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【ブリーダーズカップ2023】コースの特徴や傾向をわかりやすく解説【サンタアニタパーク競馬場】

サンタアニタパーク競馬場 コースの特徴
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ブリダーズカップは10月末~11月初旬に開催されるアメリカ競馬最大の祭典です。2日間に渡って計14個ものG1が1度に開催され、各カテゴリーのチャンピオンを決定します。賞金総額は2800万ドルにもなります。

ブリーダーズカップ最大の特徴は北米の主要競馬場で「持ち回り開催」という点です。そのため年ごとにコースの形状や距離が変わるため注意が必要です。(近年はアメリカ競馬界の不況により一部の競馬場での開催が多くなっている)

そして2023年はサンタアニタパーク競馬場での開催となります。

Keibit

今回は2023年のブリダーズカップが行われるサンタアニタパーク競馬場のコースの特徴や傾向を詳しく紹介していきます。

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目次

サンタアニタパーク競馬場の特徴

サンタアニタ競馬場 コース形態
コース形態

ダートコースが外側、芝コースが内側

サンタアニタパーク競馬場は左回りでのレースになります。

日本と違いダートが主流のアメリカでは、そのほとんどが「ダートコースが外側に、芝コースが内側」に配置されており、サンタアニタパーク競馬場でもこの配置になっています。

メイントラックであるダートの1周距離は約1600mで、これは大井の外回りや京都のダートコースと同じ規模になります。

一方内側の芝の1周距離は更に短くなって約1400mです。日本で小回りコースと言われる福島の芝コースの1周距離が1600mですから、かなりの小回りコースであると言えます。

直線の長さも約270mで日本のローカル競馬場並みの短さ。このため3コーナー付近ではどの馬も既にスパート態勢に入っていることが多いため、コーナリング性能も必要とされるコースです。

特徴的な形状のヒルサイドコース

サンタアニタパーク競馬場で最も特徴的なのは、楕円コースの外側に配置されている「ヒルサイドコース」と呼ばれる芝区間です。この区間があるため小回りの競馬場ながら様々な種類のレースを行うことが可能になっています。

芝の2000mや2400mなどでも使われるコースで4コーナーにかけてずっと緩やかな下り坂が続きます。特殊な形状と相まって前半は乗り難しいコースになっています。

Keibit

コース図を見てもわかる通り、レースの途中でダートコースを横切る事になる変わったコースですね。

ブリーダーズカップ2023で日本馬が出走するレース

ここではサンタアニタパーク競馬場で行われるブリーダーズカップ(11月4日、5日)で日本馬が出走するレースのコースの特徴を紹介します。(今回は日本で馬券が発売されるコースのみの紹介です。)

BCクラシック

サンタニアパーク競馬場 ダート2000m
ダート2000m

ダート2000m 3歳以上 総賞金額600万ドル 日本時間11月5日(日)午前7時40分発走予定

BCクラシックはブリーダーズカップの中のメインレースで、その一年のアメリカダート最強馬を決定するレースになります。ダート競馬はアメリカが主流ですので、事実上ダートの世界最強決定戦と言っても過言ではありません。

2022年にはIFHA(国際競馬統括機関連盟)が発表する世界のG1TOP100の第1位にも選出されています。(日本では皐月賞の15位が最高)

コースは4コーナーのポケット地点からのスタート。ダートコースは1周約1600mでコーナーを4つ回る王道のコースですが、ゴールがコーナーのかなり手前に置かれていることもあり、直線の距離は約270m程しかありません。

そのため3コーナーで加速していけるコーナリング性能が求められます。また後方の馬は勝負所で外を回らされることが多くなるため、序盤から前目のポジションを取れるかが重要になってきます。

またアメリカのダートは砂の他に比率は大きくないがシルト(泥)や粘土を含んでいます。これはドバイのメイダン競馬場のダートと似たような性質です。

日本の馬場は砂100%のためパワーを求められる事が多いですが、アメリカ競馬ではより「スピードと追走力」が求められることになります。

BCクラシックの日本出走予定馬

ウシュバテソーロ 牡6 川田将雅騎手 高木登厩舎
デルマソトガケ  牡3 C.ルメール騎手 音無秀孝厩舎 

Keibit

ウシュバテソーロは小回りの船橋競馬場で先行からの素晴らしいコーナリング性能を見せておりコース適正を感じさせますね。

Keibit

地元アメリカ馬ではBCクラシック最多4勝のバファート調教師が送り出すアレイビアンナイト、前走強豪馬相手に6馬身1/4の圧勝で参戦を決めたホワイトアバリオなどが有力候補です。どちらも前に行く馬なのでウシュバテソーロがどこで捕まえに行くのかも見所です。

BCマイル

サンタニアパーク競馬場 芝1600m
芝1600m

芝1600m 3歳以上 総賞金200万ドル 日本時間11月5日(日)午前5時30分発走予定

BCマイルはアメリカの芝のマイル王を決定するレースですが、欧州のトップマイラーたちも多く参戦し好成績を上げています。

スタンド前からのスタートでグルっと1周回ってくる比較的シンプルなもの。芝コースが内側に設置されていることもあり一周距離は1400mとかなりコンパクト。

日本のローカル競馬場より更にもう一段回小回りで器用さが求められるコース。距離ロスの少ない内枠は当然有利で不利なく抜けてこれるかも重要になります。

アメリカの芝は時計も早く日本寄りで、1分32秒台~33秒台の決着が予想されます。

BCマイルの日本出走予定馬

ソングライン 牝5 戸崎圭太騎手 林徹厩舎
ウインカーネリアン 牡6 三浦皇成騎手 鹿戸雄一厩舎

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小回り適正で若干の不安はあるものの、ソングラインは海外想定オッズでは1番人気と特に期待できる1頭です。

BCターフ

サンタニアパーク競馬場 芝2400m
芝2400m

芝2000m 3歳以上 総賞金400万ドル 日本時間11月5日(日)午前6時50分発走予定

BCターフは芝2400mで行われるアメリカ芝コースの王者を決めるレースです。芝の主流である欧州馬が特に強いコースで、超一流馬でなくても地元馬に勝つケースがよく見られます。

特徴的な「ヒルサイドコース」の丁度中間あたりからのスタート。ここは4コーナーの入り口まで下り坂になっておりゆっくりとしたペースを保ちながらカーブを曲がっていきます。

最初の直線に入るまでに一瞬ダートコースを横切る必要があります。日本でも芝スタートのダートコースはありますが途中にあるのはかなり特徴的です。

ヒルサイドコースから1周1400mのトラックに入ったタイミングで再度ポジション争いに発展する事も。またかなりの小回りコースで直線も約270mと短いため、3コーナー付近ではもう日本の4コーナーのように各馬一斉に動き出します。

やはり立ち回りの上手さが求められるコースと言えそうです。

BCターフの日本出走予定馬

シャフリヤール 牡5 C.デムーロ騎手 藤原英昭厩舎

Keibit

今年は中々レースを使えていないシャフリヤールですがなんといっても21年のダービー馬!復活が期待されます。

Keibit

アイルランドからはディープインパクト産駒のオーギュストロダンも参戦!前売りオッズでは断然の1番人気でこの馬の走りにも注目です。

BCフィリー&メアターフ

サンタニアパーク競馬場 芝2000m
芝2000m

芝2000m 3歳以上牝馬 総賞金200万ドル 日本時間11月5日(日)午前4時10分発走予定

BCフィリー&メアターフはアメリカの芝牝馬路線の女王を決めるレースです。欧州馬の活躍も目立つレースですが、2021年には日本馬のラヴズオンリーユーが優勝する快挙を達成したのも記憶に新しいところ。

開催される競馬場によって特に距離が変わりやすいですが、サンタアニタパーク競馬場では2000mで行われます。

「ヒルサイドコース」からのスタートで400mほど下っていきながら楕円形のコースに入っていきます。2400mのコースと多くは変わりませんが、やはり小回りなので向こう正面から素早く動き出せる機動力が欲しいところ。また内枠の馬は距離ロスの少ない内々を守って走れる分競馬がしやすい。

BCフィリー&メアターフの日本出走予定馬

ウインマリリン 牝6 C.デムーロ騎手 手塚貴久厩舎

Keibit

ウインマリリンは年齢や近走の成績もあり人気はしていませんが内の絶好枠。香港ヴァーズ優勝経験もあるように海外でも力を発揮できる馬で1発が期待されます。

その他日本馬が出走するレース

日本での馬券発売はありませんが、以下の2レースにも日本馬が挑戦します。

BCフィリー&メアスプリント
ダ1400m 3歳以上牝馬 総賞金100万ドル 日本時間11月5日(日)午前4時50分発走予定

メイケイエール 牝5 池添謙一騎手 武英智厩舎

BCターフスプリント
芝1000m 3歳以上 総賞金100万ドル 日本時間11月5日(日)午前8時25分発走予定

ジャスパークローネ 牡4 川田将雅騎手 森秀行厩舎

Keibit

いずれも日本のスピード自慢です。特にメイケイエールは初のダート挑戦となり注目です。前向きな気性が良い方向に出れば激走もありそうですね。

ブリーダーズカップ歴代日本馬成績まとめ

以下はブリーダーズカップに挑戦した歴代日本馬の成績になります。

日本馬は苦戦傾向にありますが近年は参加馬も増えてきて、21年にはフィリー&メアターフディスタフで優勝馬も出ています。

レース馬名性齢着順勝ち馬
96年
ウッドバイン
クラシックタイキブリザード牡613着アルファベットスープ
97年
ハリウッドパーク
クラシックタイキブリザード牡76着スキップアウェイ
00年
チャーチルダウンズ
フィリー&メアターフマルターズスパーブ牝413着パーフェクトスティング
スプリントアグネスワールド牡68着コナゴールド
04年
ローンスターパーク
クラシックパーソナルラッシュ牡36着ゴーストザッパー
08年
サンタアニタパーク
クラシックカジノドライヴ牡312着レイヴンズパス
10年
チャーチルダウンズ
フィリー&メアターフレッドディザイア牝44着シェアードアカウント
クラシックエスポワールシチー牡510着ブレーム
12年
サンタアニタパーク
ターフトレイルブレイザー牡54着リトルマイク
16年
サンタアニタパーク
フィリー&メアターフヌーヴォレコルト牝411着クイーンズトラスト
19年
サンタアニタパーク
ジュベナイルフルフラット牡25着ストームザコード
スプリントマテラスカイ牡58着ミトーリ
20年
キーンランド
スプリントジャスパープリンス牡514着ウィットモア
21年
デルマー
ジュベナイルジャスパーグレイト牡210着コーニッシュ
ダートマイルピンシャン牡47着ライフイズグッド
ジャスパープリンス牡68着
フィリー&メアターフラブズオンリーユー牝51着ラブズオンリーユー
マイルヴァンドギャルド牡512着スペースブルース
ディスタフマルシュロレーヌ牝51着マルシュロレーヌ
スプリントマテラスカイ牡75着ドクターシーヴェル
22年
キーンランド
フィリー&メアスプリントチェーンオブラブ牝510着グッドナイトオリーブ

まとめ

今回はブリーダーズカップが開催されるサンタアニタパーク競馬場のコースの特徴や傾向について紹介しました。

今年は欧州に挑戦する日本馬が少なくなった反面、例年になく多くの日本馬がブリーダーズカップに出走します。特にブリーダーズカップクラシックで勝ち負けする有力馬が出走するというのは初めての事で、期待が高まりますね。


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