サマーマイルシリーズ第2弾の中京記念。久しぶりに雨の心配のない重賞レースになりそうです。
G1馬ダノンスコーピオンが参戦していますがこのところの不振もあり混戦模様の1戦です。
中京記念の傾向
今回は年齢の傾向についてピックアップしようと思います。
5歳・6歳が中心、4歳馬の成績は振るわない
以下は中京記念の過去8年の勝ち馬です。(中京開催でなかった20、21、22年と2000mで開催されていた11年以前は除外しています。)
2019年 | 1着 | グルーヴィット | 牡3 |
2着 | クリノガウディー | 牡3 | |
3着 | プリモシーン | 牝4 | |
2018年 | 1着 | グレーターロンドン | 牡6 |
2着 | ロジクライ | 牡5 | |
3着 | リライアブルレース | 牡5 | |
2017年 | 1着 | ウインガニオン | 牡5 |
2着 | グランシルク | 牡5 | |
3着 | ブラックムーン | 牡5 | |
2016年 | 1着 | ガリバルディ | 牡5 |
2着 | ピークトラム | 牡5 | |
3着 | ケントオー | 牡4 | |
2015年 | 1着 | スマートオリオン | 牡5 |
2着 | アルマディヴァン | 牝5 | |
3着 | ダローネガ | 牡6 | |
2014年 | 1着 | サダムパテック | 牡6 |
2着 | ミッキドリーム | 牡7 | |
3着 | マジェスティハーツ | 牡4 | |
2013年 | 1着 | フラガラッハ | 牡6 |
2着 | ミッキドリーム | 牡6 | |
3着 | リルダヴァル | 牡6 | |
2012年 | 1着 | フラガラッハ | 牡5 |
2着 | ショウリュウムーン | 牝5 | |
3着 | トライアンフマーチ | 牡6 |
- 3歳(1.1.0)
- 4歳(0.0.3)
- 5歳(4.5.2)
- 6歳(3.1.3)
- 7歳以降(0.1.0)
このように馬券圏内にきているのは圧倒的に5歳、6歳です。
本来充実期の4歳馬が不振であることは頭の片隅に置いておいてもよいかもしれません。今回はダノンスコーピオンやルージュスティリアなどの人気馬もこの不振の4歳馬に該当しているので注意は必要かも。
有力馬ピックアップ
◎ディヴィーナ
ディヴィーナは勝ったレース全てが中京で(4.1.0.1)。唯一敗れた「睦月S」も内が残る馬場で大外に出しての4着で悪くない。
軽ハンデで走れそうな得意舞台なだけに抽選を突破できたのがまず大きい。
上手く脚が貯まった時の末脚は本物で、
- 一気に突き抜けそうだったが致命的な不利があった「京都牝馬S」
- ブービー人気ながら33.1の鬼脚で4着に来た「ヴィクトリアマイル」
この2走はかなり評価できます。
一方、テンションが高すぎて返し馬の段階で燃え尽きたりと気性面の問題で大敗する面もある。今回条件揃って◎にしたが当日のテンションを見てから決めても遅くはないかも。
△ウイングレイテスト
前走米子Sはハイペースを前目追走で最後苦しくなったが4着は悪くない。
重賞を勝つにはもうワンパンチ足りない気もするが状態は非常に良さそう。
近走思ったような結果がでない馬が1発狙って思い切って逃げそうなメンバー構成。この馬自身も相手の出方によって逃げ・先行選べるタイプでそのあたりの融通も利きそう。
△メイショウシンタケ
米子S組のウイングレイテストを評価するなら、最後までしっかり伸びて勝ったこの馬も素直に評価したい。
そこそこ人気になりそうで、いかにも後追い感が強いのがモヤモヤするが仕方ない。
△ルージュスティリア
新馬戦では後の2冠馬スターズオンアースを負かすなどしており、調教師も「秋には大きいところを狙える」という評価の素質馬。
特に福永元騎手は「今まで乗ってきた牝馬の中でもトップレベル」「今後G1を勝てると思う」という超高評価。川田騎手が3戦続けて騎乗するのも期待の表れるともとれる。
おそらくここは人気になりそうだが、個人的にあまり良さがわかっていない。
条件戦はしっかり勝っているが重賞での走りは現時点では正直平凡に見える。ヴィクトリアマイルも10着で「よく頑張っている、精一杯の走り」というように、よくなるとしてもまだ先なのかなという気はしている。
斤量53キロを考えれば順当勝ちもおかしくないが、中京記念は4歳馬不振のデータもあるし今回は軽視したい気持ち。
消し ダノンスコーピオン
NHKマイルの覇者でマイル戦線のトップクラスで活躍してきたダノンスコーピオンだが、近走の成績が振るわない。
気になるのが不振のきっかけとなったマイルCSでの川田騎手のコメント。「成長しようと身体のバランスが変わってきている…もう一度成長してから」との事。
事実この後6着、11着、13着。
前走の安田記念後のデムーロ騎手は「上手くいったし状態は良かったのに伸びなかった。よくわからない。」というコメントで未だ問題は解決していない感じがする。
メンバーは楽になるが、その分斤量は59キロと重く信頼はしにくい。以前のように走った場合はあっさり勝たれるだろうし中途半端な印にはできないかなと。
2023中京記念暫定予想(土曜日時点)
前日のテンション次第だが◎デヴィーナを中心で考えています。2番手以下は甲乙つけがたく全て△評価で。
ただ土曜夕方時点でルージュスティリア4.4倍ディヴィーナ4.9倍でほぼほぼ1番人気というオッズ。
人気は覚悟していたとはいえリスキーな勝負になりそうです。
夏競馬ということもあり今のところ少額での勝負で考えています。
◎ディヴィーナ
△ウイングレイテスト
△メイショウシンタケ
△ルージュスティリア
△セルバーグ
△アナゴサン
△アドマイヤビルゴ
△ホウオウアマゾン
想定ペース・・・ミドル
2023中京記念最終予想(日曜日昼頃更新予定)
日曜日外差しが結構決まっていて差し組を少し重視したい。予想を大きくは買えませんが△ウイングレイテストと△メイショウシンタケの順番だけ入れ替えてみます。
◎ディヴィーナ
△メイショウシンタケ
△ウイングレイテスト
△ルージュスティリア
△セルバーグ
△アナゴサン
△アドマイヤビルゴ
△ホウオウアマゾン
想定ペース・・・ミドル