【阪神芝2400m】コースの特徴や傾向をわかりやすく解説

当ページのリンクには一部広告が含まれています。
阪神芝2400m コースの特徴・傾向

阪神競馬場は外回りの1周の長さは2089mにもなり、東京競馬場を上回る日本最大距離の競馬場です。

Keibit

この記事では阪神競馬場の芝2400mの特徴や傾向をコース図を交えて解説していきます。

目次

阪神芝2400mで開催される代表的なレース

阪神芝2400mで行われる代表的なレースは神戸新聞杯です。
菊花賞トライアルとして重要な位置づけで、過去20年でここをステップに菊花賞を制した馬が13頭もいる出世レースとなっています。

  • 20年:コントレイル(神戸新聞杯1着)
  • 19年:ワールドプレミア(神戸新聞杯3着)
  • 17年:キセキ(神戸新聞杯2着)
  • 16年:サトノダイヤモンド(神戸新聞杯1着)
  • 14年:トーホウジャッカル(神戸新聞杯3着)
  • 13年:エピファネイア(神戸新聞杯1着)
  • 12年:ゴールドシップ(神戸新聞杯1着)
  • 11年:オルフェーヴル(神戸新聞杯1着)
  • 10年:ビッグウィーク(神戸新聞杯3着)
  • 08年:オウケンブルースリ(神戸新聞杯3着)
  • 07年:アサクサキングス(神戸新聞杯2着)
  • 06年:ソングオブウインド(神戸新聞杯3着)
  • 05年:ディープインパクト(神戸新聞杯1着)
Keibit

ただ、21年以降は神戸新聞杯組から勝ち馬が出ていません。
これは21年、22年、24年が中京開催だったことも関係あるかも?

阪神芝2400mのコースの特徴

阪神芝2400m(外回り) 右
コース形態
阪神芝2400m(外回り)高低図 右
高低図

阪神芝2400mは「外回り」コースを使用

阪神芝2400mの最大の特徴は「バックストレッチの長い外回りコースを使用する事」。同じような中長距離の阪神2000mや2200mは内回りコースを使用しており、勘違いしやすいので気をつけましょう。

スタートはスタンド前の直線半ばの位置になるので、ゲートに不安のある馬には少し注意が必要。

また直線には高低差1.8mの急坂があります。高低差はそれほどではありませんが、勾配は1.5%とかなりきつめです。

「急坂を2回上るタフなコース」、「2400mという長い距離」、「長いバックスストレッチ」という要素もあって、皆最後まで脚を温存するためスローペースで流れやすい傾向にあります。

広い作りのコースで実力が発揮しやすい

阪神競馬場の内回りの直線は356.5mだが、外回りは473.6mもの長い直線になります。

この直線は右回りでは最長になり、左回りのコースをいれても新潟や東京に次いで3位という長さです。

また外回りの分だけ3~4コーナもゆったりと作られており、コーナーワークの優劣はつきにくくなっています。

こういった要素からも紛れは生じにくく、阪神芝2400mは比較的実力の発揮しやすいコースと言えるでしょう。

阪神芝2400mデータ詳細

コース右・外回り
一周距離Aコース:2089m
Bコース:2113.2m
直線距離(外回り)Aコース:473.6m
Bコース:476.3m
高低差(外回り)Aコース:2.4m
Bコース:2.4m
コースレコード2:23.5(サトノグランツ 2023 神戸新聞杯)
2025年9月16日時点

阪神芝2400mで注目の枠順・脚質

阪神芝2400mは1年で行われるレース数が少なめですそのため枠順・脚質の傾向はあくまで参考程度とどめておくことをおすすめします。

スクロールできます
成績勝率連対率3着内率
1枠10-7-6-6311.63%19.77%26.74%
2枠13-6-9-5815.12%22.09%32.56%
3枠7-9-12-627.78%17.78%31.11%
4枠10-13-13-6010.42%23.96%37.50%
5枠4-8-7-853.85%11.54%18.27%
6枠10-15-7-799.01%22.52%28.83%
7枠11-14-11-888.87%20.16%29.03%
8枠13-4-12-9610.40%13.60%23.20%
2020年~2024年の阪神芝2400m枠別成績

枠順では「2枠」の勝率が良く、注目の枠になります。一方で「5枠」は勝率・連対率・3着内率いずれの成績も低調で推しにくい枠となっています。

脚質は、「先行」が1番有利です。スローペースで流れやすいコースなのである程度前目のポジションを取ることが重要になってきます。

また前目のポジションという点では「逃げ」の成績もよくなっています。

枠順2枠
脚質先行・逃げ
2020年~2024年(77レース)
Keibit

過去5年で77レースなので、かなりバラつきが見られ信用度はそこまで高くありません。

神戸新聞杯過去10年のデータと傾向

以下は過去10年の神戸新聞杯の1~3着馬の枠順と人気です。

着順馬名人気前走前走着順
24年
(中京)
1着メイショウタバル2日本ダービー取消
2着ジューンテイク3日本ダービー10着
3着ショウナンラプンタ4日本ダービー15着
23年
1着サトノグランツ3日本ダービー11着
2着サヴォーナ10信夫山特別1着
3着ファントムシーフ2日本ダービー8着
22年
(中京)
1着ジャスティンパレス5日本ダービー9着
2着ヤマニンゼスト12藻岩山特別6着
3着ボルドグフーシュ4一宮特別1着
21年
(中京)
1着ステラヴェローチェ2日本ダービー3着
2着レッドジェネシス5日本ダービー11着
3着モンテディオ8ルスツ特別1着
20年
(中京)
1着コントレイル1日本ダービー1着
2着ヴェルトライゼンデ3日本ダービー3着
3着ロバートソンキー141勝クラス2着
19年1着サートゥルナーリア1日本ダービー4着
2着ヴェロックス2日本ダービー3着
3着ワールドプレミア3若葉S2着
18年1着ワグネリアン2日本ダービー1着
2着エタリオウ3日本ダービー4着
3着メイショウテッコン6ラジオNI1着
17年1着レイデオロ1日本ダービー1着
2着キセキ2信濃川特別1着
3着サトノアーサー3日本ダービー10着
16年1着サトノダイヤモンド1日本ダービー2着
2着ミッキーロケット6HTB賞1着
3着レッドエルディスト4日本ダービー9着
15年1着リアファル3マレーシア1着
2着リアルスティール1日本ダービー4着
3着トーセンバジル7白百合S7着
神戸新聞杯過去10年の1~3着馬の人気・前走・前走着順

上位人気馬の信頼が厚いレース

神戸新聞杯は重賞の中でも上位人気馬の信頼が厚いレースとなっています。

  成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気4-1-0-540.0%50.0%50.0%
2番人気3-2-1-430.0%50.0%60.0%
3番人気2-3-2-320.0%50.0%70.0%
4~6番人気1-2-4-233.4%10.3%24.1%
7~9番人気0-0-2-270.0%0.0%6.9%
10番人気~0-2-1-420.0%4.4%6.7%
神戸新聞杯過去10年人気別成績

前走日本ダービー組が圧倒的!

  成績 勝率 連対率 3着内率
G19-6-4-3018.4%30.6%38.8%
G20-0-0-60.0%0.0%0.0%
G30-0-1-50.0%0.0%16.7%
OP特別0-0-2-70.0%0.0%22.2%
3勝クラス1-0-0-233.3%33.3%33.3%
2勝クラス0-4-1-270.0%12.5%15.6%
1勝クラス0-0-2-210.0%0.0%8.7%
神戸新聞杯過去10年前走クラス別成績

過去10年の前走クラス別成績では、G1成績が【9-6-4-30】、中でも日本ダービー組が【9-6-4-29】と圧倒的な勝ち数。当然と言えば当然かもしれないが、ひと夏を変えても変わらず春の上位組が強い。

それ以外では3勝クラスが1勝のみ。2勝クラスも2着なら可能性は十分。

その他の阪神競馬場のコースの特徴と傾向


  • URLをコピーしました!
目次