【2025チャンピオンズカップ】新星と古豪が激突!タフコース適正が攻略の鍵!?【レース予想】

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2025チャンピオンズカップ レース予想 

今週は、下半期のダート王者決定戦「チャンピオンズカップ」が行われます。

ジャパンダートクラシックで圧巻のレースを見せた次世代の怪物候補ナルカミを中心に、ウィルソンテソーロやメイショウハリオといった古豪から、路線変更のシックスペンス、上がり馬ダブルハートボンドなどバラエティーに富んだメンバー構成となりました。

この記事では、【2025年チャンピオンズカップ】のレース傾向、各馬の過去レースから読み解く“買い材料”まで、勝ち馬を探るためのポイントを詳しく解説していきます。

Keibit

2024年は、レモンポップが2連覇で有終の美。
1~3着馬が23年と全く同じ“レモンポップ→ウィルソンテソーロ→ドゥラエレーデ”となった事も話題となりました。

目次

チャンピオンズカップのコース図

Keibit

まずはチャンピオンズカップが行われる中京ダート1800mのコース図から見ていきましょう。

中京ダート1800m
コース形態
中京ダート1800m高低図
高低図
  • 1コーナーまでも約300mと短く序盤のポジション争いが鍵
  • 中京ダートコースの直線は410.7mで東京に次ぐ長い直線、高低差2.0mの急坂も中山に次ぐ2位。
  • 「上り坂スタート+向こう正面半ばまで続く上り坂+最後の直線の上り坂」と屈指のタフコース
  • スパイラルカーブで直線は馬群がバラけやすいものの、
    道中から外回しは厳禁、内々で立ち回りたいコース。

過去10年から見るチャンピオンズカップのレース傾向

次は過去10年から見るチャンピオンズカップの簡単なレース傾向です。参考程度にどうぞ。

  • 過去10年で7頭が再び3着以内に好走、G1の中でも屈指のリピーターレース。
  • 3着内率は「3枠」30.0%→「1枠」29.4%→「2枠」25.0%、内寄りの枠から好走馬が出やすい。
  • 「7枠」「8枠」は過去10年で勝ったのは23年レモンポップ(8枠15番)のみ。外枠は勝ち切るのが難しい。
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更に詳しい傾向を知りたい場合は、以下の記事を参考にしてみて下さい。

有力馬ピックアップ

有力馬ピックアップ

S評価
ナルカミ

A+評価
ウィルソンテソーロアウトレンジ

A評価
メイショウハリオダブルハートボンドラムジェット

B+評価
サンライズジパング

B評価
ルクソールカフェシックスペンステンカジョウ

・妙味については前日オッズを参考にしています。
・馬場状態は良を想定しています。

◎ ナルカミ・・・圧巻のJDCのパフォーマンス

実績から見るナルカミ

6戦5勝【5-0-0-1】

唯一の敗北は、次期怪物候補として1.1倍に支持された2戦目の3歳1勝クラス(中京ダ1800m)。
出足が鈍く、ロードラビリンスと競り合う形になり、オーバーペースの逃げでまさかの7着。
「返し馬からパニックになった」とコメントがあったように、ムキになっての自滅と若さを見せた。

その後厩舎を移籍し、立て直しを図ってからはレースぶりも徐々に安定。
初の地方戦かつ不良馬場となった不来方賞(Jpn2)では、楽にハナをとって後ろ振り返る余裕も見せて2馬身半の勝利。

大一番となった、前走ジャパンダートクラシック(Jpn1)圧巻のパフォーマンス。
前半60.2というハイペースの逃げながら、気負いは感じられず自分のリズムを守ったレース運び。
ダート3冠がかかったナチュラルライズに3馬身をつけ、力でねじ伏せた。

チャンピオンズカップでの評価


持ち前のストライドの大きさと、絶対的な能力の高さを活かした積極的な競馬が魅力。

前走3着のルクソールカフェが武蔵野Sで圧勝したように、現3歳世代のレベルの高さも伺える。
また、今回現ダート2強のフォーエバーヤング、ミッキーファイトは共に不在。
以下はジャパンダートクラシックだけの比較。

勝ち馬勝ちタイム2着(タイム差)前後半ラップ砂厚
ナルカミ2:03.7ナチュラルライズ(0.6)60.2/63.59センチ
フォーエバーヤング2:04.1ミッキーファイト(0.2)61.6/62.510センチ
25年、24年ジャパンダートクラシック比較

砂厚変更があったため単純に今年の方が優れているとは言えないが、昨年のフォーエバーヤング、ミッキーファイトに匹敵するパフォーマンスと言えます。

懸念点は、2度の直線の坂があるタフコース。
ジャパンダートクラシックでは1ハロン長い2000mとは言え、12.9-12.4-13.7とラスト1ハロンは大きく落としている。
Hペースなら後ろを離すセーフティーリードの逃げ、後続をある程度引き付けるならMペースで運びたい。

鍵となってくるのは、前走59.3のハイペース逃げから押し切ったダブルハートボンド。
ペース激化も予想されているが、ダブルハートボンド自体は2~3番手からの競馬でも安定した強さを見せており、共倒れとなる逃げ争いに発展する可能性は低いとみる。

タフコースで差し馬に目が行きがちだが、逃げや2番手の馬も堅実に馬券圏内に入ってくるレース。
来年は更に上にステージも見据えている馬。抜けた人気でも嫌いたくはない。

S評価
総評
妙味B
妙味

〇ウィルソンテソーロ・・・リピーターレースで要警戒

実績から見るウィルソンテソーロ

23年、24年チャンピオンズカップに共に2着。
23年は原優介騎手が道中は最後方付近の内目で徹底的に脚を溜め、直線回り切ってから外に出す神騎乗もあって、レモンポップの2着。
昨年の川田騎手も中団の内目でじっと我慢して、直線で外に持ち出しレモンポップをハナ差まで追い詰めた。

2走前の南部杯はひと塊となった先行集団の6番手追走。直線に入ると他馬とは次元の違う脚で、一瞬で4馬身突き放す非常に強い勝ち方だった。

チャンピオンズカップでの評価

この馬自身2年連続でこのレースを好走しているように、適正の出やすいコース。
内でしっかり脚を溜めて、直線外に持ち出すという好走パターンを確立できているのが大きい。

中央、地方、海外問わずに実力をしっかり出せる点も頼もしい。

不安点はやはり前走JBCクラシックの敗戦。2.2秒差の5着と、この馬としては大敗の部類。
帝王賞(5着)はサウジ→ドバイの連戦後の影響もありそうだったが…
陣営も状態もよく敗因不明とコメントしているのもモヤモヤが残る。

得意コースでの一変を期待。

A+評価
総評
妙味B
妙味

▲アウトレンジ・・・タフ展開だった帝王賞の再現狙う

実績から見るアウトレンジ

2走前帝王賞では内枠からロスなく4番手追走。
前半60.7後半62.4と前傾ラップで、先に抜け出したミッキーファイト、ノットゥルノ、ウィルソンテソーロにはやや厳しい展開。
それでもミッキーファイトにクビ差まで迫り2着でタイムも優秀(2:03.1)

前走みやこS(7着)は不良馬場でレコード決着のスピード馬場。
「ついていくのでいっぱいいっぱいでした。」とレース後コメントが出たように、前目の好位追走が多いこの馬が8番手追走と厳しい展開。

チャンピオンズカップでの評価

2度の直線の坂を上る必要があるタフコースの中京1800m。
タフな展開だった帝王賞でミッキーファイト2着の実績が輝く。
単純なタイム比較は危険だが、2:03.1はJDCのナルカミ(2:03.7)よりも優秀。

今回は5枠9番と無難な枠で、元から立ち回りも上手い馬。
外々を回りたくないコースだけに、好位でロスのない立ち回りができるのは大きなプラス要素。

苦手な条件、展開ではあっさり崩れる脆さは気になるが、前日7番人気と妙味はたっぷり。

A+評価
総評
妙味A
妙味

△ メイショウハリオ・・・ラストランにして絶好調、ワンチャンスある内枠

実績から見るメイショウハリオ

地方の大レースを中心に長年トップクラスで渡り合ってきたメイショウハリオ。
31戦10勝【10-4-5-12】の通算成績がそれを物語る。

2走前の平安S(7着)は直線前が壁になって満足に追えなかってのもので度外視が可能。

前走JBCクラシックでは捲り気味に上がって行ってミッキーファイトに0.6秒差の2着。
8歳にして健在ぶりをアピール。

チャンピオンズカップでの評価

チャンピオンズカップは21年7着、23年5着。
特に23年のレースは今回と同じような2枠からのレースで、内で上手く脚を溜めれていただけに、やや物足りない。

中央ではあと一押しが足りない状況で、更に年齢を重ねての8歳はやや厳しい印象も。

とはいえ、一時期体調面での不振を乗り越え、引退レースとして悔いのない出来と陣営も胸を張る。

今回は、主戦の浜中騎手から武豊騎手に乗り替わり。怪我での乗り替わりであるが、何かももう一押し欲しい状況では期待の方が大きい。
兎にも角にもロスなく乗った馬の中から浮上しやすいレースではあるので、2枠3番はワンチャンスある好枠を活かせれば。

前日8番人気で味も感じさせる。

A評価
総評
妙味A
妙味

その他の有力馬

ダブルハートボンド A評価
前走みやこSはレコード決着の京都の不良馬場。前半59.3を途中からハナに立つ展開で押し切っており、強気のレースでも大きく崩れないのが強み。
今回1枠2番と前に行く馬としては理想的な枠を引けたのも大きい。

不安点としては、今回はG1挑戦かつタフコース、前回とは違う適性が求められる点。

とはいえ、通算成績は【6-1-0-0】で1800m戦に限れば6戦6勝。中京ダ1800mも3戦3勝。
両方難なくこなす可能性は十分で、2番手からでもレースができる柔軟さも〇。

ラムジェット A評価
昨年の東京大賞典ではフォーエバーヤング、ウィルソンテソーロに次ぐ3着と実力は十分。
今年は積極的な海外遠征もあって成績は下降気味だったが、ここにきて状態的は一気に上向き。
エンジンの掛かりが遅く、前崩れの展開待ちだが、長い直線かつタフなコースは歓迎。
不器用さを差し引いても、今回は状態面で評価したい1頭。

× サンライズジパング B+評価
こちらもラムジェット同様タフコースで評価したい1頭。
昨年は絵に描いたような外々を回される厳しい展開。それでも6着に来たように能力はある。
どうしても楽に追走し辛いタイプで、今回も7枠13番。
結局昨年のようなレースになってしまう可能性も大きいの評価の順番としてはこの辺り。

× ルクソールカフェ B評価 
3歳のナルカミをS評価にしてこの馬をB評価というのは自分でもやや極端な気もするが、やはり8枠16番の大外枠はシンプルにきつく抑え評価で。
おそらくスタートから出していって、好位につけるとは思うがその過程である程度脚は使わされそう。
前走の武蔵野Sの勝ちっぷりやカフェファラオの全弟という点をみても、来年のフェブラリーSでこそ狙いたい馬に見える。

× シックスペンス B評価
色気を持って挑んだ大阪杯、安田記念が案外。その後ダートに矛先を向け、南部杯でいきなりの2着好走。
今回の上位人気の中では軽視したい1頭。ナルカミから入る以上ある程度絞るか、人気馬の中で軽視する馬が欲しい。
芝の走りから見るに脚を溜めれる流れが欲しいイメージ。
今回ナルカミが息の入るペースで引っ張るかは怪しい。
3連系の押さえくらいの評価で。

× テンカジョウ B評価
牝馬ダート路線を中心に【6-2-4-0】と全て馬券圏内と安定した成績を残してきた。
今回の相手強化を考えればなかなか厳しい戦いが予想されるが、牝馬ダート路線からの好走といえばサンビスタ(14年4着、15年1着)の例もある。
とにかくロスなく乗った馬はワンチャンスあるレースと見ているので、馬ごみにもひるまないこの馬は資格は十分。
10番人気という評価を見ても少額押さえておく余裕はありそう。

【2025チャンピオンズカップ】最終レース予想

レース予想
エスキース

◎ナルカミは人気でも前走パフォーマンスを素直に評価。
隊列も案外すんなり収まると見て。
相手はレース適性感じさせ、ロスない競馬を期待できる〇ウィルソンテソーロ、▲アウトレンジあたりに期待。

◎ナルカミ
〇ウィルソンテソーロ
▲アウトレンジ
△メイショウハリオ
△ダブルハートボンド
△ラムジェット
△サンライズジパング
×ルクソールカフェ
×シックスペンス
×テンカジョウ

想定ペース:ミドル~ややハイの淀みない流れ

Keibit

最後まで読んで下さりありがとうございました。

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