いよいよ夏競馬も後半戦!今週はサマースプリントシリーズ第5戦のキーンランドCです。
秋の大一番スプリンターズSに向けてナムラクレアを始め、北の大地に快速馬たちが集結しました。
昨年のウインマーベルはこのレースをステップにスプリンターズS2着になりました。
キーンランドCの傾向
以下はキーンランドCの過去9年のデータです。(2013年は函館開催なので除外しています)
年 | 着順 | 枠 | 馬番 | 馬名 | 性齢 |
22年 | 1着 | 4 | 8 | ヴェントヴォーチェ | 牡5 |
2着 | 3 | 5 | ウインマーベル | 牡3 | |
3着 | 1 | 1 | ヴァトレニ | セ4 | |
21年 | 1着 | 6 | 12 | レイハリア | 牝3 |
2着 | 5 | 9 | エイティーンガール | 牝5 | |
3着 | 4 | 8 | セイウンコウセイ | 牡8 | |
20年 | 1着 | 7 | 14 | エイティーンガール | 牝4 |
2着 | 6 | 12 | ライトオンキュー | 牡5 | |
3着 | 8 | 15 | ディメンシオン | 牝6 | |
19年 | 1着 | 7 | 13 | ダノンスマッシュ | 牡4 |
2着 | 4 | 7 | タワーオブロンドン | 牡4 | |
3着 | 8 | 16 | リナーテ | 牝5 | |
18年 | 1着 | 6 | 11 | ナックビーナス | 牝5 |
2着 | 4 | 7 | ダノンスマッシュ | 牡3 | |
3着 | 2 | 4 | ペイシャフェリスタ | 牝5 | |
17年 | 1着 | 6 | 8 | エポワス | セ9 |
2着 | 7 | 11 | ソルヴェイグ | 牝4 | |
3着 | 5 | 6 | ナックビーナス | 牝4 | |
16年 | 1着 | 8 | 14 | ブランボヌール | 牝3 |
2着 | 3 | 4 | シュウジ | 牡3 | |
3着 | 7 | 12 | レッツゴードンキ | 牝4 | |
15年 | 1着 | 7 | 13 | ウキヨノカゼ | 牝5 |
2着 | 8 | 16 | トーホウアマポーラ | 牝6 | |
3着 | 5 | 10 | ティーハーフ | 牡5 | |
14年 | 1着 | 4 | 7 | ローブティサージュ | 牝4 |
2着 | 8 | 15 | レッドオーヴァル | 牝4 | |
3着 | 7 | 14 | マジンプロスパー | 牡7 |
外枠と牝馬が強いレース
札幌芝1200mは外枠が強い傾向にありますが、これはキーンランドCに絞ってみても同様です。
- 1枠(0-0-1-15)
- 2枠(0-0-1-14)
- 3枠(0-2-0-15)
- 4枠(2-2-1-13)
- 5枠(0-1-2-14)
- 6枠(3-1-0-14)
- 7枠(3-1-2-12)
- 8枠(1-2-2-13)
4枠も優秀ですが主に外枠に良績が集中しているのがわかります。
さらに牝馬が活躍するレースでもあり、過去9年で6回牝馬が優勝しています。
- 牝馬(6-4-5)
- 牡馬/セン馬(3-5-4)
今年のメンバーで、「4枠・6枠・7枠・8枠」かつ「牝馬」に該当するのは…
- シナモンスティック(4枠・牝4歳)
- レイハリア(7枠・牝5歳)
- ナムラクレア(7枠・牝4歳)
- サトノアイ(8枠・牝5歳)
となります。
特に1番人気が予想されるナムラクレアには追い風のデータになり注目です。
有力馬ピックアップ
◎ナムラクレア
非常に安定感のある馬で、過去に馬券外になったのは以下の3レース。
- 阪神JF(G1)1600m 5着
- スプリンターズS(G1)1200m 5着
- ヴィクトリアマイル(G1)1600m 8着
阪神JFとヴィクトリアマイルはこの馬にとって少し長いマイル、スプリンターズSは内有利の中で外々を回らされてのもの。
また言うまでもなくこれらは全てG1で、G3の1200mでは当然実力上位の存在です。
更に「斤量55キロ」、「洋芝適正アリ」、「有利な外枠」など後押しする要素も多く、道悪もこなせる。当然1番人気ではあるのだけれどここは不動の本命で。
〇キミワクイーン
キミワクイーンはこのレースに直結しやすい函館スプリントステークスの勝ち馬。
2走前の春雷Sでも今後、スプリント重賞で活躍していくであろうマッドクール相手にクビ差の2着。前走の函館SSを制覇してからは早めにここに目標を定めて、ゆとりのあるローテというのも好感が持てる。
札幌、函館は共に1戦1勝で洋芝適正も見せており、鞍上の横山武史騎手とは(3-2-0-0)と手が合っていそうなのもプラス。
鞍上の追い切り評価は「前走よりは若干落ちるというか前走が良すぎた」とのことで、過度な期待は禁物だが悲観する内容ではなさそう。
▲ナランフレグ
7歳となり流石に成績に陰りが見えてきつつあるナランフレグだが、まだまだ見どころのある競馬を続けている。
ここ最近は出走レースがほとんどG1。その中には安田記念なども含まれており一概に衰えたとは言い切れないというのもある。
オーシャンSの9着も前が詰まってのもので、高松宮記念では相変わらず好走していることを考えればここは巻き返しのチャンス。
ただ追い込み一辺倒であるため、ある程度展開の助けは欲しい。今の札幌は最後内が開くだろうし、後方からのイン強襲を得意とするこの馬にはうってつけ。当日馬場が渋って他馬が気にするようなら浮上してもおかしくない。
2023キーンランドC暫定予想(土曜夜時点)
今回は、基本◎ナムラクレアの単勝中心で考えています。
ただ現在単勝2.7倍でさらにここから下がる事が予想されるので、この辺りをよく見ながら最終的な予想を決めたいと思います。
馬場もどれくらい渋るのかも要チェックですね。
◎ナムラクレア
〇キミワクイーン
▲ナランフレグ
想定ペース・・・スロー寄りのミドル
2023キーンランドC最終予想(14時55分更新)
昼頃からかなりまとまった雨が降っているようで想定以上の重馬場に。
外差しの傾向が強まってきたので△ゾンニッヒと穴っぽいところを追加。単勝と馬連で。
◎ナムラクレア
〇キミワクイーン
▲ナランフレグ
△ゾンニッヒ
△ジュビリーヘッド
△シナモンスティック
想定ペース・・・スロー寄りのミドル