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【東京芝2000m】コースの特徴や傾向をわかりやすく解説

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東京芝2000m コースの特徴・傾向

東京競馬場は日本ダービーを初めとして数多くのG1レースが開催される日本で最も有名な競馬場です。

左回りで芝の1周の長さは2083.1mとスケールの大きいコース。また起伏も激しく実力のある馬でないと勝つのは困難です。

Keibit

ここでは、東京競馬場の芝2000mの特徴や傾向をコース図を交えて解説していきます。

目次

東京芝2000mで開催される代表的なレース

東京芝2000mで代表的なレースはG1の天皇賞(秋)です。マイラーから中長距離馬まで幅広く参戦し、秋になって3歳と古馬のトップクラスが初めてぶつかり合う舞台でハイレベルなレースが繰り広げられます。

東京芝2000mのコースの特徴

東京芝2000m コースの特徴・傾向
コース形態
東京芝2000m 高低図
高低図

スタートから向こう正面までが最大の難所

東京芝2000m ポイント1

東京芝2000mはスタートから向こう正面までの序盤が最大の難所です。

スタート位置は1コーナー奥のポケット地点からわずか130mほどで2コーナーに進入する事になるため、遠心力がかかる中でのポジション争いとなります。

特に外枠の馬は良いポジションを確保するために非常に労力を使う事になります。

2003年のコース改修でコーナーまでの距離を23m程延長したことで、いくぶん改善されましたが依然として外枠はきついのが現状です。

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特に頭数が多くなりがちなG1の天皇賞(秋)では枠による影響が目に付きやすいです。

起伏の激しいコース

東京競馬場は馬場状態がよく速い時計が出やすいですが、実は起伏の激しい競馬場です。

  • 向こう正面半ばまで続く長い下り坂
  • 3コーナ前の上り坂下り坂(高低差1.5m)
  • 3コーナー半ばから緩やかな上り坂
  • 直線半ばの上り坂(高低差2.0m)
  • 最後に平坦な300mを走りきってゴール

高低差はそれほどでもありませんが、道中何度もアップダウンを繰り返します。

特に東京の直線の長さは525.9mで新潟競馬場に次ぐ2番目の長さです。

直線に待ち受ける高低差2mの上り坂は中山や阪神ほど急坂ではありませんが、上り切った後も更に300mもの距離を走りきる必要があるため総合力が問われます。

4つのコースが使用され馬場は傷みにくい

東京の芝コースは幅員(横の長さ)が全ての競馬場で最も広い(41m)。この広さを利用して内ラチを外側に移動させる事でABCDの4つのコースを使い分けています。

  • Aコース(内から0m地点にラチを設置したコース)
  • Bコース(内から3m地点にラチを設置したコース)
  • Cコース(内から6m地点にラチを設置したコース)
  • Dコース(内から9m地点にラチを設置したコース)

このように開催日によってコースを使い分けることで馬場が集中的に痛むのを抑えています。他の競馬場では2つ、または3つのコースを使い分けており、4つのコースを使い分けるのは東京京都のみです。

馬場が傷みにくく、速いタイムが出やすい競馬場です。

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AコースやBコースといったコースについては以下の記事で詳しく解説しています。参考にどうぞ。

東京芝2000mデータ詳細

コース左回り
一周距離(外回り)Aコース:2083.1m 
Bコース:2101.9m 
Cコース:2120.8m
Dコース:2139.6m
直線距離525.9m 
高低差2.7m
コースレコード1:55.2(イクイノックス 2023 天皇賞(秋)) 
2023年11月5日時点

東京芝2000mで注目の枠順・脚質

勝率・連対率は「1枠」が抜けて良く注目の枠になります。3着以内なら「5枠」も優秀です。

外枠は不利なコース形態ですが、全体の成績で見ると「1枠」有利以外は大きな差はないので、必要以上に外枠を嫌う必要ありません。ただ後述しますが、天皇賞(秋)では明確に外枠が厳しいデータとなっています。

脚質は直線の長く坂があるため、「差し」が活きやすいコースです。

枠順1枠・5枠(3着内)
脚質差し
2019年1月1日~2022年12月31日(213レース)

その他の東京競馬場のコース

天皇賞(秋)過去10年のデータと傾向

以下は過去10年の天皇賞秋の1~3着馬の枠順と人気です。

着順馬名人気オッズ
23年1着7イクイノックス1人気1.3
2着6ジャスティンパレス6人気35.1
3着9プログノーシス3人気11.4
22年1着7イクイノックス1人気2.6
2着3パンサラッサ7人気22.8
3着5ダノンベルーガ4人気7.3
21年1着5エフフォーリア3人気3.4
2着1コントレイル1人気2.5
3着9グランアレグリア2人気2.8
20年1着9アーモンドアイ1人気1.4
2着6フィエールマン5人気17.4
3着7クロノジェネシス2人気4.4
19年1着2アーモンドアイ1人気1.6
2着9ダノンプレミアム3人気9.5
3着5アエロリット6人気20.0
18年1着4レイデオロ2人気3.1
2着9サングレーザー4人気9.6
3着10キセキ6人気12.8
17年1着7キタサンブラック1人気3.1
2着2サトノクラウン2人気4.0
3着8レインボーライン13人気59.6
16年1着8モーリス1人気3.6
2着12リアルスティール7人気13.0
3着14ステファノス6人気11.2
15年1着8ラブリーデイ1人気3.4
2着14ステファノス10人気34.3
3着16イスラボニータ6人気11.7
14年1着4スピルバーグ5人気11.0
2着1ジェンティルドンナ2人気4.7
3着15イスラボニータ1人気2.8
天皇賞(秋)過去10年の枠順と人気

馬番1桁台は過去10年で10勝!内優勢は揺るがない

  • 1枠(1-3-0-11)
  • 2枠(1-1-0-15)
  • 3枠(1-0-2-14)
  • 4枠(4-0-1-13)
  • 5枠(1-2-1-15)
  • 6枠(1-2-1-15)
  • 7枠(1-2-3-17)
  • 8枠(0-0-2-21)

「4枠」は過去10年で4勝している大注目の枠です。なお4勝の人気の内訳は以下になります。

  • 「1番人気」→ イクイノックス・キタサンブラック・ラブリーデイ
  • 2番人気」 → レイデオロ

やはりというべきか皆かなりの実力馬達です。過剰に信頼するのは禁物ですが、それでも順当に力を発揮できる好枠と見る事もできます。また13番人気のレインボーラインも4枠から3着と善戦しています。

反面、大外枠である「8枠」が(0-0-2-21)と大苦戦。

8枠から3着に食い込んだステファノスとイスラボニータはいずれも中団から後方からの競馬でした。前に行く馬が大外枠に入った場合は、最初のコーナーまでのポジション争いがかなり辛くなることには注意しておきましょう。

また枠だと小頭数の場合があるので馬番でも見てみると以下のようになります。

  • 1番~9番(10-8-6-65)(10-8-6-65)
  • 10番~18番(0-2-4-62)(0-2-4-56)

馬番1桁台は過去10年で10勝、2着も8回と内優勢は揺るがない。完全に内側に好走馬が偏っていることがわかります。

外枠が厳しいイメージがある天皇賞秋ですがまさにその通りの結果となっています。
極端な小頭数でなければ、外は素直に割り引き材料と考えてよさそう。

1番人気が勝てないは過去の話!上位人気馬の信頼度が高い

天皇賞(秋)は過去に1番人気が勝てないというジンクスがありました。(87年ニッポーテイオーから00年テイエムオペラオーまでの間の12連敗)

それも今や昔の話で、現在の天皇賞(秋)はG1の中でも上位人気馬が強いレースになっています。

  • 1番人気(7-1-1-1)
  • 2番人気(1-2-2-5)
  • 3番人気(1-1-1-7)
  • 4~6人気(1-3-5-21)
  • 7~9人気(0-2-0-28)
  • 10番人気~(0-1-1-59)

1番人気は過去10年で7勝、連対率なら80%、3着以内なら90%で逆らうのは危険です。

Keibit

ちなみに1番人気で唯一馬券外に敗れた18年スワーヴリチャードは大きく出遅れての10着。またその時も2番人気のレイデオロが優勝しています。

天皇賞(秋)傾向まとめ(過去10年)

・枠順は4枠【4-0-1-13】と過去10年で5勝で大注目!反面「8枠」【0-0-2-21と大苦戦
・1番~9番【10-8-6-65】10番~18番は【0-2-4-62】で極端に内側に好走馬が偏っている
・1番人気の成績は【7-1-1-1、1~3番人気が過去10年で9勝と上位人気馬が特に強いレース


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