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【2024高松宮記念】好枠活かしたマッドクールがデッドヒートを制してG1初制覇【レース回顧】

2024高松宮記念 レース結果・回顧 

2024年高松宮記念は6番人気のマッドクールが1枠2番を活かした競馬で初G1勝利。最後はナムラクレアと秋に悔しい思いをした同士の壮絶な叩き合いとなりました。

ここでは24年高松宮記念のレース回顧をしていきます。次走の参考になれば幸いです。

目次

レース予想結果

レース予想結果
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着順枠番馬名重量騎手タイム通過順位上がり人気
12マッドクール58.0坂井瑠星1:08.93-333.76
23ナムラクレア56.0浜中俊アタマ10-1033.22
310ビクターザウィナー58.0K.リョン31-134.55
エスキース

印をつけた4頭中3頭での決着で単勝と馬連BOXが的中
3連系も買っておけばよかったなというのは正直ありますが、この印の順番だと最悪の結果もありえただけに、そこまでずれた買い方ではなかったかなと思います。

◎ビクターザウィナー
〇マッドクール
▲ナムラクレア
△ルガル

単勝:◎
単勝:〇
馬連BOX:◎〇▲△

想定ペース:ミドルペース

的中! 単勝:960円 馬連:2,110円

レース展開

レース展開

12.5 – 10.8 – 11.6 – 11.4 – 11.0 – 11.6(1:08.9)重
スローペース

先手を取ったのはスタートに定評があったビクターザウィナー。モズメイメイ、テイエムスパーダあたりは前に行くそぶりもなく前半34.9後半34.0で前はかなり楽なペース。

今日の中京競馬場は基本的には内が有利のままで後方待機馬や外枠の馬にはかなり厳しいレースになった。

加えて土日の雨もあって馬場適性の差も大きく左右したレース

勝ち時計の1:08.9は重のスローという事を考えて標準的なものと言って良さそう。

上位入線馬の見解

上位入線馬

1着 〇マッドクール

減った馬体重もすっかり戻っており少し余裕があるくらい。

スタートが決まった後もある程度勢いをつけて出していきつつの2番手。今日は1~4着馬の内3頭が前に行った馬なのでジョッキーの判断も冴えていた。

1枠からの競馬で今日内の伸びるところを譲らず足を溜める最高の競馬。

パワー型らしく重馬場も全く気にするところもなかったし直線も余裕をもって抜け出せた。スプリンターズSに引き続き神騎乗ともいえる内容で逃げ・先行を得意とする坂井騎手はベストのコンビと言える。

Keibit

香港カップで敗戦を挟んでぶっつけというローテの分オッズ的には旨味がありました。
ただここがベスト条件ではあるので高速馬場になった時に人気しているなら少し慎重になりたいですね。

2着 ▲ナムラクレア

ナムラクレアは2枠の枠順を活かした競馬ができていたし、中団追走から瞬発力を活かすのも今まで磨いてきた競馬。

今日の流れを考えれば最後は良く追い込んできているが、またしても僅差でG1には手が届かなかった。

予想段階でも述べたがペースがもう少し流れて、あと1つ展開の助けが欲しかったという感じ。枠順もよく通ったコースも正解だっただけにこの差は悔やまれるでしょうね。

現役トップクラスの実力を持つスプリンターではあるのだが…

Keibit

この距離なら条件問わずに安心して買えるというのは大きいですね。こうなるとG1制覇するところが見てみたい!

3着 ◎ビクターザウィナー

持ち前のスタートダッシュの速さで回りの行く気を削ぎ、楽な流れに落とし込んだ。これは前走センテナリースプリントカップ(G1)と同様でこの馬の得意パターンに持ち込んだ。

坂で2番手のウインカーネリアンに迫られた時もしぶとく抵抗していたが1、2着とは結局3馬身の差がついた。

やはり注目は4コーナーから直線にかけてのコース取り。直線通ったところ自体は比較的馬場の綺麗な所で、事実9レースのシュガークン(武豊騎手)が同じところを走って見事勝利している。

ただそこにちょっと持ち出すのが早くて4コーナーでは既に外に進路をとっている。これだと前ポジションの特権であるコーナーを最短距離で走れる権利を手放してしまっている。

また最内自体も他レースでよく来ていたように悪くなく、その進路を1、2着馬に簡単に渡してしまったことで2重に損をしてしまった形。

最内を通っていたらあの3馬身差が覆ったとまでは思えないが、この辺りは日本の騎手と中京コースの経験の差が出たと思います。

Keibit

少し苦言が多くなりましたがスタートの速さは感動ものだったし、安田記念の同調教師のロマンチックウォリアーの参戦も期待できそうで楽しみになりました。

その他注目馬の見解

その他注目馬

10着 △ルガル

課題のスタートは上手くクリアしたが、取りたかったポジションをウインカーネリアンに先に取られてしまった印象。

ここは積極性を見せた三浦皇成騎手が一枚上手で、直線入り口では前を追いかけるのは既に苦しそうな感じにも見えた。

一段階レベルの上がったメンバーと馬込みの中での競馬も前走から少し勝手が違ったのではと思う。

Keibit

G1の壁に跳ね返されはしましたがこれが初挑戦の4歳馬。成長の余地は残していると思います。

8着 ママコチャ

3、4番手で川田騎手らしくG1で勝負になるポジションは取れていた。

外目の枠順、スプリンターズS程とはいかなかった状態、重馬場といくつかの要因が重なってのもので、マッドクールとナムラクレアにはスプリンターズSで勝っていることを考えれば全く気落ちする内容ではない。

Keibit

これで大きく人気を下げる事はなさそうですが、条件が好転した時にもし人気が落ちているようなら積極的に狙いたいですね。

レース総括

  • 高松宮記念らしく雨の影響の大きい重馬場でのレース
  • ビクターザウィナーが一気に先手を取りきり前半34.9のスローの流れ
  • 1、3着馬が前での競馬、1、2着馬が内枠有利を活かした競馬
  • 馬場適性のない馬や後方の馬は別条件で見直せる内容
Keibit

最後まで読んでくださりありがとうございました。
来週は大阪杯ドバイワールドカップデーと一気に競馬熱も上がりそうです。

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