サマーシリーズ第2弾の函館記念。函館得意の歴戦の古馬達から初重賞制覇を目論む勢いのある4歳まで多彩なメンバーが揃いました。
函館は土曜時点で重馬場で明日もはっきりしない天気。ここ最近は雨に惑わされる重賞レースが続きますが今週も馬場状態はギリギリまで確認しておく必要がありそうです。
有力馬ピックアップ
◎アラタ
重賞でも確実に最後は伸びてくる脚を持っている1頭で、近走成績を素直に評価するならこの馬。
善戦続きでも勝ち切れない馬ならばあまり印は重くできないが、前走OPになった途端しっかり勝った点が評価できる。函館成績は前走巴賞も含め(3.0.0.1)で申し分なし。
最大の鍵は馬場状態。
去年の函館記念が雨中の重馬場で6着。横山武史騎手がレース後コメントで「馬場がイレギュラー過ぎた」と言うようにあそこまで悪化するようなら評価は下げたい。
重馬場自体はケフェウスSでこなしているようにある程度の馬場までなら克服できると踏んでいるのですが…
〇ローシャムパーク
セントライト記念ではガイアフォースとアスクビクターモアにこそ差をつけられたが、七夕賞勝ち馬セイウンハーデスと中山金杯勝ち馬ラーグルフには先着しており、あっさりでもおかしくない1頭。
前走むらさき賞は直線中々前が開かず、実質最後の300mだけで勝負を決めた。
ハービンジャー産駒で2000mはいいし道悪もある程度こなすと想定していますが、切れ味がある馬なのでできれば良馬場でやりたいところ。
▲ブローザホーン
ブローザホーンは重賞初挑戦だが勢いがある。昨年未勝利を勝ち上がるまで9戦を要したが、勝ち上がってからは(3.1.0.1)と今までの足踏みが嘘のような戦績。
雨予報で道悪が予想される今回は、小型馬で道悪好成績のこの馬にはチャンス。不良馬場の前走、馬群の中でじっと我慢して直線で5馬身突き抜けたのは心強い。
また前々走は2500mの2勝クラスで2:31.5の好時計で走っているように重賞で即通用してもおかしくない。
切れ味で勝負してきた馬ではないのでタフな流れになりそうなこの舞台は向きそう。格下でも要警戒。
△ユニコーンライオン
ユニコーンライオンはここ最近王道路線で戦いすぎた。宝塚2着などもあるが本来これくらいのレベルで戦うのが適正。
逃げのイメージが強く内枠のこの馬が主張すれば他は譲ってくれるはず。59キロを背負ってどうかだが完全に無印にするのは怖い1頭。
△ハヤヤッコ
以前はダートメインで活躍していた白気馬。芝に新天地を求めた去年このレースを雨の中、見事制覇しました。
近走のレースぶりはよく言えば堅実で悪く言えばもう一押しが足りない状況。
道悪の成績が特別良いわけではないが苦にもしない。決め手がない現状馬場は悪化すればするほどいいので今回も馬場によって金額を調整したい1頭。
去年は内枠を引いた事を勝因に挙げており、今回2枠3番を引けたのも大きい。函館に強い浜中俊騎手との再タッグもプラス。
△ドーブネ
メンバーの揃った中山記念を逃げて3着とG3クラスならいつ突破してもおかしくない馬。
常に自分の力は出し切るタイプで逃げ・先行で安定した成績を残しています。一方前走が3番手から早め抜け出しという良い競馬をしながらもイマイチ伸びきれずの2着。
現状スロー逃げからのもうひと伸びが理想だが、今回はユニコーンライオンもいるためこの形になるかは疑問。道悪経験もあまりないのもやや不安。馬場次第だが人気をしすぎるようなら切ったほうが妙味があるかも…。
2023函館記念暫定予想(土曜時点)
◎アラタ〇ローシャムパーク△ドーブネは出来ればこれ以上悪化した馬場ではやりたくない。
▲ブローザホーン△ユニコーンライオン△ハヤヤッコは馬場悪化は歓迎と見ています。
明日の馬場状態は慎重に確認したいおきたいですね。
◎アラタ
〇ローシャムパーク
▲ブローザホーン
△ユニコーンライオン
△ハヤヤッコ
△ドーブネ
想定ペース・・・ミドル
2023函館記念最終予想(日曜更新予定)
雨は昨日がピークで稍重ぐらいでやれそうなのでこのまま◎アラタ本命で。馬場状態から多少紐の順番を入れ替えたのと追加で×ローゼライト×アルナシームの2頭。
結構絞るつもりでいたのだが買い目は結局増えそうです。まあ難易度は高そうなのでここは格好つけずにいきたいところ。
◎アラタ
〇ローシャムパーク
▲ブローザホーン
△ドーブネ
△ユニコーンライオン
△ハヤヤッコ
×ローゼライト
×アルナシーム
想定ペース・・・ミドル