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【中山芝1600m】コースの特徴や傾向をわかりやすく解説

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中山芝1600m コースの特徴

中山芝1600mはおにぎり型の外回りコースを使用します。

中山競馬場は主要4場の中でも特徴的なコースで得意不得意の差が出やすい競馬場です。

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ここでは、中山競馬場の芝1600mの特徴や傾向について詳しく紹介していきます。

目次

中山芝1600mで開催される代表的なレース

  • ニュージーランドトロフィー(G2)
  • フェアリーS(G3)
  • ダービー卿CT(G3)
  • 京王杯オータムハンデ(G3)
  • ターコイズS(G3)

中山芝1600mの代表的なレースは「ニュージーランドトロフィー」です。NHKマイルカップに向けてのトライアルレースで、2023年のシャンパンカラーや2018年のケイアイノーテックなどはこのレースをステップに本番を勝利しました。

他にもG3のレースが数多く組まれており、重賞が多数行われる重要なコースになっています。

中山芝1600mのコースの特徴

中山芝1600m コース形態
コース形態
中山芝1600m 高低図
高低図

中山芝1600mはおむすび型の「外回り」コースを使用

中山芝1600mは「外回り」コースを使用します。

スタートは1コーナー付近のポケット地点から。最初のコーナーまでの直線が約240mとかなり短めです。直線が少ないおむすび型のコースと相まって、外々を回らされる外枠は苦戦を強いられます。

2コーナー途中からは下り坂になっており、スピードが出やすく1600mという距離もあって、中盤のペースは緩みにくくなっています。

コースの大半は下り坂だが最後には中山名物の急坂が待ち構える

内回りコースとは違い3コーナーは緩やかなカーブになっているため、内回りほど小回り適正は求められません。

コースの大半が下り坂となる中山芝1600mですが、最後の直線には中山名物の急坂が待ち構えています。この急坂はは高低差2.2m、最大勾配2.24%と全競馬場最大となっています。

中山の直線自体は310mと4大競馬場の中では最も短いですが、この急坂のためパワーやスタミナも求められるコースになっています。

直線が短い分、4コーナーまでに先に位置を押し上げて行く馬も多く、スパートのタイミングなどの駆け引きも見所。

開催時期や馬場状態で傾向がガラリと変わる

距離問わず中山の芝コースで気をつけたいのが、開催時期による馬場状態の変化です。

中山競馬場は開催時期も多く、「9月の野芝主体とした時期」や、「12月~4月の野芝の上に洋芝をオーバーシードしている時期」などによって馬場の傾向が大きく変わります。

9月の中山開催12月~4月の中山開催
野芝主体野芝+洋芝
傾向高速決着でスピード馬有利時計がかかりパワー型有利
有利な脚質逃げ・先行差しも浮上

先程中山はパワーやスタミナが求められる競馬場と解説しましたが、開催時期によっては高速馬場に対応できるスピード適正が求められることがあるので注意しましょう。

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パワー型の馬とスピード型の馬。開催時期によってどちらを優先させるかが重要となるコースです。

中山芝1600mデータ詳細

コース右回り
一周距離(外回り)Aコース:1839.7m
Bコース:1858.5m
Cコース:1877.3m
直線距離310m
高低差5.3m
コースレコード1:30.3(トロワゼトワル 2019 京成杯オータムハンデ) 
2024年9月2日時点

中山芝1600mで注目の枠順・脚質

中山芝1600mでは「4枠」が勝率、「1枠」連対率、3着以内率が高く注目の枠になります。他にも「2枠」、「3枠」、「5枠」も大きな差がなく1枠~5枠と内枠に好成績が集中しています。

コース形態からもわかるようにカーブが多く、外々を回ると距離ロスが響いてしまう傾向にあります。

脚質は「逃げ」が優秀。下り坂が大半を占める舞台なので、前半から前に行き最短距離を回ってくれば急坂も乗り切ってしまうパターンが多くなっています。

ただ「先行」「差し」については大きな差はなく完全に前が有利という傾向にはなっていないので注意。

枠順4枠・6枠
脚質逃げ
2019年~2023年(318レース)

京王杯オータムハンデの過去10年のデータと傾向

以下は京王杯オータムハンデ過去10年の1~3着馬の枠順・性齢・斤量です(14年は新潟での開催となっています

着順馬名性齢斤量
2023年1着2ソウルラッシュ牡559.0
2着10ウイングレイテスト牡657.0
3着3ミスニューヨーク牝656.0
2022年1着11ファルコニア牡556.0
2着12ミッキーブリランテ牡656.0
3着13クリノプレミアム牝554.0
2021年1着2カテドラル牡556.0
2着9コントラチェック牝555.5
3着1グレナディアガーズ牡356.0
2020年1着10トロワゼトワル牝555.0
2着16スマイルカナ牝352.0
3着2ボンセルヴィーソ牡655.0
2019年1着10トロワゼトワル牝452.0
2着11ディメンシオン牝553.0
3着2ジャンダルム牡455.0
2018年1着10ミッキーグローリー牡555.0
2着14ワントゥワン牝553.0
3着2ロジクライ牡556.5
2017年1着6グランシルク牡556.0
2着3ガリヴァルディ牡657.0
3着13ダノンリバティ牡556.0
2016年1着10ロードクエスト牡355.0
2着3カフェブリリアント牝654.0
3着5ダノンプラチナ牡458.0
2015年
1着12フラアンジェリコ牡753.0
2着8エキストラエンド牡657.0
3着13ヤングマンパワー牡354.0
2014年
新潟
1着3クラレント牡558.0
2着6ブレイズアトレイル牡555.0
3着7ミトラセ656.0
京王杯オータムハンデ10年の1~3着馬の性齢・枠順・前走

枠別で見ると大きな偏りはないが「10番」と「2番」が好成績

  • 1枠(1-0-3-12)
  • 2枠(2-2-1-13)
  • 3枠(1-1-2-15)
  • 4枠(0-1-1-17)
  • 5枠(3-1-0-14)
  • 6枠(2-1-0-16)
  • 7枠(1-1-2-15)
  • 8枠(0-3-1-16)

枠別の成績で見ると大きな偏りがなく、特別に内枠が有利といった事はない。

ただし馬番で見ると10番が【4-1-0-2】、2番の【2-0-3-2】で過去10年で半分以上がこの2つの枠から出ている。

そこまで信用度の高いデータではないが注目してみても良さそう。

5歳が【7-4-3-38】と圧倒的!

成績勝率連対率3着内率
3歳1-1-2-165.00%10.00%20.00%
4歳1-0-2-224.00%4.00%12.00%
5歳7-4-3-3813.46%21.15%26.92%
6歳0-5-3-280.00%13.89%22.22%
7歳以上1-0-0-146.67%0.00%0.00%
年齢別成績

年齢別成績では5歳が【7-4-3-38】と圧倒的で真っ先に注目したいポイントです。

その他は大きな差はありませんが7歳以上は2015年のフランアンジェリコが勝ったのみで、やはり高齢馬は厳しくなっています。

成績勝率連対率3着内率
牡・セン8-5-8-937.02%11.40%18.42%
2-5-2-255.88%20.59%26.47%
性別別成績

性別別成績では勝率こそ牡馬・セン馬の方が高めだが、連対率・3着内率は牝馬の方が高め。

牝馬の出走はそこまで多くないが出てきたら好走率が高いので注目しておきたい。

その他の中山競馬場のコース

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最後まで読んで下さりありがとうございました!

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