中京競馬場は左回りの競馬場です。2012年の大掛かりな改修工事によってダートコースは1周の長さが約1530mにもなりました。これは東京、京都に次いでの3番目の長さで、4大主場にも引けを取らない大きな競馬場へとリニューアルしました。
いわゆるローカル場なのですが「高松宮記念」や「チャンピオンズC」といったG1も行われる珍しい競馬場です。
ここでは中京競馬場のダート1800mの特徴や傾向をコース図を交えて解説していきます。
中京ダート1800mで開催される代表的なレース
- チャンピオンズC(G1)
- プロキオンS(G2)
- 名鉄杯(L)
中京ダート1800mは、秋のダート王を決めるチャンピオンズCが代表的なレースとなります。
第14回までは「ジャパンカップダート」として東京競馬場や阪神競馬場で開催されていましたが、国際招待制も廃止され日本調教馬を中心としたレースへと生まれ変わることに。またこのタイミングで中京ダート1800mへと舞台が変わりました。
更に2025年からプロキオンSが中京ダート1800mに、時期も1月に変更されフェブラリーSの前哨戦として開催されます。
中京ダート1800mのコースの特徴




直線上り坂途中からのスタート


中京ダート1800mは特殊で、スタンド側の直線の上り坂からの途中からスタートになります。
更に1コーナーまでも約300mと短く、1、2コーナーは小回りで、向こう正面半ばまで続く上り坂もあって前半はペースが上がりきらないことも珍しくありません。
起伏が激しくダートコースでも屈指のタフなコース
向こう正面半ばからは下り坂になり、これが直線入り口まで続きます。
3、4コーナーはスパイラルカーブが採用されています。
コーナーの入り口は緩やかで、出口にかけて段々と急で小回りになってくる形状のカーブ。出口で外に膨らみやすいため馬群がばらけ易く、差し馬不利の軽減や枠順の有利不利などの軽減が期待できると言われている。
中京ダートコースの直線は410.7mと長い上に、高低差2.0mの急坂も待ち受けています。登り切った後にもゴールまで200m走りきらなければなりません。
ちなみに直線の長さは東京501.6 mに次いで第2位で、急坂も中山の2.2mに次いで第2位です。
このように序盤からアップダウンが激しく、直線の坂を2度上ることになる中京ダート1800mはダートコースの中でも屈指のタフなコースです。
中京ダート1800mデータ詳細
| コース | 左回り |
| 一周距離 | 1530m |
| 直線距離 | 410.7m |
| 高低差 | 3.4m |
| コースレコード | 1:47.6(スマハマ 2019 名鉄杯) |
中京ダート1800mで注目の枠順・脚質
| 枠 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
| 1枠 | 39-46-36-425 | 7.14% | 15.57% | 22.16% |
| 2枠 | 44-52-44-448 | 7.48% | 16.33% | 23.81% |
| 3枠 | 48-47-50-482 | 7.66% | 15.15% | 23.13% |
| 4枠 | 58-49-57-511 | 8.59% | 15.85% | 24.30% |
| 5枠 | 63-56-51-553 | 8.71% | 16.46% | 23.51% |
| 6枠 | 62-64-72-584 | 7.93% | 16.11% | 25.32% |
| 7枠 | 57-67-52-655 | 6.86% | 14.92% | 21.18% |
| 8枠 | 71-61-77-642 | 8.34% | 15.51% | 24.56% |
枠順では「5枠」、「4枠」、「8枠」あたりは勝率が良く注目の枠になります。
脚質は、「先行」、「差し」、どちらも成績が良く安定した脚質になります。ただしスパイラルカーブで直線は馬群がバラけやすいものの、外からの差しは決まりにくく、内からロスなく差してくるケースが多くなっています。
| 枠順 | 5枠・4枠・8枠 |
| 脚質 | 先行・差し |
その他の中京競馬場のコース
チャンピオンズカップ過去10年のデータと傾向
以下はチャンピオンズカップの過去10年の1~3着馬の枠順と前走・前走着順です。
| 年 | 着順 | 枠 | 馬名 | 前走 | 前着順 |
|---|---|---|---|---|---|
| 24年 | 1着 | 2 | レモンポップ | MCS南部杯 | 1着 |
| 2着 | 8 | ウィルソンテソーロ | JBCクラシック | 1着 | |
| 3着 | 6 | ドゥラエレーデ | みやこS | 11着 | |
| 23年 | 1着 | 15 | レモンポップ | MCS南部杯 | 1着 |
| 2着 | 7 | ウィルソンテソーロ | JBCクラシック | 5着 | |
| 3着 | 5 | ドゥラエレーデ | セントライト記念 | 8着 | |
| 22年 | 1着 | 5 | ジュンライトボルト | シリウスS | 1着 |
| 2着 | 10 | クラウンプライド | JBCクラシック | 2着 | |
| 3着 | 3 | ハピ | みやこS | 4着 | |
| 21年 | 1着 | 6 | テーオーケインズ | JBCクラシック | 4着 |
| 2着 | 13 | チュウワウィザード | JBCクラシック | 3着 | |
| 3着 | 11 | アナザートゥルース | みやこS | 3着 | |
| 20年 | 1着 | 11 | チュウワウィザード | JBCクラシック | 3着 |
| 2着 | 2 | ゴールドドリーム | MCS南部杯 | 6着 | |
| 3着 | 13 | インティ | MCS南部杯 | 9着 | |
| 19年 | 1着 | 5 | クリソベリル | 日本テレビ盃 | 1着 |
| 2着 | 11 | ゴールドドリーム | MCS南部杯 | 3着 | |
| 3着 | 4 | インティ | みやこS | 15着 | |
| 18年 | 1着 | 2 | ルヴァンスレーヴ | MCS南部杯 | 1着 |
| 2着 | 12 | ウェスタールンド | 武蔵野S | 7着 | |
| 3着 | 9 | サンライズソア | JBCクラシック | 3着 | |
| 17年 | 1着 | 9 | ゴールドドリーム | MCS南部杯 | 5着 |
| 2着 | 13 | テイエムジンソク | みやこS | 1着 | |
| 3着 | 1 | コパノリッキー | JBCスプリント | 2着 | |
| 16年 | 1着 | 8 | サウンドトゥルー | JBCクラシック | 3着 |
| 2着 | 2 | アウォーディー | JBCクラシック | 1着 | |
| 3着 | 4 | アスカノロマン | みやこS | 14着 | |
| 15年 | 1着 | 4 | サンビスタ | JBCレディスC | 2着 |
| 2着 | 1 | ノンコノユメ | 武蔵野S | 1着 | |
| 3着 | 2 | サウンドトゥルー | JBCクラシック | 2着 | |
G1の中でも屈指のリピーターレース
「リピーター」とは過去同レースで3着以内に入った馬が再び好走するケースです。
チャンピオンズカップではこの「リピーター」が多いのが大きな特徴です。
| 馬名 | 成績 |
| レモンポップ | 24年:1着 23年:1着 |
| ウィルソンテソーロ | 24年:2着 23年:2着 |
| ドゥラエレーデ | 24年:3着 23年:3着 |
| チュウワウィザード | 21年:2着 20年:1着 |
| ゴールドドリーム | 20年:2着 19年:2着 17年:1着 |
| インティ | 20年:3着 19年:3着 |
| サウンドトゥルー | 16年:1着 15年:3着 |
過去10年だけでも7頭がリピーターとなっている強めのレース傾向です。
ただ、複数回出走してリピ―ターになれなかった馬も当然いるので、過度な信頼は禁物です。
内寄りの枠が好走率高め、「8枠」は非常に難しい枠
| 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 | |
| 1枠 | 1-2-2-12 | 5.9% | 17.6% | 29.4% |
| 2枠 | 2-1-2-15 | 10.0% | 15.0% | 25.0% |
| 3枠 | 3-0-3-14 | 15.0% | 15.0% | 30.0% |
| 4枠 | 0-2-0-18 | 0.0% | 10.0% | 10.0% |
| 5枠 | 2-1-1-16 | 10.0% | 15.0% | 20.0% |
| 6枠 | 1-1-1-17 | 5.0% | 10.0% | 15.0% |
| 7枠 | 0-3-1-16 | 0.0% | 15.0% | 20.0% |
| 8枠 | 1-0-0-18 | 5.3% | 5.3% | 5.3% |
道中外を回されると厳しい中京ダート1800m。3着内率に目を向けると「3枠」30.0%→「1枠」29.4%→「2枠」25.0%とやはり内寄りの枠から好走馬が出やすくなっています。
また「8枠」は過去10年で1着が1回あるのみで、難しい枠と言わざるを得ません。
この唯一の1着は23年レモンポップ(8枠15番、1番人気)の逃げによるもの。
道中外を走り続けることになる脚質は乗り方に工夫が必要になってくるでしょう。
マイルCS南部杯組の好走率の高さにまずは注目!
| 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 | |
| MCS南部杯 | 4-2-1-9 | 25.0% | 37.5% | 43.8% |
| JBCクラシック | 3-5-2-27 | 8.1% | 21.6% | 27.0% |
| シリウスS | 1-0-0-8 | 11.1% | 11.1% | 11.1% |
| 日本テレビ盃 | 1-0-0-2 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
| JBCレディスクラシック | 1-0-0-3 | 25.0% | 25.0% | 25.0% |
| 武蔵野S | 0-2-0-23 | 0.0% | 8.0% | 8.0% |
| みやこS | 0-1-5-28 | 0.0% | 2.9% | 17.6% |
| JBCスプリント | 0-0-1-2 | 0.0% | 0.0% | 33.3% |
| セントライト記念 | 0-0-1-0 | 0.0% | 0.0% | 100.0% |
前走別成績では過去10年では「MCS南部杯組」が【4-2-1-9】の4勝でトップ。連対率や3着内率も非常に高く、まずは、ここから予想の検討を始めていく形になります。
続いて、「JBCクラシック組」も【3-5-2-27】と主流ローテの中では優秀。
一方で、「武蔵野S組」が【0-2-0-23】、「みやこS組」が【0-1-5-28】と出走頭数の多さに反して勝ち馬が出ていまません。
次に前走着順を見てみると、24年3着のドゥラエレーデ(みやこS11着)、19年3着インティ(みやこS15着)、16年3着アスカノロマン(みやこS14着)と二桁着順からの巻き返しもチラホラ。
穴を探すなら前走好走馬以外も慎重に検討したい。







