬は多く出ていましたが、皆が目標にされるのを嫌った結果ペースは60.7のスローに。潰れるのは誰だって嫌なのでかえってこういう流れになるのは競馬あるあるですね。
そういう流れもあって上手く立ち回った馬達の決着という形になりました。
1着~3着馬の評価
1着 セイウンハーデス △
出足もよく、相手を先に行かせても引っ掛かることなくリズムよく行けました。
前走はハナに立って落ち着くまで少し時間がかかったのですが今回はそういう事もなくスムーズな競馬で流れに乗れました。
王道の競馬という形で危なげない勝利。ブリンカー効果も出始めたのか今年に入って成績も安定し充実期に入った印象ですね。
2着 ククナ
好枠を活かし前目のポジションにすっとつけ、そのままインでじっとするというスローな流れでのお手本のような好騎乗。
個人的には前走のOPで目立った印象がなく軽視してしまいました。
七夕賞はここ最近猛威を振るっているキングカメハメハと距離短縮組で、今年も人気薄から馬券の絡む馬が出てきました。来年もこの系統の馬には要注意ですね。
3着 ホウオウエミーズ
マーメイドSに続きこちらも波乱を演出する3着に滑り込みました。こちらもククナと同じく好枠からインでロスなく脚を溜める形。
こちらも父がロードカナロアでキングカメハメハ系、血統的な後押しもありました。それでもやはり立ち回りの上手さが最大の要因でないかと思っています。
その他有力馬
14着 フェーングロッテン ◎
やはり本命に挙げた以上触れておかないといけないのがこの馬。
スタートこそ5分でしたがそこから全く進んでいかず後方からの競馬に。スローの展開にも福島にもあっていない立ちまわりになってしまい大敗を喫する形になってしまいました。
前走も逃げるまでに少しもたつきましたが、今回に関しては馬にも前進気勢が感じられず騎手の判断ミスとは言えない。
完全に抜かれてから再度伸びた前走といい、どこかレースへの前向きさを欠く感じをみせていたのですが、今回それが噴出してしまった感じ。
それでも戦績は今まで格好をつけていただけに1歩後退となる敗戦。次は再度思い切っていくことになるかと思いますが何か調教過程での変化が欲しいところ。
4着 バトルボーン 〇
展開のアヤでもありますが、先行力があるがゆえに押し出されてハナに立つ形になったのが惜しいところ。
久しぶりのレース+1番人気を背負って目標にされる形での4着で悲観する事はなさそうです。
ただ引き続き人気にはなりそうで馬券的妙味はあまりないかも。
レース総括
- 流れはスローで特に立ち回りの上手さが際立った3頭が上位に。
- セイウンハーデスは気難しい面が解消してきて充実期に入った印象。
- フェーングロッテンは前進気鋭がなく不真面目な点が露呈してしまい1歩後退の内容。