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【2023マイルCS】紅一点ナミュールの末脚爆発!念願の初G1制覇【レース回顧】

2023マイルCS レース結果・回顧

マイルCSは後方2番手にいたナミュールが素晴らしい末脚を見せて差し切り勝ち。あと1歩のところで届かなかったG1にようやく手が届きました。

ここでは2023年マイルCSのレース回顧をしていきます。次走の参考になれば幸いです。

目次

レース予想結果

レース予想結果
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着順馬番馬名重量騎手タイム通過順位上がり人気
116ナミュール56.0藤岡康太1:32.514-1533.05
21ソウルラッシュ58.0J.モレイラクビ9-833.63
35ジャスティンカフェ58.0坂井瑠星1/29-1133.67
レース結果
エスキース

馬券は◎シュネルマイスターが7着で完敗…上位人気3頭の評価を高くしていただけに4、5番人気に印が回りませんでした。

◎シュネルマイスター
〇ソウルラッシュ   
▲セリフォス
△ダノンザキッド
△レッドモンレーヴ
穴ジャスティンカフェ

馬連 ◎ー〇▲△△穴
馬連 〇▲

想定ペース…ミドル

レース展開

レース展開

12.5 – 10.5 – 11.3 – 12.2 – 11.7 – 11.6 – 11.5 – 11.2
ミドルペース

まず戦前からハナを主張していたセルバーグが前に。一旦隊列が決まりそうなところをバスラットレオンが更に主張してハナに。

この流れもあってペースは前半46.5後半46.0とある程度流れるミドルペースに、結果的に先行勢はセリフォスの8着が最高着順でその他は全滅。

坂の下りから徐々にペースが上がって4Fのスピードの持続力勝負のレースとなりました。

1着馬~3着馬の評価

上位入線馬

1着 ナミュール

レース前に騎乗予定だったムーア騎手が落馬負傷のために急遽藤岡康太騎手に乗り替わり。それもあってレース直前に不安視されて人気を少し落とす形に。

個人的には馬の能力や騎手云々より、上位人気馬を評価していてこの辺りの人気馬にまで印が回らず…ちょっと軽率でした。

VM、安田記念共に不利も大きく、秋に上手く立て直してのレースでした。

レースはこの馬の持ち味である末脚を活かすための後方待機策。コーナーも内を意識して回ることを優先して追い出しを直線まで待ったことで末脚を爆発させたのが大きかった。

馬の素質自体も高くてファンも多かった馬だが、急遽乗り替わった藤岡康太騎手の冷静沈着な騎乗も見事でした。

2着 〇ソウルラッシュ

ソウルラッシュは内枠を活かしたコース取りで、インの8~9番手で脚を溜める形。

直線も馬場のいいところに上手く出して後は突き抜けるだけという形。この馬の勝ちパターンだったが最後勝ち馬の末脚に屈しました。

少し荒れた馬場もこの馬に味方したのでここはG1制覇最大のチャンスだっただけに悔しい敗戦。

決め手自慢の馬が大勢いる大舞台ではどうしても誰かには後れをとってしまいがち。ここは勝ち馬を褒めるしかないですね。内容は100点満点だったと思います。

3着 穴ジャスティンカフェ

立ち回りとしてはソウルラッシュと同じようにインで溜めての末脚勝負。

最後の直線は一瞬勝ったかと思う程の脚だったが、ラスト1ハロンで若干伸び負けた感じ。

後半4Fが11.7 – 11.6 – 11.5 – 11.2と徐々にラップが早くなっていく展開だったので、もう少し緩めの流れから勝負したかったかもしれない。

その他の注目馬

その他注目馬

7着 ◎シュネルマイスター

枠順発表した時に陣営の出したコメントの不安がそのまま的中してしまった。以下はそのコメント

「枠順はいいが、最近はゲート内の駐立でいつも立ち上がるので、レース前の馬場入り後に練習をするかもしれません。再試験の一歩手前」

手塚調教師談一部抜粋


タイミングによってはあわや大出遅れという程の立ち上がりが何度かあったし、追走もいまいち。直線外に回しての伸びもいつものものではなかった。進路取りは1番人気としては仕方ないところで、同じ位置からのナミュールの伸び脚と比較するとやはり物足りなかった。

もう少し綺麗な馬場の方が良かったのも敗因としてあるが、やはりコメントを見るにゲート問題が一番大きかった。今後修正できるかがまず課題になってくる。

3歳の頃もそういう面を見せていたらしく、それでもルメール騎手が上手く出してくれているとの事だったので、個人的には安易に捉えていたのでそこは反省点。

8着 ▲セリフォス

ある程度位置を取りに行ったのはそんなに悪い選択ではなかったが、久しぶりの分少しリキんでいたのが最後に響いた。

夏負けでぶっつけになったし、「これで更によくなる」というレース後のコメントからも万全ではない状態の出走だったのは間違いない。

本命候補から▲まで評価は下げたが、実力馬だけにこれ以上は評価が下げづらかったです。

レース総括

  • ペースはミドルペースでラスト4Fのスピードの持続力勝負
  • 上位3頭はそれぞれ自分の競馬に徹してベストパフォーマンスを発揮
  • 人気のシュネルはゲート、セリフォスは体調面と不安要素が出てしまった
Keibit

来週はジャパンカップ。古馬最強イクイノックスと牝馬三冠馬のリバティアイランドの激突という今年一番の好カードです。

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