クイーンSは3歳馬ドゥーラが51キロの斤量も活かして、一気に捲って重賞2勝目を挙げました。
2着馬こそ人気薄でしたが1番人気3番人気が入って今年も人気馬がしっかり結果を出す形に。
レース予想結果
着順 | 枠 | 馬番 | 馬名 | 重量 | 騎手 | タイム | 通過順位 | 上がり | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 5 | 7 | ドゥーラ | 51.0 | 斎藤新 | 1:46.7 | 7-9-9-2 | 34.5 | 1 |
2 | 2 | 2 | ウインピクシス | 55.0 | 横山武史 | 1 | 2-2-2 | 35.1 | 9 |
3 | 1 | 1 | コスタボニータ | 55.0 | 松山弘平 | ハナ | 6-5-6–6 | 34.9 | 3 |
予想は本命対抗が見事に飛んでハズレ。ペースも予想していたより流れなくて、読み間違いの多いレースになりました。
◎サトノセシル 11着
〇ジネストラ 13着
▲イズジョーノキセキ 5着
△ドゥーラ 1着
△ルビーカサブランカ 4着
△ミスニューヨーク 7着
△ビジン 12着
△コスタボニータ 3着
想定ペース・・・ハイ寄りのミドル
実際のラップタイム・・・12.5 – 11.5 – 12.2 – 12.1 – 11.6 – 11.7 – 11.7 – 11.7 – 11.7(スロー寄りのミドル)
レース展開
スタート後すぐに出足のついたライトクオンタムが先頭。他の馬は主張せずに前半59.9のマイペースの逃げに。
後半からは11.7台が連続するペースアップ戦の中、1頭だけ抜群の手ごたえで捲り気味に進出したドゥーラが差し切った。
内目をロスなく立ち回ったウインピクシス、コスタボニータが善戦する流れだったが勝ち馬が強かった。
1~3着馬
1着 △ドゥーラ
心配されていたゲートは問題なくむしろ好スタート。
中団後方で脚をためて、600M付近から一気に捲ってそのまま勝負を決めました。
とにかく斎藤新騎手は自信があったのだろうという強気の乗り方。戦法も札幌1800mにマッチしていたし、51キロという恩恵があったにしろ強い内容でした。
3歳牝馬には1頭怪物がいるが秋が楽しみになる走りでした。
2着 ウインピクシス
道中は3番手内目。2番枠を最大限活かした騎乗で、今日のレースの中で一番理想的なポジションだったのではないかと思います。
スタートからゴールまで一ミリもロスしておらず、上手くはまった感じはあったが、そういう立ち回りができることも強さの要因。
横山武史騎手への乗り替わりもいい方向に出たと思う。
3着 △コスタボニータ
この馬も2着馬同様、1番枠を活かして上手く内で脚を溜めれた1頭。
ウインピクシスの一列後ろというポジションで、抜けてくるのに一旦外に出す手間があった分2着争いに負けてしまった印象。
しかし、絶好枠とは言え今回3番人気に支持されていて、最近の競馬ファンの見る目は上がったなと感じますね。
その他注目馬
11着 ◎サトノセシル
中間の一頓挫の影響がどれほどあったかは正直わからないので、ここではレース内容自体に触れたい。
1番の敗因はやはり出遅れでリカバリーに脚を使ったのが痛い。ペースも落ち着いたため内は渋滞しており、後方になったこの馬は大外を回すしかなくなったが、勝ち馬のようにスムーズに上がっていけるだけの余力は既になかった。
状態面含め巻き返しは当然考えられるのだが、ここ以上にマッチしたコースとなると中々悩ましいところ。
5着 ▲イズジョーノキセキ
後方で脚を溜めるこの馬にはもう少し流れてほしかったというのが本音だろう。
岩田康誠騎手らしくイン突きを狙っていって、その分コーナーはロスなく回れたが内側は既に渋滞していた。
全力で追えたのは200mを切ってからで、ラストの脚は目を見張るものがあったし、57キロの斤量を考えれば立派。
1800mで「らしさ」が戻ってきたし、この距離ならどこでもいい競馬をしてくれるのではないかと思います。
4着 △ルビーカサブランカ & 7着 △ミスニューヨーク
どちらも位置的にかなり外を回す形になってしまった。
流れが向かない中どちらもよく伸びているだけに、勝ち馬以外の相手なら当然巻き返す可能性はありそう。
レース総括
- 前半59.9のスロー寄りのミドルペースで後半からペースアップしていく流れ
- 2、3着は内の好ポジションの馬達で実力よりは立ち回りの上手さが出たレース
- そんな中51キロとはいえ捲りきったドゥーラは評価できる
- イズジョーノキセキ他後方待機組の巻き返しには注意