シルクロードSは2番人気のルガルが好スタートから抜け出し念願の初重賞制覇を果たしました。管理する杉山晴紀調教師は根岸Sのエンペラーワケアでも勝利して東西重賞制覇の快挙。
混迷を極めるスプリント路線で3馬身差の圧勝劇を見せて一躍主役候補に躍り出ました。
ここでは24年シルクロードSのレース回顧をしていいきます。次走の参考になれば幸いです。
レース予想結果
着順 | 枠番 | 印 | 馬名 | 重量 | 騎手 | タイム | 通過順位 | 上がり | 人気 |
1 | 4 | 〇 | ルガル | 57.5 | 西村淳也 | 1:07.7 | 2-2 | 34.0 | 2 |
2 | 13 | ◎ | アグリ | 58.0 | 坂井瑠星 | 3 | 9-9 | 33.7 | 1 |
3 | 5 | ▲ | エターナルタイム | 54.0 | C.ルメール | 1/2 | 6-6 | 34.2 | 3 |
上位人気ではありますが印をつけた3頭での決着!
ここまで上手く当たるのなら3連系でも買っておけばよかったですが、あまり自信のあるレースではなかったというのもあります。
この流れで2月も予想していきたいところです。
◎アグリ
〇ルガル
▲エターナルタイム
馬連BOX ◎〇▲
想定ペース:スロー
的中! 馬連:590円
レース展開
先手を取ったのは大方の予想通りテイエムスパーダだが、テンの速さは相変わらずイマイチで追っつけながらの逃げ。
2番手は好スタートを切ったルガル、包まれないようにしたい1枠の人気薄2頭が続く形。
前半33.4後半34.3でミドルペースの流れで、前の馬から後方の馬まで比較的力の発揮しやすいレースになった。
京都コースは年明けから時計のかかるタフな馬場で、先週雨の影響もあって内はかなり避けられる馬場状態だったことも覚えておきたい。
勝ち時計の1:07.7は荒れた馬場を考慮すると優秀と言えるタイムで、勝ち馬のレベルはある程度信頼できる。
上位入線馬の見解
1着 〇ルガル
スワンSではスタートがイマイチでそこが課題ではあったが今日は絶好のスタートを切ることができた。大きな勝因の一つとなった。
ロスなく進める2番枠からテイエムスパーダの2番手を楽に追走する事ができたし、直線の進路も比較的芝の状態のいい外を選ぶ余裕もあった。
荒れ馬場もものともしないので今の京都の馬場はかなりマッチしました。とはいえ善戦止まりだった近走から一転しての3馬身差での重賞勝利には成長もかなり感じられました。
高松宮記念に向けて新たな有力馬が出てきました。
速い時計にも対応できるが、他馬が苦戦しやすい時計のかかる馬場で本番を迎えたい1頭ですね。
2着 ◎アグリ
道中は丁度中団の9番手追走。ある程度ポジションも取った形で悪くない位置取り。
直線もう少しスムーズに外に出せればよかったが、ほとんど誤差レベルで概ね実力は発揮できたのではないかと思います。
斤量差を考えても3馬身差は大きく、今日は勝った馬が強かったと褒めるしかないかと思います。
もう少し綺麗な馬場でやれれば上昇は見込めそう。距離的にはもう少し欲しいと思いますが1200mでも十分やれていますね。
3着 ▲エターナルタイム
1200m初挑戦でどうなるか期待して見ていましたが、結果としては可もなく不可もなくといったところでしょうか…
スタートセンスはやはり抜群でしたが、今回はルガルがそれに勝る好スタートでした。
早くから重賞級と言っていたルメール騎手ですが、今回のレース後コメントでも「1200mや1400mなら重賞級」とまたまた重賞級発言が飛び出しました(笑)。
今回のような馬場も苦にしている様子はありませんでしたが、もう少しキレを要求されたほうが良さそうです。
今後阪急杯、京王杯SCと1400mの重賞を狙ってきそうな気配がありますしこの辺りでチャンスが巡ってきそうです。
その他注目馬の見解
特になし
今回はその他に注目したい馬は特にいませんでした。
もう少し内目の枠からロスのない競馬をできていれば着順を上げれた馬は何頭かいそうでしたが上位を脅かすところまではいかなそうな印象。
ショウナンハクラクあたりは出遅れ後方からよく5着まで追い上げてきてはいましたが、外はある程度伸びる馬場ではあったというのもありそうです。
レース総括
- 先週雨の影響もあり京都はより一層タフな馬場でのレース
- 内枠から好スタートを決めたルガルが好位から完璧な立ち回り
- ルガルはタフな馬場適性や成長力もあって強い勝ちかた
- アグリ、エターナルタイムは良馬場でどこまで巻き返しできるかというところ
最後まで読んでくださりありがとうございました。
来週東京新聞杯には秋華賞でリバティアイランド迫ったマスクトディーヴァが登場予定。
注目の1戦になりそうですね。