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【NHKマイルカップ】史上稀にみる超ハイレベルメンバー!能力裏付けあるあの馬を中心視【レース予想】

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2024NHKマイルカップ レース予想

今週は3歳マイル王者決定戦「NHKマイルカップ」

年によってはクラシック路線にメンバーを吸われてやや手薄になるG1ですが、今年は阪神JF勝ち馬のアスコリピチェーノや朝日杯FS勝ち馬のジャンタルマンタルなどクラシック路線にも負けないハイレベルメンバーが揃いました。

ここでは2024年のNHKマイルカップのレース予想をしていきます。

Keibit

去年は雨の中9番人気のシャンパンカラーが差し切り勝ち。2着にも人気薄(8番人気)のウンブライルが入線し、3連単は26万馬券の波乱決着になりました。

目次

NHKマイルカップのコース形態

東京芝1600m コース形態
コース形態
東京芝1600m 高低図
高低図

東京芝1600mのポイント

  • ワンターンコースで3コーナーまでは約550mとかなり長め
  • 速い時計が出やすいが意外とアップダウンの多いコース
  • 525.9mの直線と高低差2mの上り坂で1800mくらい走れる適正が欲しい
  • 不利が発生しにくい広いコースで実力が反映されやすい舞台
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より詳しい東京芝1600mの特徴は以下の記事で解説しているのでよければ参考にしてみて下さい。

NHKマイルカップ過去10年のデータと傾向

以下はNHKマイルカップの過去10年の1~3着馬の枠順・人気・前走になります。

着順馬名人気前走
23年
1着11シャンパンカラー9NZT
2着3ウンブライル8NZT
3着10オオバンブルマイ3アーリントン
22年1着18ダノンスコーピオン4アーリントン
2着1マテンロウオリオン3NZT
3着10カワキタレブリー18アーリントン
21年1着15シュネルマイスター2弥生賞
2着10ソングライン7桜花賞
3着8グレナディアガーズ1ファルコンS
20年1着11ラウダシオン9ファルコンS
2着3レシステンシア 1桜花賞
3着6ギルテッドミラー 6アーリントン
19年1着17アドマイヤマーズ2皐月賞
2着18ケイデンスコール14毎日杯
3着10カテドラル7アーリントン
18年1着11ケイアイノーテック6NZT
2着9ギベオン2毎日杯
3着17レッドヴェイロン9アーリントン
17年1着16アエロリット2桜花賞
2着14リエノテソーロ13アネモネS
3着6ボンセルヴィーソ6NZT
16年1着4メジャーエンブレム1桜花賞
2着5ロードクエスト2皐月賞
3着18レインボーライン
12NZT
15年1着7クラリティスカイ3皐月賞
2着9アルビアーノ4フラワーC
3着12ミュゼスルタン2スプリングS
14年1着10ミッキーアイル1アーリントン
2着2タガノブルグ17橘S
3着1キングズオブザサン12皐月賞
NKHマイルCの過去10年の1~3着馬の枠順・人気・前走

過去10年で5枠~8枠が8勝と外枠がかなり優勢

スクロールできます
成績勝率連対率複勝率
1枠0-2-1-170.00%10.00%15.00%
2枠1-2-0-165.26%15.79%15.79%
3枠0-1-2-170.00%5.00%15.00%
4枠1-0-1-185.00%5.00%10.00%
5枠1-3-3-135.00%20.00%35.00%
6枠3-0-1-1515.79%15.79%21.09%
7枠1-1-0-283.33%6.67%6.67%
8枠3-1-2-2410.00%13.33%20.00%
NHKマイルカップ過去10年枠順別成績

大きく分けると1枠~4枠【2-5-4-68】、5枠~8枠【8-5-6-80】で外枠が過去10年で8勝とかなり優勢です。

競馬で大外枠などは嫌われやすい傾向にありますが、NHKマイルカップではむしろ好意的に捉えていい枠になるでしょう。

ワンターンでコーナーまでの距離も長く、外枠の馬でも慌てることなくレースを進める事ができます。

過去10年で1番人気はわずか2勝と力関係の把握が難しい

成績勝率連対率3着内率
1番人気2-1-1-620.00%30.00%40.00%
2番人気3-2-1-430.00%50.00%60.00%
3番人気1-1-1-611.11%22.22%33.33%
4~6番人気2-1-2-256.67%10.00%16.67%
7~9番人気2-2-2-246.67%13.33%20.00%
10番人気~0-3-3-830.00%3.37%6.74%
NHKマイルカップ過去10年人気別成績

NHKマイルカップの最大の特徴はとにかく荒れやすいレースだということ。

過去10年で1番人気の成績は【2-1-1-6】と僅か2勝にとどまっている一方で、2桁人気の馬が2着・3着にそれぞれ3回も入っています。過去10年の1~3着馬の30頭の内12頭が7番人気以下

何故このような事になるかというと、「力関係の把握が非常に難しいレース」である事が挙げられます。マイルで強い馬でもダービーやオークスにチャレンジするため手薄になったり、距離適性が1200m~1400mの馬も出走してきたりと全体的に混沌としたメンバーになりやすくなっています。

前走クラシック組の勝率・連対率が良好

成績勝率連対率3着内率
ニュージーランドT2-2-2-414.26%8.51%12.77%
桜花賞2-2-0-1311.76%23.53%23.53%
皐月賞2-1-1-915.38%23.08%30.77%
アーリントンC2-0-5-236.67%6.67%23.33%
ファルコンS1-0-1-185.00%5.00%10.00%
弥生賞1-0-0-233.33%33.33%33.33%
毎日杯0-2-0-60.00%25.00%25.00%
NHKマイルカップ過去10年前走別成績

過去10年では桜花賞【2-2-0-13】、皐月賞【2-1-1-9】と前走クラシック組の成績が安定している。ニュージーランドT組も馬券に絡む回数は多いが出走頭数を考えればやや物足りない。

同様に主要なステップレースの1つになっているファルコンS組もやや評価を下げる必要があるかも。

基本的には桜花賞・皐月賞に出走した実力馬が距離適性を考えてこちらを狙ってきた場合は好走率が高くなっています。

2024年出走馬で前走桜花賞・皐月賞組

アスコリピチェーノ(桜花賞2着)
ジャンタルマンタル(皐月賞3着)
イフェイオン(桜花賞11着)
ウォーターリヒト(皐月賞16着)

NHKマイルカップ傾向まとめ

・過去10年で5枠~8枠が8勝と外枠がかなり優勢
・過去10年で1番人気はわずか2勝と力関係の把握が難しい1戦
・前走桜花賞・皐月賞の勝率・連対率が良好

有力馬ピックアップ

有力馬ピックアップ

◎アスコリピチェーノ

アスコリピチェーノは阪神JFを勝った最優秀2歳牝馬。中団からの差し脚は瞬発力に優れていて、なおかつスピードを持続して走ることができるのが強み。

東京の長い直線で活きる脚質で、更にダイワメジャー産駒という事でマイル戦のここは限りなくベストの条件。

前走桜花賞ではステレンボッシュにリベンジされる形での2着。阪神JFでのこの馬が完璧な乗り方だったが桜花賞ではステレンボッシュが完璧な乗り方だった。

とにかく今年の牝馬路線はレベルが高く、阪神JFの1.32.6はレースレコード。桜花賞の1.32.2はソダシ、リバティアイランドに続く好時計。あくまでタイム上での比較ではあるが、それでも能力の裏付けがあるのはまだまだ未知数の馬が多い中では大きい指標。G1らしい締まったペースで好走しているのは心強い。

7枠14番でのびのびレースができそうだし、ジャンタルマンタルの出方を見ながら動けそう。◎〇の順番は正直迷ったがこちらの方は不安材料はこちらのほうが少な目。

強いてあげるならペースが遅かった場合は前のジャンタルマンタルが必然的に優勢になること。

あとは乗り慣れた騎手からの乗り替わりをどう見るかだが、新馬戦で1度乗った事があるルメール騎手。割り引く必要はないとみる。

〇ジャンタルマンタル

朝日杯FSを無敗で制し2023年の最優秀2歳牡馬のジャンタルマンタル。まだ3歳春にもかかわらず古馬のような落ち着き払った姿が特徴的。

レースも好ポジションでの器用な立ち回りと直線で後続を一気に突き放す瞬発力が強み。

皐月賞は前半57.5と暴走気味で飛ばすメイショウタバルから7~8馬身後ろの3番手でのレース。前2頭が早めにバテたこともあり直線に入ったあたりで一瞬で後続を突き放す強い競馬。流石に最後の坂で苦しくなっての3着だが積極的な競馬で2000mでも十分に強さを示した。

皐月賞の1:57.1というレコードタイム自体はこの日はかなり速いタイムが出ていたので過信は禁物だが、それでもレースレベルは比較的高め。高速馬場適性を示したのも大きい。

一方で広い東京コース、元々の立ち回りが上手い馬だけに8枠16番はそこまで器用さを活かせないかも

それでもG1では勝負圏内のポジションで競馬をすることが多い川田騎手というのは心強いし、22年で18番枠からスムーズなレースを進めたダノンスコーピオンの再現が期待できそう。

皐月賞がきついレースだっただけに疲れは心配だが表面的にはそれを感じさせず、皐月→NHKマイルというローテも好結果が出ているレース。ここは素直に実力を信用したい。

▲ノーブルロジャー

新馬戦は前半50.9後半45.9と東京新馬戦にありがちな上がりだけの競馬。ここを2番手追走から33.3の瞬発力を見せて勝利。

正直これだけじゃ何とも言えないなぁ…と思っていた次走シンザン記念で前半46.4後半48.1と一転してタフな流れで外々を回って1 1/4馬身差の勝利。2着のエコロブルームも次走NZTで重賞を勝ったようにメンバーも骨っぽかった。

全く性質の違うレースでいずれも強い勝ち方をしている馬は基本的に評価するようにしている。

前走毎日杯は重馬場でのレースでの勝ち馬に馬場適性の差を見せつけられての2着。これは勝ったメイショウタバルを褒めるべきレースで進路取りの差も影響した。大きく崩れなかったところを評価したい。

1枠2番はすんなり好位につけれることができればいいが、シンザン記念のレース運びはややぎこちなく、その確証もないため微妙寄りではある。

例年になくハイレベルなメンバー構成もあって土曜時点で6番人気。妙味は十分。

△ボンドガール

伝説の新馬戦と話題になったレースの勝ち馬。このレースから4頭も桜花賞に出走する事になったように事実ハイレベルだった1戦。

しかしその桜花賞で4頭が軒並凡走したこと、またボンドガール自体が怪我で阪神JF回避、桜花賞も出れずニュージーランドTは2着。期待があまりにも大きすぎたがゆえにやや評価は下がり気味。

とはいえニュージーランドTは10月以来のレースでかかり気味、得意の瞬発力を発揮しにくい道悪の中山という事を考えれば悪い内容ではなかった。

かかり気味の気性はサウジアラビアRCでも見せていて弱点ではあるが、いいように捉えれば前進気勢は十分。そういう意味でもこの馬にとっては内目の3枠5番という枠順はいい方向に働く可能性が高い。アスコリピチェーノ同様ダイワメジャー産駒でここは条件的にもベストに近い。

休み明けを叩いたここは真価を問われる1戦。

△ディスペランツァ

乗る騎手乗る騎手に瞬発力を絶賛されるディスペランツァ。それが特に色濃く出たのがマイル路線に転向してからの2戦。

3歳1勝クラス

ホープフルSでの結果を受けてのマイル転向。前半47.3後半46.1の流れを最後方11番手から。直線入った時点でもまだ最後方で絶望的な位置。ここから33.1の脚で一気に差し切り、他馬が止まって見える程で最後は流す余裕すらあった。

アーリントンカップ

前半48.8後半45.3はマイルの重賞としては超スローペース。8番手を進んで直線進路ができるまで手間取ったこの馬にはかなり厳しい競馬だったが、上がりも32.4という並外れたキレを見せ勝利。一躍注目の的となった。

一方で枠順2枠3番は後方から末脚を活かすこの馬にとっては嫌な枠、どこかでスムーズに外に出すか、内のままなら伸びる進路を見つける事が必須になってくる。

また距離によるところが大きいが、明確に末脚が止まるレースがあり、1800mでもこなせる適性が求められる東京マイルでは脚の使いどころが難しく、騎手にエスコートが重要になってくる。

そういう意味でもモレイラ騎手が続投しないのはマイナスで、実力は認めつつも今回はこの評価で。

NHKマイルカップレース予想(最終レース予想日曜12時43分更新)

レース予想
エスキース

今回はハイレベルのメンバーなので例年荒れやすいレースですが上位人気決着が濃厚とみています。
ポテンシャルは高いが不安点がある馬をどこまでカバーするかがポイントになってきそう。
最終的な印、買い目はもう少し考えたくて日曜のお昼ぐらいまでには更新したいと思います。

◎アスコリピチェーノ
〇ジャンタルマンタル
▲ノーブルロジャー
△ボンドガール
△ディスペランツァ
△ゴンバデカーブース
△アルセナール
☆シュトラウス

3連複2頭軸:◎〇ー▲△△△△☆
馬連BOX:◎〇▲
単勝:▲

想定ペース:ミドル

Keibit

最後まで読んでくださりありがとうございました!

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