【2026 天皇賞春 予想】距離の壁か、実力か。王者クロワデュノールは淀3200mを乗り越えられるのか?

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2026年 天皇賞春 レース予想

今週はゴールデンウィークに行われる古馬長距離の伝統レース「天皇賞春

近年は2000~2400mのトップクラスは、ドバイ遠征・香港遠征・大阪杯への出走機会が多くなっていましたが、今年はこのカテゴリからトップクラスのクロワデュノールが参戦。

ここに前走阪神大賞典を完勝したアドマイヤテラ、昨年の覇者ヘデントールといった長距離を得意とするステイヤーたちが迎え撃つという興味深い構図になりました。

本記事では【2026年天皇賞春】について、過去データやレース傾向を整理しつつ、各馬の内容を精査。今年の勝ち馬候補を探っていきます。

Keibit

2025年の天皇賞春はヘデントールがビザンチンドリームとの末脚比べに勝利し、初G1制覇。
菊花賞2着、ダイヤモンドS1着と長距離での安定感を見せつけました。

目次

【2026天皇賞春】コースの特徴・レース傾向

Keibit

まずは天皇賞春が行われるコースの特徴・レース傾向から見ていきましょう。

京都芝3200m コース形態
コース形態
京都芝3200m コース形態
高低図

コースの特徴(京都芝3200m)

  • 外回りコースで高低差4.3mの淀の坂を2回上り下りスケールの大きいコース。
    スタミナは必須。
  • 長丁場で中盤はペースが極端に緩む傾向
    ロスなく折り合って流れに乗れるかが非常に重要。
  • 最後の直線は平坦な403.7m
    長距離ながらスピード能力も問われる

天皇賞春の傾向

  • 過去10年(京都開催のみ)の枠順では1枠が【3-0-1-12】、勝率18.8%と非常に高い。
    ロスを最小限に抑えやすい最内枠は基本有利。
  • 過去10年(京都開催のみ)の前走別成績では阪神大賞典組が【4-4-6-47】と出走頭数が多いとはいえ1~3着まで万遍なくきている
  • 今年はCコース2週目で内の状態は引き続き良好で高速傾向。
    ただ当日の影響には十分注意。

2026年天皇賞春の1枠3-0-1-12

・ヴェルミセル(1枠1番)

2026年天皇賞春の前走阪神大賞典組【4-4-6-47】

・アドマイヤテラ(1着)
・アクアヴァーナル(2着)

有力馬ピックアップ

Keibit

ここからは2026年天皇賞春の有力馬をピックアップして評価・考察していきます。

【評価S+】
クロワデュノール

【評価S】
アドマイヤテラ

【評価A+】
ヘデントール

【評価B+】
タガノデュードシンエンペラーマイネルカンパーナ

・妙味については前日オッズを参考にしています。
・馬場状態は稍重~重を想定しています。

【評価S+】◎クロワデュノール・・・実績断然!立ち回りに融通利く

実績からみるクロワデュノール

ホープフルS・日本ダービー・大阪杯のG1レース3勝はこのメンバーでは頭1つ抜けた実績。
そのいずれも1番人気を背負っての勝利なのも評価が高い。

前走大阪杯はメイショウタバルがハナで前58.1後59.5と淀みないペースの前傾ラップ。
ペースを考慮していつもより後方の8番手で構えた。
3角あたりから前を捕えにかかり、ラスト3F34.9(上がり2位)の脚で見事差し切り。
阪神内回りで大外のロスも心配されたが、終わってみれば一番人気らしい正攻法での完勝だった。

馬券外になったのは2回のみでいずれも訳アリ。
1つ目は凱旋門賞。
大外枠を引いた事もあり、慣れない逃げを打って出ての14着大敗。ロンシャンの重馬場も日本とは全く性質の違うもの。
2つ目はジャパンカップ。
海外帰りでタフなローテに加え、Hペースでの差し決着の中、先行策での4着。

天皇賞春でのクロワデュノールの評価

長距離戦を得意とする馬が多いとはいえ、昨年のクラシックレースやジャパンカップと比べると格段に相手関係は楽になる。
実力面で疑う人はおそらくほとんどいなくて、軽視する人も長距離適性でマイナスというアプローチになりそう。

個人的にはこれまでレースから長距離適性も問題ないとみている。

皐月賞は乱ペースに巻き込まれ接触する中、アクセルを踏みなおして積極的に前を捕まえに行く形。
あのハイレベルメンバー相手に驚異的な粘りで2着と踏ん張ったようにそもそもの総合力が高い。

今回のメンバーを見渡すと、サンライズソレイユ、ミステリーウェイ、もしかしたらのシンエンペラーあたりが逃げ候補。
序盤はある程度落ち着いた流れが想定できるし、後半のロングスパート戦ならこれまでのレースでも経験済み。
スタートは現役屈指で、前目ポジションを基本として前走のようにペース次第でポジションを調節できる融通性も持っている。
折り合いに関しても目立ってムキになったのは、促して途中からハナに立った凱旋門賞のみで大きな不安はない。
長距離を走れる下地は十分揃っているとみる。

スタートがいいので枠はあまり関係ないが、4枠7番なら周りを見ながらレースを組み立てることができる枠
雨も道悪をこなすキタサンブラック産駒で、ロンシャンのような極端な重馬場でなければ基本気にしなくていい。

それでもあえて不安点を探すなら、大阪杯からのローテ。
2000mから3200mのG1中3週は中々にタフ。大阪杯自体も決して楽なレースではなかったし、叩いて良化という程甘くはいかなそう。
過去10年(京都開催のみ)では【2-1-0-7】と好走率は高いが2勝はいずれもキタサンブラックという傑出した実力馬で、やや信頼性に欠けるデータとなっている。

それでも、昨年は3冠馬になっていてもおかしくないパフォーマンスを見せてくれた馬。
個人的に日本のレースでは状態面に不安があったジャパンカップ(S評価)以外は一貫して「S+評価」をつけてきた。
未知の距離への挑戦になるが、ここもクリアしてくれるとみている。

S+評価
評価
妙味B
妙味

【評価S】〇アドマイヤテラ・・・理想的な臨戦過程と抜群の長距離適性

実績からみるアドマイヤテラ

24年菊花賞は前の入れ替わりが非常に激しい中、ゆっくり後方からのレース。
ペースが緩んだところで押し上げて行き4角先頭。アーバンシックには上手く先導役にされてしまった感じもあるが、それでも2着ヘデントールとはタイム差なしの3着。

前走阪神大賞典は、前62.5中61.2後58.3と淡々と流れながらも最後まで持続的な脚を求められる展開。
武豊騎手が最内中団からジッと我慢の競馬。バタバタした他馬の動きに惑わされずに、4角でスームズに進出して3馬身差の完勝。
好騎乗もあるが、この馬の操縦性の高さが存分に活きたレース。

天皇賞春でのアドマイヤテラの評価

2500m以上のレースでは【3-1-1-1】で馬券外は11着の有馬記念のみで長距離での経験と安定感が頼もしい。

阪神大賞典はかなりスムーズだったので、あの圧勝自体を鵜呑みにはできないが、ああいった立ち回りができるのがこの馬の最大の武器。
今回も2枠3番とロスなく立ち回れる枠を引いて、前走の再現が可能な条件は整った。
末脚の持続力もいかにも長距離向き。

この馬にとって相性のいい武豊騎手【3-0-1-0】の継続騎乗も嬉しいポイント。
サンライズアースやエキサイトバイオなど長距離適性が光るレイデオロ産駒という血統面でも後押しする。

ここを最大目標としてきたローテにも好感が持てるし、条件的に割引材料がほとんどないのが魅力。

不安点をあげるなら、その後飛躍した馬が多かった菊花賞以外の好走レースは、レベルの高いメンバーだったとは言えない点。

特にイン伸び馬場で京都大賞典の4着(0.3秒差)はやや物足りない。また、この時は雨馬場も敗因に挙げたことも注意。大阪ハンブルクカップなどでは雨馬場をこなしているものの、当日良好な馬場状態で走れるかには注目しておきたい。

ヘデントールの状態が万全でない可能性もあるので、安定感軸として人気が集中しそうなのもネック。

S評価
評価
妙味B
妙味


【評価A+】▲ヘデントール・・・この舞台でこそも状態面でやや歯切れ悪い

実績からみるヘデントール

ヘデントールはここまで【6-2-0-2】と非常に高い勝率を誇る。
着外の2戦の内の1走は青葉賞(8着)。
こちらは出遅れスローの流れでの追い込みでどうしようもなかった。
もう1戦は前走京都記念(8着)。
こちらは骨折明け9ヶ月ぶりの実戦レースで、スローの流れを最後方から。さすがに度外視してもいい。

24年菊花賞(2着)はスタートイマイチで後方から。乱ペースに巻き込まれなかった側面はあるものの、勝負どころでアーバンシックより外を回る羽目になっていたので、最後につけられた2馬身半ほどの実力差は感じなかった。

昨年の天皇賞春では内の6番手と絶好位をキープ。ジャスティンパレスの早めの動き出しで一気にレースが動く中冷静に追い出しを待てた事も最後の伸びにつながった。

天皇賞春でのヘデントールの評価

ヘデントールはとにかく騎手の評判が上々。
ルメール騎手は乗りやすく落ち着いている点、長くいい脚を使える点などを高く評価。長距離で欲しい要素を持ち合わせている。
菊花賞に騎乗した戸崎騎手も「ゲート入りこそごねたがレースでは落ち着いていたポジションを上げてもいいなと思う程」とこちらも乗りやすさを感じさせるコメント。

24年菊花賞、25年天皇賞春を見てもこのレースの適正は疑う余地がない。

一方で長期骨折からの2走目で、状態面に関しては正直懐疑的。
陣営のコメントや調教から推察するしかないが、本調子には届いていないとみるので、昨年のS評価よりどうしても評価は落ちる。

A+評価
評価
妙味B
妙味


その他有力馬

その他注目したい有力馬を何頭かピックアップして紹介します。

タガノデュード B+評価
2走前の小倉大賞典の後半5Fの個別ラップが10.9-11.1-11.1-11.5-11.556.1と抜群のスピードの持続力を見せた。
ペースが流れたとはいえ、小回りコースで後方から大きく外回しだったと事を考えると、かなりのパフォーマンス。

それでも年初まで3勝クラスを走っていた馬でG1になるとキツイと見ていた大阪杯。
同様の競馬で3着ダノンデサイルとタイム差なしの4着とこの舞台でも強さを見せたことで一気に評価が上がった。

今回大阪杯より相手関係が楽な分、さらに着順をあげる可能性はある。
ただ、「ロングスパート戦」、「3000mという距離でも変わらず脚を使える事」、「スピードの持続力を活かしやすい良馬場になる事」など未知数な部分含めクリアする条件は多そう。

前日8番人気と期待値は大きいので、押さえておいてもよさそう。

シンエンペラー B+評価
ホープフルS2着など2歳から活躍し、通算成績は【3-3-2-7】
一見安定感に欠けるように見えるが、15戦中11戦がG1レース、海外遠征も多い馬だけに致し方ない面も。

昨年のネオムターフ以来結果がでていないが、ジャパンカップは8枠で中団より前からの競馬で8着なら悪くないし、有馬記念はアドマイヤテラとの接触が致命的。

24年愛チャンピオンS(3着)、24年ジャパンカップ(2着同着)と好調期の走りができれば怖い1頭。
ただ、5番人気とそれなりに人気もしているので、余裕があれば。

マイネルカンパーナ 馬場悪化ならB+評価
雨で馬場が想像以上に悪化するという条件つきならスタミナ馬でゴールドシップ産駒であるこの馬は要注意。
これまでのレースでもスピード不足で負けてしまう事がほとんどだが、バテずに走り切れる事は長所。

天皇賞春がそこまでガチガチのステイヤー決着になるとは考えにくく、その時はクロワデュノールも怪しいとは思うが、10番人気なら馬場悪化で少額仕込んでおくのはアリ。

天皇賞春最終レース予想

エスキース

◎クロワデュノールは未知の距離へのチャレンジになるが、ここまでの競馬ぶりからクリアできる可能性は高いと見ています。
〇、▲と人気順になるがここまでの臨戦過程や状態も考えるとどうしてもこの評価順に。
アドマイヤテラは雨馬場に多少不安があるので馬場状態をみながら買い方も検討したいですね。
◎が2倍以上つくなら単勝でもいいのですが、あまり旨味のある勝負にはならなさそう。

◎クロワデュノール
〇アドマイヤテラ
▲ヘデントール
△タガノデュード
△シンエンペラー
☆マイネルカンパーナ(雨馬場なら)

想定ペース:スローからのロングスパート戦

Keibit

最後まで読んで下さりありがとうございました!

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