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【2023京都大賞典】条件好転で復権を目指す古豪に注目【レース予想】

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2023京都大賞典 レース予想

3日開催最後はG2京都大賞典。距離やレース間隔もあってJCやエリザベス女王杯を目指す馬の参戦がよく見られるレースです。

Keibit

去年の勝ち馬ヴェラアズールは次のJCも制して一躍G1馬に

目次

京都大賞典の過去10年のデータと傾向

着順馬名性齢前走前着順
22年
阪神
1着ヴェラズール牡5ジューンS1着
2着ボッケリーニ牡6目黒記念1着
3着ウインマイティー牝5マーメイドS1着
21年
阪神
1着マカヒキ牡8天皇賞春8着
2着アリストテレス牡4宝塚記念9着
3着キセキ牡7宝塚記念5着
20年1着グローリヴェイズ牡5宝塚記念17着
2着キセキ牡6宝塚記念2着
3着キングオブコージ牡4目黒記念1着
19年1着ドレッドノータスセ6丹頂S5着
2着ダンビュライト牡5大阪杯9着
3着シルヴァンシャー牡4御堂筋S1着
18年1着サトノダイヤモンド牡5宝塚記念6着
2着レッドジェノバ牝4オールスターJ1着
3着アルバート牡7宝塚記念13着
17年1着スマートレイアー牝7鳴尾記念2着
2着トーセンバジル牡5新潟記念7着
3着シュヴァルグラン牡5宝塚記念8着
16年1着キタサンブラック牡4宝塚記念3着
2着アドマイヤデウス牡5天皇賞春9着
3着ラブリーデイ牡6宝塚記念4着
15年1着ラブリーデイ牡5宝塚記念1着
2着サウンズオブアース牡4天皇賞春9着
3着カレンミロティックセ7宝塚記念13着
14年1着ラストインパクト牡4新潟記念3着
2着タマモベストプレイ牡4丹頂S1着
3着トーセンラー牡6安田記念14着
13年1着ヒットザターゲット牡5宝塚記念11着
2着アンコイルド牡4札幌記念3着
3着トーセンラー牡5宝塚記念5着
京都大賞典の過去10年の1~3着馬の性齢と前走

年齢は経験もある成熟した5歳が優秀

まず年齢で比較すると、5勝を挙げている5歳の活躍が一番目立つ。次に充実期の4歳でこれはまあ当然ともいえる。

  • 3歳(0-0-0-1)
  • 4歳(2-5-2-18)
  • 5歳(5-3-3-30)
  • 6歳(1-2-2-26)
  • 7歳以上(2-0-3-27)

今年は少し年齢層が高く5歳の馬はビッグリボンただ1頭でこの馬には心強いデータ。牝馬の参戦は少ないながらも(1-1-1-13)とそこそこ健闘していて要注目。

4歳の参戦もやや少なくブローザホーン、プラダリア、インプレスの3頭。

前走G1組が安定の強さ

古馬G1へのステップレースでもあるだけに前走G1組が強いレース。

  • 前走G1(6-4-7)
  • 前走G2(0-2-1)
  • 前走G3(2-1-1)
  • 前走OP(1-1-0)
  • 前走3勝(1-0-1)

中でも宝塚記念組は盤石で過去10年で5勝を挙げています

今回なら、ヴェラアズール、ディープボンド、ボッケリーニが宝塚記念組。G1組でというならアイアンバローズも前走天皇賞春で該当します。

これらの馬には注目です。

レース予想

レース予想

◎ヴェラアズール

芝転向で一気に才能が開いた馬で、去年は「ジューンS→京都大賞典→JC」と三連勝でG1制覇まで一気に駆け抜けた。

近走の成績不振だが、

  • 有馬記念10着(力のいる暮れの中山・ロングスパート戦)
  • ドバイWC13着(ダート)
  • 宝塚記念8着(内回り阪神・タフな展開)

と京都大賞典33.2秒、JC33.7秒と終いの切れ味を発揮できた舞台とは全く傾向の違うレースを強いられてきた。

今回は開幕週の京都。瞬発力が問われやすくゆったりした広いコースでようやくこの馬向きの条件で走れそう。

去年は阪神2400mでの圧勝だったが、京都2400mもタイプ的には向いていると感じる。直線は阪神は約470m、京都は約400mとやや短くなるので、2枠を活かして上手く内を突いていきたいところ。JCはかなりインに殺到したレースで上手く抜けてきたように(あれはムーア騎手なのだが…)無理難題ではないと思っている。

「6歳」、「59キロ」、「仕上げ途上」と嫌われている要素も理解できるが、格上で前日3~4番人気なら妙味を取りたい。

去年稍重で勝っているとはいえキレが削がれる雨はかなり心配。そもそも瞬発力が問われずタフな馬場になった時は印を変えなければいけないまである。

〇ボッケリーニ

ボッケリーニは特にG2G3で安定した成績を見せている。以下はその成績。

  • G3(2-1-0-3)
  • G2(1-3-1-0)
  • G1(0-0-3)

特にG2では無類の安定感を見せている。G1でもうワンパンチ欲しいがG2では好走しているというのは、立ち回りの上手さでカバーしているのが大きそう。

もう7歳だがレース内容に陰りは全く見えないし、この馬に関しては年齢はそこまで気にしなくてもいいかも。

どちらかというとタフな馬場のほうが良さそうだが、どんな展開でも恰好はつけているだけにこの位置に据えたい。

▲ブローザホーン

ブローザホーンは今年に入って頭角を現し始めた馬で、函館記念では思いのほか後方からの競馬になって良く追い込んできたものの3着。

中山2500mの2勝クラスで2:31.5の好時計で走っているだけにポテンシャルは高そう。ちなみこのタイムは過去10年の有馬記念で見てもこれより早いのはリスグラシューの2:30.5のみ。

また2200m以上のレースに限れば(4-0-0-1)と長い距離に自信を持つ。

これらのパフォーマンスを見るとやはり小回りの長距離というイメージがある。

道悪で走ることが多く綺麗な馬場での瞬発力勝負の経験が乏しいため予想が立てづらいが、このメンツでいきなりこなしてしまってもそこまで驚かない素質は感じる。

前走札幌日経オープンの勝ちっぷりがよかった分、やや人気先行気味になっている事と、ここにきてジョッキー変更の意図が掴めないのがやや不満。

それでも雨の状態次第では大きく浮上する1頭。

△ヒートオンビート

好走はするものの中々勝ち切れないレースが続いていたが前走目黒記念でようやくの重賞制覇。レーン騎手が内で上手く我慢させて、最後まで先頭を追いかける形になったのも良かった。

能力的には更に上でという感じはあまりしないが、相手なりの安定感はある。

今回はやはり川田騎手を確保できたのが大きい。今の川田騎手なら上手く立ち回ってくれるだろうという安心感がある。

ある程度キレ勝負にも対応できる柔軟性を評価したが、そういう勝負が得意かといわれると若干怪しくはある。

△ビッグリボン

マーメイドSでは超Hペースを慌てず乗り切って1着。関門橋S→福島牝馬Sは西村騎手が上手く乗れなかったとのことでその経験を活かしての勝利でした。

(5-1-2-2)という成績も立派で、5歳ながらあまり使われていないのでフレッシュ。また冒頭で紹介したように活躍が目立つ5歳唯一の該当馬。

操縦性は高いとのことで毎日王冠に続き西村騎手の素晴らしい立ち回りが期待できるし距離のごまかしは効きそう。

瞬発力勝負に寄りすぎるとやはり不安だが、人気もそこまでないので。

△ディープボンド

G1で4回も2着に来ているようにこのメンバーでの実績としてはトップクラスだが、どうしてもタフなレースで浮上する馬というイメージで、京都実績はあるが開幕週の京都が合っているかと言われれば疑問が残る。

ただ好位で立ち回れる馬だし実力自体は上位。言ってしまえば展開一つなので、スタミナが要求される流れになれば当然大きく浮上するので押さえてはおきたい。

京都大賞典暫定予想(日曜夜時点)

瞬発力勝負になることを期待してシンプルに単勝のみでいくか。手広く流すかは迷いどころ。

後もし追加するなら△マイネルウィルトス、△プラダリアあたりは人気もそこまでなので狙っても良さそう。

流石に馬場にも左右されそうな感じなのでここはゆっくり決めたいです。月曜昼頃までには最終予想決めて更新したいです。

◎ヴェラアズール
〇ボッケリーニ
▲ブローザホーン
△ヒートオンビート
△ビッグリボン
△ディープボンド

想定ペース…スロー

京都大賞典暫定予想(15:05更新)

京都はギリギリまで待ってみたのですが、重馬場でのレースになりそう。

本命の入れ替えまで悩んだのですが6番人気に誘惑に負けて結局これで、重馬場だとどれもワンチャンスありそうで非常に難解です。

ヴェラアズールは中々理想的な条件で走らせてもらえないですね…

◎ヴェラアズール
○ブローザホーン
▲ボッケリーニ
△ヒートオンビート
△ビッグリボン
△ディープボンド
×マイネルウィルトス
×プラダリア
×ヒンドゥタイムズ

単勝 ◎ 
馬連 ◎→〇▲△△△×××

想定ペース…スロー


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