2冠濃厚⁉ステレンボッシュに死角はないのか? レース予想はこちら

【阪神JF2023】スピード勝負はお手の物アスコリピチェーノが3戦3勝で2歳女王に【レース回顧】

阪神ジュベナイルフィリーズ レース回顧

混戦極めた阪神ジュベナイルフィリーズは3番人気のアスコリピチェーノが1分32秒6の好時計で勝利しました。これで戦績は3戦3勝。父はこのレースに好相性のダイワメジャー産駒。

ここでは2023年阪神ジュベナイルフィリーズのレース回顧をしていきます。次走の参考になれば幸いです。

目次

レース予想結果

レース予想結果
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着順馬番馬名重量騎手タイム通過順位上がり人気
17アスコリピチェーノ55.0北村宏司1:32.68-833.73
26ステレンボッシュ55.0C.ルメールクビ11-1033.55
310コラソンビート55.0横山武史1 1/46-534.12
レース結果
エスキース

レース予想記事でも書いていた◎と〇の順番の迷いですが、結果これが命取りに。
それでも△ステレンボッシュはあくまで押さえ程度の評価だったので個人的には難しいレースでした。

最終レース予想

◎サフィラ
〇アスコリピチェーノ
▲ルシフェル
△キャットファイト
△コラソンビート
△ステレンボッシュ

馬連 ◎ー〇▲△△△
馬連 〇▲

想定ペース・・・スロー

ハズレ…

レース展開

レース展開

12.4 – 10.7 – 11.3 – 12.0 – 11.8 – 11.3 – 11.4 – 11.7(1:32.6)
ミドルペース

前半46.4後半46.2でかなりフラットなペース。

シカゴスティングやナナオといった1200m~1400mを使ってきたスピード馬がペースを握った。それもあって終始スピードの持続力を求められるレースに。

アスコリピチェーノとステレンボッシュが僅差の争いで少し離れてコラソンビートが入線。4着以下は少し間が空くという結果。

勝ち時計の1:32.6は過去10年で見ても1番(2番はレシステンシアの1:32.7)。前日行われた古馬OPクラスのリゲルSが1:33.0なので2歳戦でのレースレベルとしては上出来。

主役級の馬の回避もあったが、G1らしく締まったレベルの高い1戦。

1着馬~3着馬の評価

上位入線馬

1着 〇アスコリピチェーノ

馬群の丁度真ん中あたりのポジションで、今回のフラットペースを考えると最高の位置での競馬ができた。

直線まではロスなく内を回すことができたし、ジョッキーのコメントでも触れていたが状態が非常に良かった。

今回は1~3着馬が関東馬でしたが、この馬は早くから栗東に滞在して調教を詰めたのも大きな要因。ストライドは大きく阪神外回りという条件で、新潟2歳Sでも見せたスピードの持続力と瞬発力を存分に発揮しました。

ダイワメジャー産駒という事もあって今回の条件がピッタリだと思うので桜花賞も引き続き期待できる内容。

操縦性も高く、ある程度距離も融通が利きそうだがマイルが良さそうな気はしている。

2着 △ステレンボッシュ

はじめから狙ってたわけではないと思うが、結果的に勝ち馬の後ろという絶好のポジション。

追い出してからはややもたついたが、最後の急坂あたりでよく伸びて勝ち馬に迫った。

今までのレースやエピファネイアという血統を見ても距離伸びても面白そうな印象。これで4戦2勝2着2回と派手さはないが堅実な走りで将来性も十分。

3着 △コラソンビート

割と淀みのない流れの中5番手あたりをすんなり追走できたのは流石のスピードの持ち主といった感じ。

最後の坂までは1着争いをしていたように能力は感じさせたが1400mを続けたことも影響してか最後は少し置かれる形に。

距離適性の違う馬が集まるのがこのレースの面白いところ。この馬はダノンファンタジーやレシステンシアなど少し短い距離に活路を見出した馬達と同様の路線で活躍できそうです。

桜花賞まではマイル路線でその後はもう少し距離短縮というのが理想的に見えた。

その他の注目馬

その他注目馬

4着 ◎サフィラ

外枠だったため外目での追走になったが、ワンターンのコースだけにそこまで影響はなさそうだったし上手く脚を溜めれているように見えた。

イメージとしては2011年のジョワドヴィーヴルのような感じで後は直線どれだけはじけるかという所だった。

結果的に上がり34.2の4着で、期待されてたレベル程の伸びではなかったし、上位とのスピード能力の差は少し感じた。

今回出走しなかったチェルヴィニアやボンドガールなど更に強力なメンバーとも戦うことになるので、今後どれだけ成長できるかが鍵になってきそう。

馬体も今のところ華奢なので完成までじっくり見守りたい1頭。

6着 ▲ルシフェル

懸念されていたゲートだがやはり今回も後手を踏む形。

それでも後方なりに今回の1600mのペースでも流れに乗れていたように思います。直線も良く伸びてきているのだが流石に追い上げるには前との差が開きすぎた。

戦前から言われていたように、前半ゆっくりできる長めの距離の方が以下にも向いていそうでした。

ただ長い距離で走るにしてももう少しスピード能力は欲しいと感じました。騎手も前向きなコメントだったし、長期的な目標を見据えて使っていそう気配はしていて奥は深そう。

レース総括

  • 前半46.4後半46.2と差がないフラットな流れでスピード能力が問われるレース
  • 勝ち時計の1:32.6は前日リゲルS1:33.0と比較しても優秀
  • アスコリピチェーノはスピードの持続力に加え、状態面やレースでの立ち回りなど完成度が他馬より高かった
  • 距離伸びていい馬、短くなっていい馬もいるので今後見返す回数の多そうな1戦
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