2023年の競馬もいよいよ大詰め。今年最後のG1レースとなるホープフルステークスです。
今年は牝馬のレガレイラ、ボンドガールを撃破したゴンバデカーブース、凱旋門賞馬の全弟シンエンペラーなど多彩なメンバーが揃いました。
ここではそんな2023年のホープフルSのレース予想をしていきます。
このレースを制したコントレイルはそのまま無敗の3冠馬へと駆け上がりました。
有力馬ピックアップ
◎レガレイラ
レガレイラは新馬戦のインパクトが強烈。楽なペースで逃げたセットアップが楽勝ムードの中、1頭だけ次元の違う瞬発力を見せて差し切り勝ち。
2戦目アイビーSは東京1800mで前半63.1という超スローペースの3番手追走で3着。逃げたホウオウプロサンゲ33.2の脚を使っているだけにいくら瞬発力があるとはいえ厳しかった。
勝ったダノンズエアロックもクラシックの有力候補の1頭だし2番手から使った脚は32.7でこれはレガレイラと同じで位置取りの差が明暗を分けた。
牝馬ながら早めに2000mのここに目標を定めてきていることからもクラシックを大きく意識した使い方。例年のようなパワー馬場なら割引も必要だが、先週の中山がスピード馬場だったのも追い風となっている。ただ一応スピード馬場想定で重い印を打っているが当日の馬場傾向をよく見極める必要性がある。
2歳戦の2000mともなるとそこまで強気に飛ばす馬もあまりいなさそうだしスロー~ミドルの流れで進みそう。そうなるとこの馬の最後の瞬発力は大きな決め手になると思っている。
初戦で見せたゲートの立ち遅れだけは心配。
〇ゴンバデカーブース
新馬戦は逃げ切り勝ち。続くサウジアラビアRCは最後方から差し切り勝ちと早くも自在性を見せている。
新馬戦で手綱をとったレーン騎手も「新馬戦とは思えないくらいリラックスしていた」といったようにレースにいっての安定感は頼りになる。
サウジアラビアRCでは調教師が「体も増えていないし、猛暑でのルーティンワーク負担になっていた。」と状態面で不安を抱えながらボンドガールに2馬身差をつけての完勝なのだから期待は高まる。
今回は調教後の馬体重が484キロで前走時からプラス24キロと大きく増やしてきている。この念願の体重増加をどう見るかはひとつ鍵になってきそう。「ここを使った後のダメージが残らないようにして来春につなげたい」とのコメントがあるようにすべてが成長分で絶好の仕上がりというわけではないと見る。
それでも堀調教師がもともと課題をはっきり言う厳しめのコメントを出す方なので、個人的には上々の走りをみせてくれると思っている。
最内枠を引いたので出来れば前目につけて楽に立ち回りたいところ。1600mから2000mと距離も伸びるし前走もスタートが悪くて最後方になったわけではないので、位置取りに関しては問題ないと見る。
▲ミスタージーティー
1戦1勝で8枠18番で正直評価に困ったがその新馬戦で見せた瞬発力を買いたい。
2着馬のハヤテノフクノスケが内々をロスなく立ち回る京都2000mとしては完璧な勝ちパターン。ミスタージーティーは外から進出するもややもたつくが初めて鞭を入れられると別馬のような超絶反応。残り200mだけ本気を出したような走りで一気に差し切った。
ちなみにハヤテノフクノスケも次走未勝利戦を5馬身差の圧勝で即勝ち上がり。
中山コースで前走のようにもたつくのは少し不安だが、一度レースを経験したことでスパートの合図を覚えてくれていることを期待。
△シリウスコルト
ダート血統とG1でやや信頼性の置けない三浦皇成騎手という事で△の評価にしたが、中団前目から加速力を見せた芙蓉Sが非常に中山向きで好印象。
新潟2歳Sは後方からの瞬発力勝負で33.2の脚を見せて5着と全く違う条件で能力の高さを見せている。
血統的にはいつもの中山のパワー馬場が良さそうだが、地味で人気もしなさそうなタイプなので妙味はある。
△ショウナンラプンタ
新馬戦はゲートでトコトコして出遅れ、阪神2000mという内回りコースでサトノシュトラーセに2馬身半差をつけての勝利。
サトノシュトラーセは京都2歳Sでハイペースを深追いしての3着だったので、安易な比較ならシンエンペラーに勝っていても全く不思議でない。個人的にかなりのスケール感を感じている馬。
一方で東スポ杯も出遅れて後方からの4着。これで2連続の出遅れで、能力面では信頼できてもゲート不安が大きくこの評価に。
△シンエンペラー
シンエンペラーの全兄ソットサスは凱旋門賞など仏G1を3勝しているようにバリバリの欧州血統。
今のところ2戦2勝と日本の馬場にも適性を見せているが、血統で見るとどうしてもタフ馬場でこそのイメージがある。
先週の有馬記念が例年にない速い馬場状態。さらに小回りコースという点も併せて、この馬の適正としてはややずれている印象もある。そのため馬場状態に関しては当日傾向が変わっていないかよく見ておきたい。
前走京都2歳Sが前半59.1とこの時期の2歳戦としては速い流れ。モレイラ騎手の好騎乗も味方につけて上手く差し届いた印象があるのでその点は少し割り引きたい。現状1番人気でなのも少し買いづらい。
逆にここもあっさりとクリアするようなら、認識を改める必要が出てくる。
ホープフルS暫定予想(木曜2:00時点)
人気は上位3頭を中心にかなり割れており、個人的にも◎と〇で未だに悩んでいます。
先週に引き続き馬場状態がいいのかもギリギリまで確かめておきたいところです。
木曜のお昼ごろまでには最終的な印、買い目を追記しておきたいと思います。
◎レガレイラ
〇ゴンバデカーブース
▲ミスタージーティー
△シリウスコルト
△ショウナンラプンタ
△シンエンペラー
想定ペース:スロー
ホープフルS最終予想(木曜14:30更新)
ゴンバデカーブースが疾病で残念ながら回避。
馬場状態は先週程高速ではないかな…という印象で例年よりは少し良好程度で見たほうが良さそうです。
先行組から×ウインマクシマムと×ヴェロキラプトル押さえで追加。
基本は◎からの馬連を本線に。
▲シリウスコルトのお楽しみ馬券で少し遊びます。
◎レガレイラ
〇ミスタージーティー
▲シリウスコルト
△ショウナンラプンタ
△シンエンペラー
×ウインマクシマム
×ヴェロキラプトル
馬連:◎ー〇▲△△××
馬連:〇▲
単勝:▲
想定ペース:スロー