ジャパンカップにオーギュストロダン参戦! 東京芝2400mの特徴はこちら

【大井2000m】コースの特徴や傾向をわかりやすく解説【帝王賞】

当ページのリンクには一部広告が含まれています。
大井競馬場 ダート2000m コースの特徴・傾向

大井競馬場は地方競馬最大規模の競馬場で、「東京シティ競馬 (TCK)」の愛称で親しまれています。

中でも大井2000mは「帝王賞」を始め「東京ダービー」や「ジャパンダートクラシック」などJpnIのビッグレースが3つも開催されるため、地方の枠を超え日本のダート競馬において非常に重要なコースになります。

Keibit

ここでは、大井競馬場のダート2000mの特徴や傾向をコース図を交えて解説していきます。

目次

大井2000mで開催される代表的なレース

  • 東京ダービー(JpnI)
  • 帝王賞(JpnI)
  • ジャパンダートクラシック(JpnI)
  • JBCクラシック(JpnI)(※持ち回り開催)

大井2000mの代表的なレースとしては、上半期のダートチャンピオン決定戦「帝王賞」が挙げられます。全国のダート強豪馬が集うため毎年ハイレベルな1戦となります。

この他にも2024年に新たにダート3冠レースとして開催されるようになった「東京ダービー」や「ジャパンダートクラシック(旧ジャパンダートダービー)」などもあり、地方競馬の中でもトップクラスに有名な競馬場です。

大井競馬場のデータ詳細

大井競馬場 コース形態
右回りコース
大井競馬場 コース形態(左回り)
左回りコース
コース・外回り:(左右)
・内回り:(外)
一周距離・外回り:1600m
・内回り:1400m
直線距離・外回り(右):386m
・内回り(右):286m
・外回り(左):300m
幅員25m
高低差0m
フルゲート・右回り:16頭
・左回り:12頭
2024年1月29日時点

まずは大井競馬場全体の特徴を紹介します。

大井競馬場は南関東4場で唯一の「右回り」コースがある競馬場です。またそれだけにとどまらず、2021年には左回りコースも新設され、現在は世界で唯一の左右両周りのコースになっています。

また「外回り」「内回り」があり、外回りは一周距離は1600m、内回りの1周距離は1400mとなっています。これは地方では門別・盛岡と並んで最大規模の大きさを持つ競馬場となります。

コースの高低差はなく平坦なため強気な仕掛けも目立ちます。

大井2000mのコースの特徴

大井ダート2000m
ダート2000m コース形態

南関東4場で唯一の右回りの競馬場

大井2000mは右回りコースを使用します。

スタート位置は直線入り口付近で1コーナまでの距離は500m程とかなり長めです。ポジション争いには余裕があり、序盤はスローで入ることが多いコース。

外回りコースは向こう正面も長く、レースの大半は直線ということもあり、他の地方競馬場とは違ってゆったりとしているのが特徴。

前半のスローペースや坂のない平坦コースということもあり、残り1000mあたりから一気にレースが動くことが多い。そのためスピードと持続力を求められる展開になりがち。

外回り(右回り)の直線距離の386mは南関東4場の中では最も長く、見応えは十分です。

枠順による有利不利が少なく、実力が発揮されやすい良コースになっています。

砂の入れ替えによる影響に注意

大井競馬場はより安全な馬場を目指して2023年10月に本馬場の砂の入れ替えを行いました。

以前までは青森県産の海砂や宮城県産の山砂を使用していたが、今回新しく導入されたのは「オーストラリアアルバニー産の珪砂」という白い砂です。

この砂は説明によると硬度が高くシルト化(粘土質のような状態)しやすい砂質ため、排水性が高く馬場状態の悪化を防ぐ効果が期待できるということです。

また、クッション性を高めるため砂厚を8センチ→10センチに変更しています。

これに伴って以前とレースの傾向が変わっているので注意が必要です。

具体的には排水性が高いため、サラサラな状態が保ちやすく、よりパワーが必要で時計の掛かる馬場になったという点。

タイムは依然と比較して1秒ほど遅くなっています。

同じオーストラリア産の砂を使用してる競馬場は「門別」、「船橋」、「園田」、「姫路」、「高知」でこれらの競馬場の実績で馬場適性を測れる可能性があります。

Keibit

あくまで安全性を重視した変更ですが、求められる適正が変わったので覚えておきたいですね。

大井競馬場のコースレコード

以下は大井競馬場で行われるコース別のレコードタイムの一覧です。

距離タイム馬名
1000m57.7ノアヴィグラス
(2023)
1200m1:10.0ドンフランキー
(2023)
1400m1:23.8アガリスピード
(1977)
1500m1:31.5キクマツオー
(1980)
1600m1:37.2アジュディミツオー
(2006)
1700m1:43.2ムツヒカリ
(1977)
1800m1:49.6ミラクルレジェンド
(2011)
2000m2:00.4スマートファルコン
(2010)
2400m2:29.7グツドボーイ
(1977)
2600m2:42.8アグネスヒカリ
(1977)
2024年6月時点
Keibit

大井は時計の掛かる砂への変更もあり、かなり昔の時代(1977・1980)のレコードが未だ更新されていないのが特徴ですね。
当時はかなりハイレベルだったことも理由の一つです。

  • URLをコピーしました!
目次