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【2024宝塚記念】雨中の淀で菅原明良&ブローザホーンが人馬共に初G1制覇!【レース回顧】

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宝塚記念24年レース回顧

雨中の淀決戦となった2024年宝塚記念。

3番人気のブローザホーンが大外から素晴らしい脚で突き抜けて勝利。騎乗していた菅原明良騎手とブローザホーン、人馬共に念願のG1制覇となりました。

ここでは24年宝塚記念のレース回顧をしていきます。次走の参考になれば幸いです。

目次

レース予想結果

レース予想結果
スクロールできます
着順枠番馬名重量騎手タイム通過順位上がり人気
112ブローザホーン58.0菅原明良2:12.011-11-10-734.03
29ソールオリエンス58.0横山武史27-7-12-1134.07
33べラジオオペラ58.0横山和生クビ3-4-3-234.85
エスキース

馬券は残念ながらハズレ。
少し楽観的に考えすぎて、馬場適性を甘く見た予想になってしまったなと反省。

周りを見ても、冷静に評価を上げるべき馬は上げて、下げるべき馬は下げてた人たちが的中している印象でした。

◎ジャスティンパレス
〇ドウデュース
▲ローシャムパーク
△ブローザホーン
☆ソールオリエンス


馬連:◎ー〇▲△☆
馬連:〇ー▲
単勝:▲

想定ペース:スローからの4F勝負

ハズレ…

レース展開

レース展開

12.4 – 10.9 – 12.3 – 12.7 – 12.7 – 12.9 – 12.2 – 11.4 – 11.7 – 11.3 – 11.5(2:12.0)重
スローからの4F勝負

雨の影響で重馬場となったこのレース。逃げ馬不在の中ハナを取ったのはルージュエヴァイユ。

戦前想定されていた通り中盤までは緩んで前半61.0秒のスローペース。残り900mあたりからローシャムパークが一気に動き出し、これをきっかけにペースが上がっていく形。

この馬場にもかかわらず後半は11秒台が最後まで続く後半4F勝負に。

後半の決め手が要求されるレースだったが、上位の馬が軒並み大外に行ったように、雨の影響によるコース取りや重馬場適性も重視される結果となった。

上位入線馬の見解

上位入線馬

1着 △ブローザホーン

道悪が大得意で今回のメンバーの中でもっとも雨でのレースを望んでいた馬。

道中は後方2番手を進んでいたが、3コーナー付近では既に馬群が密集していたようにこの位置でも悲壮感はなし。今回はかかる面も見せておらず、流れに逆らわずにレースを進める事が出来ました。

一気にペースが上がったタイミングでは馬なりでポジションを上げていけたし、周りとの手応えの差も歴然。

スピードに乗せたまま馬場のいい外に進路を取れて、完璧なレース運びと言ってもいい競馬ができました。

Keibit

重馬場適性はもちろんですが、G2G1に挑戦するようになってからの成績はこれで【2-1-1-1(中止)】と全く成績が落ちていない点も素晴らしいですね。
個人的には天皇賞秋、JCよりは海外挑戦を期待したい1頭。

2着 ☆ソールオリエンス

今回のレースで特に素晴らしい騎乗だったのはソールオリエンスの横山武史騎手。

道中外をのびのび走れたのも良かったし、緩いペースと馬場でこの馬にしては前目の7番手という位置につけれたのも良かった。

最大のファインプレーは7-7-12-11という通過順位が表すように、周りのペースが上がったところで我慢できたところ。大阪杯は内回りの阪神ということで早めに進出する作戦を選んだが持ち味が活きず。これを踏まえて最後の脚を信じた乗り方が素晴らしかったです。

最高のレースができたが、この条件でブローザホーンがいたのは現実の厳しいところ。

今回は前半がスローだったので1着の2着の上がりが34.0。緩いペースだからこそあのポジションでレースができたのですが、皐月賞の時のように前半流れていてもおもしろかったかも。

Keibit

重馬場適性もありますが、広いコースはやはり走りやすそうです。
大好きな馬なので、秋は広い東京コースで更にもう一つ上の着順に期待します。

3着 べラジオオペラ

今回はコース、展開的にも捲ってくる馬がいることが予想され、先行するなら危険だと思っていましたが、想像以上に強かったです。

事実ローシャムパークに途中で上がってこられたのはかなりこの馬にとってキツかったはず。

レース内容も道中4番手追走から、外に持ち出して勝ちに行くという強い競馬。これは1番人気の実力馬がよくやる正攻法の競馬で、負けてしまったけれど3着は非常に評価できます。

Keibit

これで3歳の秋から1着→2着→1着→3着という結果。
安定感は抜群で弱点のない、いい馬になってきました。

その他注目馬の見解

その他注目馬

6着 〇ドウデュース

スタートは好発だったが道中は最後方追走。実際に1、2着は後方待機策の2頭なので悪い判断ではなかったと思います。

道中ペースが上がったところでも慌てていなかった辺りは武豊騎手らしい騎乗。

結果的には、外にソールオリエンス、ブローザホーンがいたことで内に進路を取らざるを得なくなってしまったのが敗因となった感じでした

もちろん上位入線馬とは馬場適性・コース適正の差もありそうでした。

内枠もあったが、折り合い面でかなり気を使う面があるせいで、好位追走などの無難なレースがやりにくいのかなとは見てて思いました。

実際に我慢出来て脚が貯まった時に強いレースをしているので、この辺りは依然として課題ですね。

Keibit

結構特殊な条件だったので今回6着という結果はそこまで気にしなくていいのかと思います。
ただ予想する側として軽視も全然ありだったので、個人的には〇評価は反省ですね…
強い馬達も帰ってきますが、天皇賞秋は改めて期待できそう。

10着 ◎ジャスティンパレス

序盤の立ち回りは内の7番手で少々窮屈ではあるが悪くない位置取り。

事前に言っていたようにある程度途中でポジションを上げて行くような競馬。

ただ、この馬の動きだしでペースが上がるというよりは、ローシャムパークが動き出してそれと同時に多くの馬が動き始めるという感じだったのは少し誤算。結果的に7番手→5番手で先頭を捉えにかかるポジションまで上がり切れなかった。

不安点で上げていた馬場適性だが、今回の中でもっとも悪い方に出てしまって最後はもう余力がなく流すだけに。

Keibit

後半4F勝負は望むところだったと思いますが、重馬場でとなると話が変わってくるといった感じでしたね。

5着 ▲ローシャムパーク

▲にはしましたがオッズ的に今回最も期待していたのはこの馬。

スローの流れを見越して上り坂の途中~頂上付近で動き出す競馬に。やはりこのタイミングでの動き出しはちょっと強気すぎたと言わざるを得ない。

もちろん誰も動かなければ前にチャンスが生まれてくる流れだったので、一概に攻める事は出来ない。

ただエンジンがかかるまでに時間がかかるジャスティンパレス、ディープボンド、プラダリアあたりがいて途中からのペースアップは予想されていたので、この馬から積極的に動き出す必要はなかったのかなと思います。

Keibit

かなりきつい競馬をしているので、もし次回人気が下がるようなら見直したい1頭です。

レース総括

  • 雨で影響で重馬場、京都での開催
  • 前半61.0秒のスローペースだが残り900mあたりから一気にペースアップして後半4F勝負に
  • 重馬場適性のある馬、外に進路をとった馬が上位独占
Keibit

最後まで読んでくださりありがとうございました。
上半期のG1はこれで12戦6勝という結果に。
割と人気決着も多かったので、もう少し当てたかったのが本音ですが、十分楽しむことができました。

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