今週はサマー2000シリーズ第2戦となる「七夕賞」。小回りコースのハンデ戦という事もあって難解な本レース。
今年はハイレベル世代の素質馬ドゥラドーレスを始め、2連勝と波に乗るシリウスコルトや安定感抜群のコスモフリーゲンなど多彩なメンバーが揃いました。
ここでは「2025年七夕賞」のレース予想をしていきます。

2024年は2番人気レッドラディエンスと1番人気キングズパレスの人気決着となりました。
【2025七夕賞】レースのポイント




まずは2025年七夕賞のレースポイントから見てみましょう。
- 4コーナーのポケット地点からのスタートで1コーナーまでは約500mと長い。
- 序盤は下り坂で速いラップになりやすい。
- 緩やかな上り下りを繰り返すコース。
- 直線は292mと短く、先行力のある馬か途中で上がっていける差し馬が強い。
- 好走率は順当に4歳>5歳>6歳だが、6歳馬もそれなりに健闘。
- 斤量は55.5キロ~57.0キロ台が過去10年【7-4-1-49】の7勝と圧倒的。



更に詳しいコース傾向を知りたい場合は以下の記事を参考にしてみて下さい。


【2025七夕賞】有力馬ピックアップ


「総評S」
ドゥラドーレス
「総評A」
コスモフリーゲン・シリウスコルト
「総評B」
シルトホルン・リフレーミング・セブンマジシャン・バラジ・マテンロウオリオン・ニシノレヴナント
【総評S】ドゥラドーレス…ドウデュース世代の素質馬
ドゥラドーレスはハイレベルのドウデュース世代。
春のクラシックを目指していたが、毎日杯で前が壁になり痛恨の3着。その後は自己条件で立て直し菊花賞はボルドグフーシュの斜行の影響を受けながら4着と力を見せた。
その後は2度の屈腱炎で長期休養を余儀なくされたが、重賞はとっくに取っていてもおかしくない素質馬。
前走エプソムカップは同世代セイウンハーデスのレコード駆けにこそやられたが、2着と着実に重賞制覇に近づきつつある。
毎日杯で悔しい思いをした戸崎騎手との再タッグで騎手自身も燃えているだろうし、このメンバーとハンデ戦で人気がやや割れ気味なら、1番人気でもそれなりに妙味があると見る。
出遅れと極端なスローペースが重ならなければ。また枠順と毎日王冠の反省からぐるっと外を回す可能性も高く、一枚抜けた実力を見せる必要はありそう。




【総評A】コスモフリーゲン・・・安定感のある先行脚質と56キロが魅力
コスモフリーゲンは体の弱さや故障もあって、5歳馬ながら【4-2-1-1】とわずかにキャリアは8戦。
デビューが遅れたがいきなりの3連勝。3走前六社ステークス(2400m)では3着ながらも横山武史騎手から「2400mは長いかもしれませんが、よく踏ん張ってくれました。重賞でもやれるような馬だと思います。」と高評価。
条件戦でもアドマイヤマツリ、キングズパレス、リフレーミングなどその後の重賞で勝ち負けするレベルの馬と接戦を演じている。
テンの早さからの安定した先行脚質が魅力で小回り福島での2枠はこの馬には絶好に見える。
重賞とは言えメンバー的には前走3勝クラスから劇的にレベルアップしてることはないと思うので、ここは条件が揃ったと言える。
その分人気にはなっているので、その辺りをどう判断するかは見解が分かれそうなところ。




【総評A】シリウスコルト・・・充実期到来も前走8番人気を見てしまうと…
ドゥラドーレスがハイレベルのドウデュース世代ならこちらもハイレベルのダノンデサイル世代。
4歳とまさに充実期で、弥生賞ではコスモキュランダ、シンエンペラーに次ぐ3着と実力は折り紙付き。
昨秋の不振が嘘のように安定し始めた。田中勝厩舎に転厩したのをきっかけというか放牧をきっかけに良化したようで、不安定だった時期の成績をみて評価を下げる必要はなさそう。
一方、前走新潟大賞典は絶好のスロー短期逃げで8番人気での勝利。展開に恵まれただけとは言えないが、前走の人気を見てしまうとトップハンデの今回3番人気とどうしても妙味面で劣る。




その他の有力馬
その他の有力馬はちょっと多いが、シルトホルン・リフレーミング・セブンマジシャン・バラジ・マテンロウオリオン・ニシノレヴナント辺りが差がなく続く。
能力や適性というよりは上手く立ち回った馬が馬券圏内に入ってきそう。
ハンデ戦だけに、3連系で攻めるなら幅広くカバーしておきたい。
【2025七夕賞】最終レース予想





◎〇の2頭の安定感を信頼したいのでここ中心の馬券になりそう。
△以降はどれも多少押えておきたい程度で優劣はつけたくはないかも…というか難しいというのが本音です。
◎ドゥラドーレス
〇コスモフリーゲン
▲シリウスコルト
△シルトホルン
△リフレーミング
△セブンマジシャン
△バラジ
△マテンロウオリオン
△ニシノレヴナント
展開予想:スロー寄りのミドル



最後まで読んで下さりありがとうございました。