今週は春のマイルG1に繋がっていく重要な1戦「東京新聞杯」。
女王ブレイディヴェーグをはじめ、素質馬ボンドガールや勢いに乗るサクラトゥジュールなど豪華メンバーが揃いました。
ここでは「2025年東京新聞杯」のレース予想をしていきます。
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去年の勝ち馬サクラトゥジュールは内を見事に突いて見事に勝利。断然1番人気だったマスクトディーヴァはまさかの大出遅れで6着。波乱の結果となりました。
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【2025東京新聞杯】レースのポイント
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まずは2025年東京新聞杯のレースポイントから見てみましょう。
- 東京競馬場は開幕2週目Dコース。内側の馬場は依然良好。
- ワンターンコースで実力勝負になりやすい舞台設定。
- 「1枠」が好成績の舞台。東京新聞杯のみで見ても過去10年で3勝と最多。
- 明確な逃げ馬不在でスローの上がり勝負の可能性高い。
- 土曜日の馬場はややタフで上がり34秒台の決着が多い。
- 先行馬もそれほど多くなく、セオ、オールナット、ジオグリフ等前に行ける馬は展開利見込める。
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【2025東京新聞杯】有力馬ピックアップ
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「総評S」
ボンドガール・ブレイディヴェーグ
「総評A」
ジュンブロッサム・サクラトゥジュール・ジオグリフ
「総評B」
ウォーターリヒト・セオ
【総評S】ボンドガール・・・折り合い面で走りやすくなる1600m
通算成績は秋華賞2着を含む【1-4-1-1】。唯一大敗したのが致命的不利を受けたNHKマイルカップ(17着)だったことを考えれば、相当な安定感。
一方で気性面にやや難ありで、折り合いに気を使いながらのレースになるため後方からというケースも多い。そのため鋭い末脚を発揮しながらも、勝ち切れないというレースが続いている。
能力的には勝っていてもおかしくないというレースでも負けているので、この辺りは課題。
ただ直近3戦は、「札幌」、「中山」、「内回りの京都」とややコース適正からずれている印象もあった。今回は東京のマイル戦という事で折り合い面でレースはやりやすくなる。さらに55キロという斤量も後押しする。
ここは大きく崩れない安定感に期待して軸候補。前とそれほど差がない位置でしっかり脚を溜めれる展開になれば。丁度NHKマイルカップが内で上手く流れに乗っていたので、あのレースで勝つところが見たい。
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【総評S】ブレイディヴェーグ・・・得意の府中だが不安要素も無視できない
ブレイディヴェーグは初のマイル戦となった前走MCSが4着。1番人気を背負っていただけにガッカリしたという人も多いが、当日は内側の馬場が悪く外伸び馬場で、1枠2番だったこの馬にとっては厳しい競馬だったのは間違いない。
日本レコードとなった23年ローズSは出遅れながら最後は32.9の脚を見せての2着。また、昨年府中牝馬Sは状態面としてはあと一息という状態での出走ながら、上がり32.8で1着と現役屈指の決め手を持つ1頭。
今回はマイル戦ながら、自慢の決め手を活かせる東京は【3-0-0-0】。さらに56キロで出走可能とくれば当然主役候補になりえる1頭。
しっかり勝ち切っているレースが多く、個人的には能力では一番と見ている。
不安点は「人気集中」、「仕上がり」、「土曜の馬場」あたりと決して少なくない。
人気面に関しては「マイル戦・休み明け」などがどれくらい嫌われるかにもよるが、おそらく抜けた1番人気になりそうでやや旨味がないかも。(前日オッズでは2.9倍の1番人気)
仕上がりに関しては、ドバイターフ目標の一叩きの意味合いが強そう。コメントでは結構増えていそうなニュアンスだったので、当日の馬体重にも注目したい。ただ、かなり微妙なコメントだった府中牝馬で完勝しているように、それだけでは軽視は危険。
最後は馬場状態。土曜のタフな馬場を見ると自慢の瞬発力はやや削がれる可能性も出てきた。1日でガラッと傾向が変わる事もあるので当日の馬場には要注目。
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【総評A】ジュンブロッサム・・・前走進路取り厳しく巻き返しは十分可能
前走大敗で人気面で旨味がありそうなのがジュンブロッサム。
この馬はやはり2走前の富士Sでソウルラッシュに1馬身差の勝利が大きい。ソウルラッシュはややパワー寄りの馬場が得意なタイプだが、東京G1でも3着の実績馬。1キロの斤量差があるとはいえ、相手が充実期に真っただ中だった事を考えると勝ち切ったのはかなり評価できる。
前走マイルCSでは10着と大きく着順を落としたが、「スタート出遅れ+伸びない内の進路取り」と2重苦だったことを考えれば巻き返しは十分可能。
トップハンデの59キロとスタート不安はつきまとうので、やや買いづらいが能力面ではここでも胸を張れる。
土曜日が上がりの要するややタフな馬場だったのは気がかり。早い上がりのレースで結果を出してきただけに評価は若干下げざるを得ない。
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【総評A】サクラトゥジュール・・・去年の勝ちパターン再現可能も
サクラトゥジュールは折り合い面に難があるものの、それを上手く御せた時はきっちりと勝ち切れるだけの能力の高さがある。
特に内をとって馬群の中で折り合いをつけて、そのまま最短距離で差すという競馬が勝ちパターンで直近で勝った3勝はいずれもこの勝ちパターン。
- 23年:メイS(1枠2番)
- 24年:東京新聞杯(1枠1番)
- 25年:京都金杯(4枠7番)
今回またこの勝ちパターンを再現できそうな1枠1番を引けた。この手の競馬でひるまないR.キング騎手との相性も抜群。
一方でその気性に不安定さで人気は控えめだったが、流石に目立ち始めつつあるのと、今回上位陣が末脚自慢が揃っているので末脚勝負になるとやや分が悪くなる可能性がある。
コース取りでどこまで補えるかというところ。
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【総評A】ジオグリフ…展開利と土曜の馬場状態で浮上
早い内からG1を勝ったこともあり、出走するレースは殆どG1。その他のG2・G3では【1-2-1-0】と全て馬券圏内。中距離メインに使われ、ハイレベルなメンバーと渡り合ってきた。
好位からしぶとく粘る競馬が多く、23年安田記念6着などマイルでも大きく崩れない。
一方で決め手に欠ける部分もあり、東京マイルだと瞬発力勝負で後れを取りそうな雰囲気も。
ただ、土曜の馬場を見ると今の東京の馬場は上がりがかかっていて、ある程度前に行ってしぶとさ活かすこの馬にとっては追い風。
ここは軽視する予定だったが急遽評価を上げた。
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その他の有力馬
【総合評価B】ウォーターリヒト
典型的な人気になりにくい馬だったが、堅実な成績で徐々に人気を集めて前日4番人気。
大敗したレースもスプリングSは超スローを後方から、NHKマイルCは終始外々を回る展開。皐月賞以外は良い訳がつく。
特に同コースのキャピタルSはメンバーも骨っぽく、ここを勝ち切ったのは評価ポイント。
上位陣それぞれに不安要素はあるので、誰かが崩れればつけ入る隙は可能性は大いにある。
【総合評価B】セオ
先行策を取る馬の中でも最も自在性を感じるのはセオ。状況によっては逃げることもでき、過去には3歳1勝クラスでレーベンスティールを退けたことも。
重賞クラスでは後一歩足りていないが、展開面を味方にどこまでやれるかというところ。前日10番人気なので妙味は十分ありそう。
【2025東京新聞杯まとめ】レース予想
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予想している最中に何度も本命を入れ替え、比較的不安要素が少ない◎ボンドガールに。
不安要素を克服して上手く立ち回った馬が勝ちそう。
土曜時点のタフな馬場想定で評価を上げ下げした馬もいるので、当日の馬場状態も良く見ておきたいです。
◎ボンドガール
〇ブレイディヴェーグ
▲ジュンブロッサム
△サクラトゥジュール
△ジオグリフ
△ウォーターリヒト
☆セオ
展開予想:スローペース
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最後まで読んで下さりありがとうございました。