スプリンターズSは4角から早めに先頭に立ったママコチャが押し切って優勝しました。
スプリント路線に切り替えたのが最近なので初重賞制覇がG1という珍しい結果に。
着順 | 枠 | 馬番 | 馬名 | 重量 | 騎手 | タイム | 通過順位 | 上がり | 人気 |
1 | 3 | 4 | ママコチャ | 56.0 | 川田将雅 | 1:08.0 | 3-2 | 34.5 | 3 |
2 | 5 | 10 | マッドクール | 58.0 | 坂井瑠生 | ハナ | 5-4 | 34.4 | 6 |
3 | 1 | 1 | ナムラクレア | 56.0 | 浜中俊 | 1 | 7-7 | 34.4 | 1 |
レース予想結果
馬券は〇▲の馬連で的中。この組み合わせはオッズもある程度保障されていたので買っておいて正解でした。
3連複で勝っていれば本線で終えれたのにという所はありますが、大事な秋のG1初戦を的中できてまずはよかったです。
◎ナムラクレア 3着
〇マッドクール 2着
▲ママコチャ 1着
△アグリ 7着
△ナランフレグ 9着
△ピクシーナイト 8着
△ウインマーベル 6着
馬連 ◎→〇▲△△△△
馬連 〇▲
想定ペース…ハイ
実際のラップ…11.7 – 10.4 – 11.2 – 11.2 – 11.2 – 12.3(ハイ寄りのミドル)
馬連:3260円
想定外のレースをした馬もほとんどいなかったのも良かったです。
レース展開
注目のハナ争いはジャスパークローネ。ゲート自体はモズメイメイも速かったが、流石にジャスパーの行く気を見て控える形。テイエムスパーダは内から積極的に出してはいったがテンの速さで負けて2番手に。
先行集団に「モズメイメイ、マッドクール、ママコチャ、ナムラクレア、メイケイエール」と続き、ここのポジションを上手くとれた馬達が上位を独占。
前半は33.3でやや時計のかかる馬場を考えれば平均よりやや早い流れ。すんなり隊列が決まったこともあり戦前に予想されていた程のペースには至らなかった。そのため後ろの馬が追い込んでくるには厳しいレースになりました。
1~3着馬の評価
1着 ▲ママコチャ
やっぱりこの馬はテンが早いですね。1200m二戦目で、普通なら戸惑ってもおかしくないところをスムーズに先行集団につける事ができました。
4コーナーでテイエムスパーダが脱落したところで早めにジャスパークローネを捉えに行くような構え。
かなり強気に見えましたが、それでもマッドクールの猛追をしのぎ切っての勝利で、人馬ともにお見事というパフォーマンス。
前走北九州記念で鮫島騎手がやや慎重に乗ってジャスパークローネを捉えきれなかったレースを、教訓にしたかのようなレース。
ここまで見事な路線変更は中々ないというレベルで1200mがマッチしている。引き続きこの距離で楽しみな馬。
2着 〇マッドクール
6番人気ながら先行力を買ってこの印にしたのですが、本当にやって欲しかったレースそのものという感じ。
イン前のあの位置をしっかり取り切れたのが全てで、直線ロスなく内を通ってこれたのも良かった。
この騎乗で勝てないのは酷だが、勝ち馬とはスピードの差が出たように思う。
今日のような少し時計のかかる馬場も良かった。この先行力があれば重賞制覇はもう目の前。
3着 ◎ナムラクレア
スタートが他の上位馬と比べて若干遅くてそこで決まってしまった感じでした。
1枠1番で取りたかったポジションはおそらくマッドクールのいたあたり。勝負所でテイエムとモズメイメイの外を回さなければいけなくなり、想定より1列2列外を回す形に。
1番人気を背負っている立場なので、この競馬でも勝たなければという気持ちもなくはないですが、上位2頭とは立ち回りの差が出たレースとなってしまいましたね。
これからも安定して走ってくれそうだが、2歳から活躍している馬だけに充実期の4歳で何としてもここは取りたかっただろうとは思う。
短いレースながらも上位の駆け引きと、その結果の明暗が分かれて見応えがあったレースでした。
その他の注目馬
5着 メイケイエール
ここ最近のレースがちょっと悲しいくらいだったので、今回は久しぶりに「らしい」レースがみれて良かったのではと思います。
結構なペースの先行集団の中にいても、なおカメラが写った時には行きたがるのを抑え込んでなだめていた。これくらい行く気があるとある意味安心ですよね。
結果5着で1着を狙っているこの馬には不満かもしれないが健闘したと思います。
とにかくこの性格だと中々内はつけない、そう考えるとスプリンターズS自体がちょっと難しいという気はします。やはり立ち回りの上手さが出るコースだと思うので。
8着 △ピクシーナイト
前走からの不安が的中した感じ。前進気勢が変わらず戻ってきていない。
勝ったスプリンターズSが鮮やかすぎたし、あれだけ抜群にスタートもよかったので、比較するのが違うかもしれないが、先行集団から少し置かれているというのが今の現状を表している気がします。
意図的に中団につけて脚を溜めているというか、惰性であの位置になっているだけという感じ。
直線も無難に外を回していたしあれではどうにもならない。厳しい言い方をすれば回ってきただけだった。これは乗り方の批判ではなくて、まだ勝負できるだけの状態に戻ってきていないということかなと。
復活はもちろん見たいが馬券的にはちょっと控えた方が良さそうです。
レース総括
- 前半33.3の平均的な流れで後ろからは追い込みにくいレース
- ポジションの取れる馬や意識の高い馬が上位独占
- ママコチャ・マッドクールは先行力があり短距離重賞の常連になりそう
- ナムラクレアは上位とのコース取りの差も出た