豪華メンバーによる札幌記念はプログノーシスが向こう正面から早めにポジションを押し上げて行き、2着に4馬身差をつけての勝利。
1番人気のジャックドールは6着と明暗が分かれる形に。
レース予想結果
着順 | 枠 | 馬番 | 馬名 | 重量 | 騎手 | タイム | 通過順位 | 上がり | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 7 | 13 | プログノーシス | 58.0 | 川田将雅 | 2:01.5 | 13-11-5-2 | 36.0 | 2 |
2 | 6 | 10 | トップナイフ | 55.0 | 横山和生 | 4 | 6-5-3-1 | 36.9 | 9 |
3 | 1 | 1 | ソーヴァリアント | 58.0 | C.ルメール | 3 | 10-8-10-3 | 36.7 | 4 |
予想としては本命のジャックドールが負けたのが全て。
トップナイフに印を打つことができていればまだ格好はついたのですが…
◎ジャックドール 6着
〇プログノーシス 1着
▲ダノンベルーガ 4着
△ウインマリリン 9着
△ヒシイグアス 5着
△シャフリヤール 11着
△ラーグルフ 8着
穴イズジョーノキセキ 7着
想定ペース・・・ミドル
実際のラップライム・・・12.3 – 10.9 – 12.3 – 12.6 – 12.3 – 12.2 – 12.5 – 12.0 – 12.0 – 12.4(ミドル)
完敗…宝塚記念などでよく見るようなサバイバルレースになりました。
レース展開
ユニコーンライオンとアフリカンゴールドがかなり主張する感じでこの2頭が1番手2番手。
ウインマリリンも行きっぷりがよく自然な形での3番手追走。1番人気のジャックドールはこれらを行かせての少し離れての4番手追走でした。
今日の同じコースでの勝ち時計ですが、新馬戦で2:08.3、1勝クラスで2:04.3ですから、札幌記念の2:01.5はかなり締まったレースになった印象。
ラップも大きく緩んでいる箇所がない。
1~3着馬はいずれも4コーナーではすでに1~3番手まで進出してきており、逃げた馬や後方から末脚に賭けた馬はいずれも厳しかった。
1~3着馬の評価
1着 〇プログノーシス
外枠からのスタートのため、一旦後方まで下げてそこから内を回ってポジションを押し上げていくような立ち回り。
1000m付近からは早くも徐々にポジションを上げていく形で、4コーナーでは早くも2番手。
直線後は後ろを引き離しての圧勝と今回は力の違いを見せつけました。
今までは直線一気一辺倒でしたが、札幌に変わって向こう正面からコーナーで進出する競馬をできたのが勝因の一つ。
これで川田騎手が乗った時は6戦6勝と負けなし。今回も120点と言える騎乗でしばらく川田騎手には逆らいたくないという感じでした笑
これくらいタフな馬場も初めてだった思いますが、しっかり対応できたのは力をつけてきた証ですね。今回のような競馬は脚を溜める場面がないだけに余計強さを感じました。
当然秋も楽しみな1頭に。
2着 トップナイフ
トップナイフは唯一の三歳馬。皐月賞でも重い馬場をこなしていたものの9番人気と人気の盲点になっていた形。
この馬はここ2走で出遅れていて、そこも不安視されていて、今回もスタートで後れを取る感じでした。
しかし他の馬が避ける最内を突き、素早くリカバリーして好位追走できたのがまず好判断。
更に逃げ馬がバテて早めに先頭に立ったところで、後ろを待たず迷うことなく押し切ろうとしたのも好判断だったと思います。
持ち前のしぶとさが活きる馬場や展開というのもあったでしょうが、それが古馬の強豪相手にも通用したのは大きな収穫だったのではないでしょうか。
後はスタートが改善できれば更に成長できそう。
3着 消し ソーヴァリアント
4番人気とかなり人気になっていて条件好転も泣く泣く消した1頭。
ここ2走での大敗がありましたが、ここはそつのない競馬で上手く盛り返しました。
雨の影響でのタフな馬場もオルフェーヴル産駒のこの馬にはプラスに働いていた感じでした。
まだG1は少しハードルが高そうだが、今回前向きに走れていたのは大きい収穫。
その他注目馬
6着 ◎ジャックドール
状態面での甘さもあったのかもだが、やはり想定以上にタフな馬場が厳しかった印象。
前3頭が崩れているため、離れた4番手追走自体は悪くなく、緩みのない展開もこの馬向きだったがスピードを活かす展開とは少し違った。
勝負所でトップナイフがやったような4コーナーで突き放す展開が理想だったが、この時点で手ごたえが怪しかった。
去年は似たような馬場を克服して1着だったが、去年3着のウインマリリンが9着になったように、今回はメンバーレベルも1段上がってさらにタフな1戦になりました。
天皇賞秋はベストの条件で当然見直せるが、相手も強くなるし「大阪杯」のようにトラックバイアスから何まで全てが噛み合うのは難しいかも。
4着 ▲ダノンベルーガ
勝ち馬には大きく離されてしまったが、正直悪くないと思った4着。
調教師の言う事を信じるならここはまだまだ仕上げ途上だったろうし、この馬の持ち味である瞬発力が活かせる馬場や展開でもなかった。
同じく瞬発力寄りで仕上げイマイチだったシャフリヤールが大きく崩れた事を考えればよくやっていると思います。
強い馬には普通に負けての掲示板も多いですが、天皇賞秋ではおそらく状態もピークだし、コース条件もベストで後はどこまで格上馬と渡り合えるかという感じ。
レース総括
- 稍重発表ではあるが洋芝という事もあってそれ以上にタフな馬場だった
- ラップは緩みなく先行勢、追い込み勢共に厳しかった
- プログノーシスは直線一気でなく自分から勝ちに行く競馬ができたのが大きな収穫
- 巻き返しが期待できるのは状態・条件ともイマイチだったダノンベルーガ
いかがでしたか?今後さらにサイトを充実させていきたいと思います。
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