ブリーダーズカップに日本馬19頭が集結! デルマー競馬場の特徴はこちら

【2024安田記念】香港最強馬ロマンチックウォリアーが日本馬完封でG1・8勝目【レース回顧】

当ページのリンクには一部広告が含まれています。
安田記念24年レース結果

2024年安田記念は1番人気に応えて香港馬のロマンチックウォリアーが堂々の勝利。これでG1は8勝目と日本馬にその強さをまざまざと見せつけました。

香港馬の安田記念勝利は00年フェアリーキングプローン、06年ブリッシュラックに続く18年ぶり3度目の快挙となりました。

ここでは24年安田記念のレース回顧をしていきます。次走の参考になれば幸いです。

目次

レース予想結果

レース予想結果
スクロールできます
着順枠番馬名重量騎手タイム通過順位上がり人気
17ロマンチックウォリアー58.0J.マクドナルド1:32.36-533.41
25ナミュール56.0武豊1/213-1332.94
310ソウルラッシュ58.0J.モレイラハナ10-1133.12
エスキース

馬券は馬連が的中。春G1は◎が2着も多かったので今回はスッキリ。

当日の雨で〇セリフォスと▲ソウルラッシュの優先順位を入れ替えたりなどしましたが概ね前日の予想通りの印で。

△ナミュールは正直馬場でかなり悩みましたが最終的には能力を信じて。

◎ロマンチックウォリアー
〇セリフォス(▲に入れ替え)
▲ソウルラッシュ(〇に入れ替え)
△ガイアフォース
△ヴォイッジバブル
△ナミュール
☆ダノンスコーピオン
☆レッドモンレーヴ


馬連:◎ー〇▲△△△☆☆

想定ペース:ミドル

的中! 馬連:2850円

レース展開

レース展開

12.1 – 11.0 – 11.4 – 11.9 – 12.0 – 11.3 – 11.2 – 11.4(1:32.3)稍重
スローからの瞬発力勝負

ハナ争いはドーブネとウインカーネリアン。内のドーブネが主張するとウインカーネリアンは無理に抵抗せず2番手に。

前半は46.4でややスローの流れ。直線はロマンチックウォリアーが先に好位から抜け出しを図り、それを猛追するソウルラッシュとナミュールという図式。

ラスト3Fは11.3 – 11.2 – 11.4で雨で渋った馬場とはいえ早い上がりが要求される瞬発力勝負となった。

勝ちタイムの1:32.3は過去10年のタイムと比較しても後ろの方だが、何せ前日と当日昼から降り出した雨での稍重状態のためレースレベルの把握はやや難しい。

ただ今回の2着、3着はマイルCSでもワンツーで香港マイルでは3着、4着だった。おおむね実力通りの結果で更に上にロマンチックウォリアーがいたと考えるのが妥当に思う。

上位入線馬の見解

上位入線馬

1着 ◎ロマンチックウォリアー

絶好のスタートから内前目の6番手のポジションを素早く確保。この動きを毎回安定してできるからこそG1を7勝もしているという事でしょうね。

後はスムーズに直線を抜け出してくるだけといった感じで、イクイノックスのJCを彷彿とさせる序盤の動きで勝ちを引き寄せる立ち回りでした。

直線は横山典騎手のステラヴェローチェが外からがっちり締めにかかったが、手応えに余裕があり落ち着いて対処することができた。

瞬発力勝負でも日本のトップクラスに見劣りしなかったし、アウェーの日本で1番人気に推されながら堂々と先頭に立ち、後続を完封するのだからまさに王者の競馬。最後まで脚色が衰えることもなく、この馬の長所である直線の持続力と粘り腰もみる事ができました。

一雨振ったのも良かったとは思うが、良馬場でも結局勝っていたのではと思わせる強さがあった。

いち競馬ファンとして国関係なく強い馬が強いレースするのは大好きなので、今後も海外の馬がどんどん来日してくれることを望みます。近年は日本馬の海外の挑戦ばかりでこういう機会があまりなかったのでそういう意味でも意義のあるレースでした。

Keibit

今後は香港カップ3連覇を最大目標に充電期間に入る模様。
日本馬が再度この馬に挑戦するのは暮れの「香港カップ」ということになりそうですね。

2着 △ナミュール

ドバイ遠征帰りのヴィクトリアマイルが出遅れもあって8着。帰厩して10日の競馬で調整の難しさが出たが、ここで上手く立て直すことに成功。

今回もスタート自体は良くなかったが、二の脚がよく13番手ながら真ん中あたりの位置で勝ちにいけるポジションを取れた。

コーナーはできるだけタイトに回りつつ、直線に入った瞬間に外に持ち出す武豊騎手らしい騎乗。この馬場でメンバー唯一の32秒台の脚を使って、勝ち馬から半馬身差の差まで迫ったのは流石。

今回のラップが前後半46.4-45.9で、マイルCSが前後半46.5-46.0と似たような流れ。やはり前半ゆったり流れて脚を溜められる展開でこそ持ち味が活きそうです。

後個人的にだが、今日のような馬場でも苦にする様子はなかったし、ある程度馬場の悪化は許容できる馬かもしれないのでそこの認識は修正しておきたい。

Keibit

秋は3歳馬も参戦してくると思うのでまた勢力図が変わりそうですが、現状ではトップクラスの実力の持ち主。天皇賞秋なんかでも見てみたい馬です。

3着 ▲ソウルラッシュ

直前の雨で▲→〇に評価を上げたが、レースの走りを見てもやはりこれくらいの馬場が合っている気がする。

どうしても瞬発力勝負なら他に優れている馬がいるのが現状で、道悪はそれらの馬の持ち味を削ぐことができるのが大きい。

6歳で経験豊富なこともありレースぶりは落ち着いているし、マイルCS同様完璧なレース運びができている。これでもあと一歩足りないのだから悩ましい。

この馬的にはもう少しペースが流れて欲しかったというのが本音ではないだろうか。

Keibit

G1制覇にはもう一押しいところ。僅差ではあるので辛抱強くチャンスを待ちたい。
毎回休み明けでの仕上がりがよく前哨戦なら強気に買っていい馬ですね。

その他注目馬の見解

その他注目馬

4着 △ガイアフォース

道中のポジションもよく、最後も33.5と優秀な脚は使えているが前3頭とは少し離れての4着。健闘はするものの4着、5着がどうしても多い。

ゆったりしたペースだと持ち味のスピードの持続力が活きない。フェブラリーSもこの馬が好きそうな早い流れでの好走だった。

遅くなりそうなときは自分で積極的に得意のレース展開を作っていければいいのだが、これは言うは易しなのかもしれない。

Keibit

レース選択の幅は広く、距離というよりはペースを重視して予想に組み込みたい馬という印象です。

5着 〇セリフォス

持ち前のキレを削がれる道悪は嫌だっただろうが、なんとか格好をつけての5着。

ただ今回はどちらかというと15番手追走でスローの流れだったので結果的には無理目のポジションとなってしまったことが大きいように感じた。あの位置で勝ち切るならあの馬場で32.6くらいの脚を使う必要がある。

ただポジションについては折り合いに難しいところがあるので乗り難しい面もあるのかもしれない。

能力面の衰えと言われるとピンとこないが、調整面の難しさも合って能力の割には好走回数が少なくなっている印象。

Keibit

去年は状態面が万全でなかったが、秋のマイルCSは引き続きチャンスがあるのではないかと思います。

レース総括

  • 前日当日の雨で稍重馬場、タフという程ではないが微妙に適性が問われる馬場
  • 前半46.4後半45.9でスローからの瞬発力勝負
  • マイルCSの結果に香港馬が加わった感じで概ね実力通りという結果に
  • ロマンチックウォリアーの絶好スタートからのポジション取り。この馬の強さが詰まったレース。
  • 2、3着ともスムーズな立ち回りで力は出し切れた
Keibit

最後まで読んでくださりありがとうございました。
G1開催もここで一休み
個人的にもここ何週間気を張っていた期間だったので少しゆっくりしたいですね笑

[スぺシャルインタビュー] 福永祐一「これからも名馬とともに」
¥1,760 (2024/05/15 15:23時点 | Amazon調べ)
  • URLをコピーしました!
目次