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【2024日本ダービー】無敗ジャスティンミラノで戸崎騎手悲願Vなるか?【レース予想】

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2024日本ダービー レース予想

今週は牡馬クラシックの2冠目「日本ダービー」。このレースに勝つことは日本競馬において最高の栄誉の1つであり、全てのホースマンの夢でもあります。

今年も多種多彩なメンバーが揃いました。

無敗の2冠と戸崎騎手悲願のダービー制覇がかかるジャスティンミラノ。2007年ウオッカ以来の牝馬ダービーVがかかるレガレイラ。他にも21年ハナ差負けで涙を呑んだ横山武史騎手のアーバンシック、国枝厩舎の悲願のダービ制覇がかかるシックスペンスなどダービーだけあってそれぞれにかける思いが強いだけにその行く末が気になりますね。

ここでは2024年の日本ダービーのレース予想をしていきます。

Keibit

2023年はタスティエーラが皐月賞2着から巻き返しての優勝。
父サトノクラウンは初年度からダービーを輩出しました。

目次

日本ダービーのコース形態

東京芝2400m 左
コース形態
東京芝2400m高低図 左
高低図

東京芝2400mのポイント

  • 最初のコーナーまでの距離は約350m
  • アップダウンを繰り返すコースで直線は525.9m。総合力を問われる舞台
  • ABCDと4つのコースが使用され馬場は傷みにくく速いタイムが出やすい(日本ダービーはCコース初週)
Keibit

より詳しい東京芝2400mの特徴は以下の記事で解説しているのでよければ参考にしてみて下さい。

日本ダービー過去10年のデータと傾向

以下は日本ダービーの過去10年の1~3着馬の枠順と前走・前走着順です。

着順馬名前走前着順
23年
1着12タスティエーラ皐月賞2着
2着5ソールオリエンス皐月賞1着
3着11ハーツコンチェルト青葉賞2着
22年
1着13ドウデュース皐月賞3着
2着18イクイノックス皐月賞2着
3着3アスクビクターモア皐月賞5着
21年
1着10シャフリヤール毎日杯1着
2着1エフフォーリア皐月賞1着
3着11ステラヴェローチェ皐月賞3着
20年1着5コントレイル皐月賞1着
2着12サリオス皐月賞2着
3着6ヴェルトライゼンデ皐月賞8着
19年1着1ロジャーバローズ京都新聞杯2着
2着7ダノンキングリー皐月賞3着
3着13ヴェロックス皐月賞2着
18年1着17ワグネリアン皐月賞7着
2着12エポカドーロ皐月賞1着
3着7コズミックフォースプリンシパル1着
17年1着12レイデオロ皐月賞5着
2着4スワーヴリチャード皐月賞6着
3着18アドミラブル青葉賞1着
16年1着3マカヒキ皐月賞2着
2着8サトノダイヤモンド皐月賞3着
3着1ディーマジェスティ
皐月賞1着
15年1着14ドゥラメンテ皐月賞1着
2着1サトノラーゼン京都新聞杯1着
3着11サトノクラウン皐月賞6着
14年1着2ワンアンドオンリー皐月賞4着
2着13イスラボニータ皐月賞1着
3着3マイネルフロスト青葉賞6着
日本ダービーの過去10年の1~3着馬の枠順と前走・前走着順

Cコース替わりで「1枠」が注目!近年は「6枠」も大活躍!

成績勝率連対率3着内率
1枠2-2-1-1510.00%20.00%25.00%
2枠1-1-2-165.00%10.00%20.00%
3枠1-1-1-175.00%10.00%15.00%
4枠0-2-1-160.00%10.53%15.79%
5枠1-0-0-195.00%5.00%5.00%
6枠2-2-3-1210.53%21.05%36.84%
7枠2-1-1-256.90%10.34%13.79%
8枠1-1-1-263.45%6.90%10.34%
日本ダービー過去10年前走別成績

日本ダービーはCコース替わり。そのため内側の芝が比較的良好で、内でロスなく進めた馬が好走しやすいレース。

また日本ダービーやジャパンカップでは内2頭分(もしくは1頭分)ゲートを空けます。そのため内枠のデメリットである押し込められる機会が軽減され「1枠」【2-2-1-15】と注目の枠になります。

では外枠の好走が難しいと言われればそうでもなく、過去10年、特に近年では「6枠」の真ん中やや外目の枠が【2-2-3-12】がもっとも好走率が高くなっています。

とはいえ大外枠になる「8枠」は関係者からも嫌われるケースが多く、22年イクイノックス(2着)や17年アドミラブル(3着)は実力馬ながら後方からの競馬で差し届かず。唯一勝利した18年ワグネリアン(1着)は思い切った先行策を見せており、乗り方に工夫が必要な枠となっています。

前走「皐月賞組」を最優先!

成績勝率連対率3着内率
皐月賞8-9-6-708.60%18.28%24.73%
京都新聞杯1-1-0-185.00%10.00%10.00%
毎日杯1-0-0-712.50%12.50%12.50%
青葉賞0-0-3-190.00%0.00%16.64%
プリンシパルS0-0-1-80.00%0.00%11.11%
NHKマイル0-0-0-160.00%0.00%0.00%
日本ダービー過去10年前走別成績

前走別成績では過去10年では「皐月賞組」が8勝と断然【8-9-6-70】で連対率や3着内率も高く、基本的にはここから予想の検討を始めていく形になります。

また皐月賞の着順が入れ替わるケースも珍しくなく、18年ワグネリアンの7着、17年レイデオロの5着など中山2000mから条件が一転してのの巻き返しも発生します。とはいえ2桁着順からの巻き返しは厳しく、過去10年ではヴェルトライゼンデが8着(-1.2秒)からの3着が最高。

気になる別路線組ですが全くのノーチャンスではなく、19年ロジャーバローズ(京都新聞杯2着)や21年シャフリヤール(毎日杯3着)といった勝ち馬も出ている。展開利が見込めそうな馬や、無理せずダービー1本に絞ってきた実力馬などは軽視できないという事になっている。

青葉賞組の14年マイネルフロスト(12人気3着)やプリンシパルS組の18年コズミックフォース(16人気3着)、京都新聞杯組19年ロジャーバローズ(12人気1着)と、「皐月賞組に混じって1頭は別路線組での決着で高配当」というケースは珍しくなく馬券妙味も高い。

2024年日本ダービー前走皐月賞組

  • ジャスティンミラノ(皐月賞1着)
  • コスモキュランダ(皐月賞2着)
  • アーバンシック(皐月賞4着)
  • シンエンペラー(皐月賞5着)
  • レガレイラ(皐月賞6着)
  • エコロヴァルツ(皐月賞7着)
  • サンライズジパング(皐月賞9着)
  • ミスタージーティー(皐月賞10着)
  • サンライズアース(皐月賞12着)
  • ビザンチンドリーム(皐月賞13着)
  • メイショタバル(皐月賞14着)
  • ダノンデサイル(皐月賞除外)

日本ダービー過去10年の傾向まとめ

日本ダービー過去10年の傾向

  • Cコース替わりで内側の馬場が良く「1枠」【2-2-1-15】と優勢
  • 近年は真ん中やや外の「6枠」【2-2-3-12】と好走が目立つ
  • 前走「皐月賞組」が【8-9-6-70】で過去8勝で揺るがない
  • 皐月賞と着順が入れ替わる事も珍しくなく、コース替わりで巻き返しも起こりやすい
  • 別路線組もノーチャンスではなく「皐月賞組に混じって1頭は別路線組での決着で高配当」のケースもあり

有力馬ピックアップ

有力馬ピックアップ

◎ジャスティンミラノ

ジャンタルマンタルはここまで3戦3勝。最短距離でここまでやってきた。

共同通信杯ではキャリア1戦の身ながらG1馬のジャンタルマンタルを32.6の瞬発力で完封。超スローペースながら11.4 – 10.9 – 10.8という加速ラップでの勝利だった。

皐月賞では一気に他頭数になり、速いペースの対応や器用さが求められる小回りコースなどの課題も多かったが全てクリアして1:57.1のレコード勝ち。

レコード決着が予想される馬場で、メイショウタバルの大逃げも手伝ってのタイムではあるが、共同通信杯とは全く違う流れの中で結果を出せたことが大きい。

最後はコスモキュランダとはクビ差だったが、ゴール後また伸びていたし、体重もプラス10キロと余裕のある中での勝利でダービーへの期待が高まるものだった。

瞬発力やスピードの持続力も大きな武器だが、余裕を持ったローテでダービーに迎えるのはかなり大きい。

今回は7枠15番と真ん中やや外目の枠にはなったが、すぐ内のシンエンペラーシックスペンスといった好位組の出方を見ながらレースを進められる点はプラス。

不安点としては直前のメイショウタバルの回避によって先手争いが読みにくくなった事。馬群がひと塊になって外々を回らされて最後にロスが響く展開は少し心配。80点~90点の競馬はしやすい枠だが、内々でしっかり脚を溜めた馬などに100点の競馬をされた場合は先着を許す可能性はある。

そういう意味でも後方組の末脚は脅威だが、今回は脚質の安定感や順調さでこちらを上位に据えたい。

〇ダノンエアズロック

ダノンエアズロックは4億5000万という超高額馬。新馬は稍重ながら1:48.1という好タイム。これは皐月賞馬ジオグリフ1.48.2を上回り、6月の東京芝1800mの新馬戦では歴代最高のタイムで評判に違わぬ走りだった。

続くアイビーSではスローからの瞬発力勝負で32.7の決め手を見せての勝利。序盤のポジションの差だったとはいえレガレイラを下しているのは心強い。

好走が予想された弥生賞でまさかの7着と大敗したが、+18キロ(新馬からは38キロ増)は流石に仕上げが甘かった印象で、後に軽傷ではあったが骨折も判明。期待されていただけにショックではあったがここは見直せる内容。

出直しとなったプリンシパルSでは好位追走からしっかり勝ち切り。もちろんメンバーはここに比べると大きく落ちるが、まだまだ余裕のある勝ち方で好印象。

好スタートから立ち回りやすいポジションを取れるのが強みで東京コースでの経験も十分。加えて今回は明確な逃げ馬が不在。もしペースが緩んだ場合はポジション差で有利に立つことができる。

不安点としては骨折含め当初想定していたローテで挑めなかったこと。アイビーSだけではレガレイラとの勝負付けが済んだとは言えず、ここは3歳トップクラス相手にどこまでやれるかというところ。ただ競馬ファンもまだ実力を測りかねている分期待値は大きくなっている。

▲レガレイラ

毎回言っている気もするがとにかくローテが牝馬ながらに王道なのが好印象。

ホープフルS(G1)→皐月賞(G1)→日本ダービー(G1)と簡単な相手とは戦わずに必要最小減のローテで経験を積んできた。

ホープフルSでは外に振られる馬が多く、かなり外を回る羽目になったが、それでも前目で器用に立ち回ったシンエンペラーが止まって見える程の脚を見せて勝利。

皐月賞はテンで進んでいかず、人気馬だけに周りのプレッシャーもあるストレスのかかる競馬。直線に入った段階では差し切るのは難しい位置で6着。

ここまでの4戦全てで上がり1位とこの世代トップレベルの決め手を持っており、直線の長いこの舞台で条件は好転。

その一方でどうしても前半の行き脚がつかずで苦しい展開を強いられている印象。今回も1枠2番と後方から競馬を進めるなら少し難しい枠。

それでもルメール騎手は去年のスキルヴィングが1枠2番で後方からの競馬で、4コーナーまでに上手く外に持ち出して余力十分で上がってきていた(結果は心不全による17着)。ここもルメール騎手の手腕に期待。

△シックスペンス

3戦3勝で未だ底を見せておらず、とにかく競馬センスの光る馬という印象。

新馬戦で既に鞍上のルメール騎手から「いい瞬発力でした。馬ごみでも大丈夫」というように競馬に行って難しい面が全くなさそう。

前走スプリングSは前半63.1という重賞レースとしては超スローペースで、後方のいた馬は殆ど出番なしという評価の難しいレース。

それでも直線抜け出す時の瞬発力が凄まじく、着差のつきにくいスローで直線だけであっという間に3馬身半差というのは相当な衝撃だった。最後の3Fは12.0 – 10.9 – 10.8と急坂があるにもかかわらず加速ラップでまとめ上げた。

出走していれば皐月賞の主役候補にもなりそうだったが、目標のダービーに照準を合わせ、大事をとってこのローテに。

中山のスローのレースしか経験しておらず未知数な所が大きいが、ダービーで好成績を残す「6枠、ペースもそこまで流れなさそうな中で、今までのスマートなレース運びを見たら流石に食指が動きます。

その他の注目馬

コスモキュランダは弥生賞と皐月賞のパフォーマンスだけ見れば、前日オッズ6番人気は評価されなさすぎな気がしている。中山巧者のイメージで東京コースで更にパフォーマンスを上げるとは思いにくいが、全くダメという確証は持てない。皐月賞でクビ差2着でこの人気なら流石に押さえておきたい。

アーバンシックはレガレイラとほぼ同じ血統構成で末に欠ける脚質まで似ている。百日草特別を見ても東京コース向きは間違いない。ペースが想定より遅かった場合、ジョッキーの仕掛けのタイミングなど中々難しい判断が迫られそう。オッズが許してくれれば押えておきたいが、現状他の印の馬を優先したい。

ショウナンラプンタは難しいところのある馬でそれが敗戦に直結する事が多かった。8枠、ダービー初騎乗、などで厳しい条件が揃ったが、青葉賞では勝ち馬より強い競馬をしていたように見えたし、それでこのオッズ差(12番人気)なら少額のみ押さえてもいいかもしれない。

日本ダービーレース予想(日曜15時7分更新)

レース予想
エスキース

期待値の面でダノンエアズロック本命も考えましたが、ジャスティンミラノはダービーでこその馬と思っていたので、皐月賞を勝った今無理に逆らいたくない。
その代わり〇の単勝は少し持っておこうかなと思います。

最終的な買い目は当日お昼くらいまでに追記予定です。

◎ジャスティンミラノ
〇ダノンエアズロック
▲レガレイラ
△シックスペンス
×コスモキュランダ
×アーバンシック
×ショウナンラプンタ

馬連:◎ー〇▲△×××
単勝:〇

想定ペース:スロー寄りのミドル

Keibit

最後まで読んでくださりありがとうございました!

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